
排気ガス排出ノズル自動戻し装置の製作の続きです。
リンクの加工をしようかと思っていたのですが、電気系の部品が揃ったので、先に電気回りを仮組みして動作確認することにしました。
今回の電気系は、基本的には買った部品をほぼ数珠繫ぎにするだけなので、公開なしで作るならば、わざわざ回路図を書いたりしない規模のものです。
が、みんカラのブログに書くにどうにも説明しにくいので、せっかくなので回路図を描いてみました。
ざっくり説明すると、上側左から、
・AC100VからDC27Vを作り出すスイッチング電源、
・プッシュスイッチを押すと、ある程度時間が経ってから駆動を始めるための遅延タイマー、
・モーターとリンクとを結合したりフリーにしたりする電磁クラッチ、
・27Vから12Vを作り出すDC/DCコンバータ、
・電磁クラッチを先に繋いで、確実に繋がったのちにモーターを回し始めるための遅延タイマー、
・下に移って最後にモーター
です。
残りの下側のものは、リンクを縮めてノズルアタッチメントを引き込んだときに、電源を切るための仕掛けです。リミットスイッチを並列に2つ使って、リンクの両アームともに手前に引き込まれたときにだけ電源が切れるようにしています。
まずはこのコンセントに近い側からスイッチング電源までの作成を始めました。
ケーブルを適当な長さに切っては被覆を剥き、メインスイッチ、リミットスイッチにはんだ付けをして、分解・組立のためにギボシ端子をつけて、そこまで完成です。タイトル画像の通りです。
リミットスイッチはこういうやつです。

AC100Vにもそのまま使えます。スイッチを押すレバーにコロが付いているタイプ。
リミットスイッチの動作の様子がこちら。
最初にメインスイッチをONにすると、27Vが出力されます。まずはすぐにメインスイッチをOFFにしていますが、ゆっくり0Vに戻っているかと思います(これは電源に負荷になるものを付けていないために、コンデンサに蓄えられた電荷が抜けるのに時間を要しているからで、実際にはすぐに0Vになります)。
次に、リンクが手前に引き込まれてきて、リミットスイッチが押された様子を模擬して、手で押してみています。片方だけ押しても電源は切れませんが、両方ともに押したときに電源が切れているのがわかるかと思います。
思った通りの動作ができていますね。ひとまずちょっと進みました。
次にその直後にあたる回路図の上側真ん中辺りの遅延タイマー周りの作成に移りました。
プッシュスイッチは、それを押すことで遅延タイマーに開始のトリガー信号を与えるためのものです。

この左側ですね。仕様を見るとトリガーは3〜24Vと書かれているので、27V電源をそのまま使ってしまうとオーバーしてしまいます。そこで、抵抗を2つ使って分圧することにしました。中2の理科で習うやつですね。

この抵抗のところをそのまんま空中配線で作ったものがこちら。

はんだ付けはちょっと下手くそですがしっかり付いていると思います。
これに熱収縮チューブの被覆を被せて、プッシュスイッチを付け、右上のDC入力とも接続したものがこちらです。
テスターでおかしくないか何度も確認して問題なさそうです。
よしよしできたと思って繋いでみると、‥‥‥‥、何故だかこの遅延タイマーが動かないのですよ。トリガー配線を抜き、DCに27Vをかけるだけにしても動きません。
何でだろう?? (あれ??? 配線おかしくて壊したか?)
3桁の7セグメントの表示も点かないのですよね。別の12V電源を繋いでみても、やっぱり動きません。正確にいうと、別電源を繋いだときは一瞬だけ7セグメント表示が点いて、その後点かなくなりました。
何か勘違いをしていないか!? それともこのタイマーが初期不良品なのか?? う~ん、進まなくなってしまいました。
前回部品を載せたときにはなかった回路図右上の遅延タイマーも入手(これは2つの可変抵抗で時間調整をするアナログ式)していたので、
今日中に電気系は全系完成できると思っていたのに‥‥‥‥残念。
Posted at 2023/11/23 21:55:38 | |
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