
今日は確定申告で半日以上つぶれ、その後にModdoreの基幹パーツのモーターと電磁クラッチの軸の加工をしておりました。

この電磁クラッチは、モーターシャフトに上から挿してあるだけで、軸は固定されていません。
モーターのシャフトには3mmの穴を開けてあり、

(だいぶ前の加工時の写真です)
Dカット部の延長部材は元々3mmの穴が開いているものを削って作成したものです。
これをガッチリ付けなきゃいけないのですが、いろいろやっても滑ってしまってうまくいかず、ネジを切ってネジ止めすることにしました。
ネジを切るにはネジタップを使うわけですが、

このアマゾンで買った手持ちのセット(千円しない安物)ではできません。
まず、既に開いている3mmの穴に対してできるだけ小さい径のネジを使いたいので、

M3.5のネジを使うことにしました。
M3.5は機械部品としては使われますが、あまり一般的ではないので、このサイズはネジタップセットに入っていません。また、ネジ自体もホームセンターや一般向けの部品屋さんでは売っていませんしね。
そして、ネジタップセットにあるタップでは、貫通していない穴の奥までネジを切ることができません。
穴の奥までネジを切るには、
https://www.monotaro.com/note/readingseries/kakougenba/0801/
の

にあるように、(a)→(b)→(c)と先端の山の高さの違うタップを順に変えて切る必要があります。
貫通穴の場合には、奥まで通せばいいので、先タップだけあればいいのですけどね。
ということで、M3.5の3本セットのタップを買いました。

なお、M3.5のネジタップの下穴は2.9mmで開けるのが規格らしいのですが、3.0mmでもまあたぶん問題ないでしょう。
先っぽはこんな感じです。

右から順に使って奥までネジを切っていきます。
さてまずは、Dカット延長部材から始めました。ネジを切るのに固定しないといけないので、

木に穴を開けて挿し込んで固定することにしました。
ネジタップセットにあるハンドルを3.5mmタップに取り付けてネジを切ります。
途中でトルクに負けて部材が木の中で回り始めちゃったので、Dカット面側に穴を拡げて隙間に爪楊枝を打ち込んで固定してと。

この部材はアルミで柔らかいので、簡単にネジが切れていきます。綺麗に切れました。
次に、モーターシャフトの方にもネジを切りました。

‥‥と、書くと簡単ですが、こちらは苦労しました。素材がとても硬いのです。切粉も取らなきゃいけないので、本当にちょっとずつちょっとずつ切り進めました。3本セットの上タップまで使って、ネジ切り完了です。
今日は、ネジを切っておしまいですね。
ネジの長さ調整をしないといけないので、続きはそこからまた後日に。
Posted at 2024/02/10 20:25:23 | |
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