
先日の邑楽へのドライブにおいても、PボタンのON/OFFで排気経路は機嫌良く切り替わっておりました。しばらくの間はこのままで問題なさそうですが、そのうちに軸ゴリのある排気バイパスバルブが壊れると想定して、修理方法をぼちぼち考えています。
ダイヤフラムでバタフライバルブを開閉する機構でできている排気バイパスバルブ本体は、
量産されている汎用品を使おうと思っています。そして、せっかく変えるのならば、純正と同じ平常時
閉(normally close)のタイプから、平常時
開(normally open)のタイプに変更したいなぁと思っています(タイトル画像)。
そのためには、バルブを駆動するダイヤフラムへの負圧の掛け方を反転させなければいけません。
以前のブログで書いたように、カプリスト製の平常時開の排気バイパスバルブでは、ソレノイドバルブのところの負圧と大気解放の
エアホースの付け方を入れ替えるやり方で、それを実現しています。私はそうではなくて、
電気的にソレノイドの駆動ON/OFFを入れ替えたいなぁと考えています。
理由は、そのブログで書いたようなこと(フェイルセーフの一貫性)もありますが、私の車の使い方として、
排気バイパスバルブを開けていることの方が圧倒的に多いので、ソレノイドにずっと
通電し続けているというのがイマイチだなぁと思うためです。
電気的入れ替え方法としては、ソレノイドの直前にこういう反転回路をはさみ込めばいいと思います(ほぼほぼ既出の図)。
この回路自体はたぶん作れると思うのですが、純正の配線を切ったりしたくないので、ソレノイドバルブと配線が繋がっている防水コネクタのところに、別のオス・メスコネクタを使って追加回路を挟み込みたいところです。
でも、その
コネクタのオスが見つけられないのです。
まず、そもそも355のソレノイドバルブにどのようなコネクタが使われているのかですが、こういうものが使われています。
このコネクタの形を頼りにして、
配線コム(hi-1000.com)で調べてみると、
おそらく、この110型JFCタイプ2極のコネクタであると思われます。
このタイプのコネクタは、ソレノイドバルブ用としてはあまり使われていないようなのですが、いろいろなメーカがそこそこ採用しているようです。
先ほどの110型JFCタイプ2極のFコネクタの製品紹介のページに、その利用例としてオス側のコネクタが載っています。
これは燃料インジェクタですね。このコネクタが、355のソレノイドバルブと同じコネクタに見えます。
これは、インジェクタ用としてはそこそこ使われているようです。他にも水温計のコネクタとして採用されていたりもしています。
ちなみに、110型JFCタイプにはメスコネクタの切り欠き(オスコネクタの出っ張り)の位置が違う3種類のコネクタがあるようです。

きっと、挿し間違いの防止に使うんでしょう。
さて、こんな感じで配線コムで売っているように、
メスコネクタ(Fコネクタ)については入手に問題はありません。Amazonでも売っています。そうなのですが、
オスコネクタ(Mコネクタ)については、いろいろ探しても見つけられないのです。
そもそもこの手の防水コネクタのオス側は、先のインジェクターのように、その
部品の一部として一体として成型されるものだと思います。言い換えると、ケーブルに繋ぐオスコネクタを単体として使うケースというのは、基本的にはないと思います。
あるとすれば、純正からなんらかの事情で
部品を違う場所に
移設したいような場合(かつ純正に戻すことも考えた場合)に、両側コネクタの延長ケーブルを作りたいようなケースでしょう。でも、ケーブルそのものを長いものに変えた方が
スッキリ配線できるでしょうし、コネクタ接続が増えると
信頼性も下がりますので、そんなことをやるケースもほとんどない気がします。
とはいえそれでも欲しいので、オスコネクタ単体が売られていないものか結構探したのですが、やはりというか見つけることができていません。もしも、
このオスコネクタを単体を入手する手段をご存じの方がいらしたら、ぜひ教えてください。
次善の策としては、オスコネクタが一体成型されている
できるだけ安い部品を買ってきて、コネクタのところを
切り取って使うという方法があるかなと思います。それで調べてみると、フォードやリンカーン用として売られている燃料インジェクターが、私が調べた中では一番安く売られているようです(送料込で600円未満)。
他にもベスパ等のバイク用、ゴルフ用のインジェクターもこのコネクタを使っているようですね。
インジェクター本体が無駄になってしまいますが、こういう部品からコネクタ部分を切り取って使うしかないのですかね?
それから、ソレノイドバルブでも、三菱車用で同じコネクタを使っているものがありました。
送料込みで一つ1300円くらいで買えます(Amazonでも1500円くらい)。
この三菱車用のこのソレノイドバルブは
355純正に近い形だったりするので、ソレノイドバルブが壊れたときの代替に良さそうですね。固定についても、大きいワッシャを使うくらいの工夫で、純正の台座の四角穴に取り付けられそうです。
そして、このソレノイドバルブは、大気解放のところにもニップルがあるタイプのようなので、電気的入れ替えではなくて、エア配管の入れ替えで負圧の掛け方を反転させる部品としても使えそうですね。
‥‥‥ん?ということは、‥‥‥これを使えば、電気系の加工がいらないなぁ‥‥‥でも、電気的入れ替えの方がやりたいしなぁ‥‥‥でも、そのためのオスコネクタがないしなぁ‥‥‥
‥‥と、ちょっとぐるぐるするのでした。
もうちょっと落ち着いて考えておきましょうか。
Posted at 2024/09/12 20:21:55 | |
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