
今日はModdoreの自動化改良の続きをやっていました。作成した測距モジュールをModdore本体に接続して、引き込み動作が開始できるところまで確認できました。
以前のブログで書いたように基板はできているので、測距センサーと基板をケースに入れるところからです。手持ちに余っているプラケースがあったので、それを使うことにしました。
センサーの横幅がちょうどそのケースの幅にピッタリ。
光学式センサーなので、箱に穴を開ける必要があります。後々の汚れを考えるとレンズを剥き出しのままというのも少し憚られる気がしたので、
カバーガラスを付けることにしました。
それで用意したものがこちらです。学習教材の
顕微鏡用のスライドガラスです。

5枚入りで197円でした。何か流用できるいいものはないかといろいろ考えて、ようやく思い付いたものです。
買ってから気が付いたんですが、片方の端がすりガラスになっているんですね。たまたまなのですが、透明なところの幅でサイズは足りることがわかり、これでOKでした。
ケースにちょうど嵌まるようにしたくて、やや大きめに残るように、端っこのすりガラスのところを割りました。
これではまだ大きくて入らないので、砥石で削ります。
なかなか削れませんが、頑張って削ります。一応、砥石が勝つようです。

ピッタリ入るようになりました。
センサーをあてがって墨付けをして、

ドリルで穴を開けて、

ヤスリで穴を拡げて、

削ったガラスを内側からボンドで貼り付けました。
表側から縁の段差をコーキングしたいところなので、内側からの固定はこんなもんでいいでしょう。
次に
測距センサーの固定方法を考えます。
2つのレンズの間を繋ぐ壁に穴が開いているので、小さいLアングルを作ってネジ止めすることにしました。
隙間のサイズと、

凹みのサイズを測って、

プラのLアングルから切り出します。
切り出したLアングルをセンサーにあてがって、

余分と穴に印をつけて、

留め具の完成です。
これをネジでこういう風に固定して、

この広い面を接着剤でガラスに貼り付けました。

こうすれば、一応ネジで脱着できます。
次は、基板の固定です。
5.5mm厚MDF板を小さく切り出して、

基板にタッピングビスで固定して余分を切り取って、

基板に足を付けました。
この足を接着剤で箱の内側に貼って、基板の固定もOK。
ケーブルを通す穴を開けてケーブルを通します。タイラップでの抜け止めも付けておきます。
これで、後は閉めれば、

こんな感じのユニットの形になりました。
さて、蓋をちゃんと閉める前に、
センサー反応距離の調整を行います。
床に紙(アマゾン梱包材)を敷いて、センサーを固定し、

そこからの距離をマーキングして、

実際に計測ターゲットを置いて、調整します。
まず、距離に応じてセンサー出力電圧が変化することを改めて確認しました。
そして、本番の調整です。
実際のターゲットを使って、出力がONになる距離を160cmに調整しました。前回書いたポテンシオメータで距離の調整ができます。
そしてこれが、調整した結果です。
160cmにしたのは、ガレージの後ろの壁から車までの距離を改めて測ってみて、それくらいがいいかなと思って決めました。
これで良さそうなので、ケースの蓋の溝にゴムのガスケットをいれて、蓋を閉め、
ケーブルの先にModdore本体と繋ぐコネクタをはんだ付けして、
測距モジュールは完成です。
この測距モジュールは、Moddoreの中のトリガースイッチのリモコン受信部のコネクタに割り込ませます。そのため、短くオス−メスを繋いだところからメスコネクタを引っ張り出したようなハーネスを作りました。
これで、後は繋ぐだけですね。
ガレージからModdoreを外してきて、久々にコントローラボックスの蓋を開けました。
この◯で囲ったコネクタに挟み込みます。
一旦、中間層を取り外して、

底の穴から測距モジュールの先のコネクタを突っ込んで、

なんとか通しました。
ここに、先のハーネスを繋いで、

上の緑◯の間に挟み込みます。
何だか、ピンボケ写真が多いですね。マクロになっていなかったのかも。
これで、試しに動かしてみました。まだ部屋の中で床に置いた状態ですが、
ターゲットの距離が離れると引き込み動作タイマーが動き出すことまでは確認できました。
後はガレージに設置して、車でのテストを残すのみですね。もうちょっとです。
《つづく》
Posted at 2024/09/15 20:56:35 | |
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