
秋を感じる気持ち良い天気だった今日は、久しぶりに梁(やな)に行って鮎を堪能して来ました。
先日の鮎祭りでの鮎がぞんざいにしょぼかったので、そのリベンジでもあります。
まず、梁に馴染みのない方もいらっしゃるかも知れませんので、どんなものなのかについて軽く触れておくと、こういう大掛かりな漁具のことです。
主に那珂川中心となりますが、栃木にはこの梁を仕掛けた川沿いのレストランがたくさんあります。ただし、今日行った梁は那珂川にあるものではなくて、うちから30分足らずで行ける鬼怒川にある梁です。
こちらの「岡本観光やな」さん
この辺りの鬼怒川の川幅(堤防間距離)は500m以上はありますが、通常時に水が流れている幅は100mもないと思います。それがさらにいくつかに分かれていて、西側にある細い流れに梁が仕掛けられています。
上のGoogleマップの衛星写真のレストランのあるところをそのまま拡大してみると‥‥‥

あれれっ??? 建物が写っていませんね。
それは、岡本観光やなは、鮎のシーズンの6月中旬頃~10月末の期間しか営業していないためだと思います(一年中営業している梁もあります)。海の家と同じように、その期間にだけ建物を建てて営業しているようなので、衛星写真が撮られた時にはなかったのでしょう。
さて、少し涼しくなってきた今の時期は、おそらく最も混むハイシーズンだと思われるため、お昼には少し早い11時頃に行きました。それでも駐車場はすでにほとんど埋まっていて、なんとか空いているところを見つけられるくらいでした。
表側に回っていき、
店の中に入ると、まんま海の家のような造りです。今日は涼しくて、時折弱く吹く風が心地良いですね。
駐車場の混み様とは違って、店の中はそんなには混んではいませんでした。でも、外ではたくさんの子供達が遊んでいたので、川遊びを兼ねてやって来ているんでしょうね。テラス席のおじさんグループも朝から長居していそうです。
メニューはこんな感じで、鮎飯定食をいただくことにしました。
で、やって来た料理がこちら。
おぉ〜、塩焼きの鮎が太くて立派です。鮎祭りのときにはほっそい鮎だったので、これでリベンジできました。お腹には子もたくさん入っていて、美味しい鮎です。鮎祭りではまともに食べられなかった鮎飯も食べられて、鮎フライまで付いて満足できました。値段は塩焼きもフライも1尾500円なので、高くはないと思います。
食事しながら視界に入る鮎の焼台の方を見ていると、
店の人が、バケツに入れた生きたままのたくさんの鮎を焼台のそばの流しに持ってくるところに遭遇しました。暴れて跳ねています。
さすが梁ですね。こちらでは、鮎の刺身もいただけるのですが、抜群に新鮮な鮎を使っているようです。こういうのを見ちゃうと、また来たくなります。
さて、しっぽだけ残して、骨も頭も全部いただきました。
嫁さんは鮎のワタの苦いのがそんなに得意じゃないのですが、この鮎はお腹も含めてすごく美味しかったようです。
食べた後には、少し梁の方にも行ってみました。
この梁は比較的小さくて、鬼怒川の本流から分かれた数m幅しかない流れのところに掛けられたものなのですが、それでも水量は多く流れも速くて十分に迫力があります。
川側から建物を見ると、こんな感じの掘立小屋。柱も梁(「やな」じゃなくて「はり」)も鉄骨ですけどね。
帰りがけに基礎部分を見てみると、コンクリートの台座の上に土台と柱が乗っかっているだけでした。もう少し上の方で、ワイヤーで地面に固定されていましたけどね。
あと1ヶ月くらいで今年の営業は終わるところだったので、鮎リベンジを思いついて、今日行けて良かったです。今年はさんまの当たり年で、さんまを美味しくいただいていますが、鮎もやっぱりいいですね。
《追記》おっと、もしも行ってみようと思われる方がいらっしゃいましたら、足回りを固めていたり車高を落としたりしている車では行かない方がいいです。店までの河川敷の道は、ボッコボコの砂利道です。
Posted at 2025/09/23 15:03:58 | |
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