
休みの日のドライブは、キャスター付きフレームに取り付けた
排気ガス排出ノズルをマフラーエンドに合わせるところから始まります。
355に、
スピットファイアも。
シャッターを閉めたままのガレージでエンジンを掛ける車は、長らく355しかなかったので、壁の送風機から垂れ下がっている排気ダクトホースは、最近まで常に355用の排気ガス排出ノズルに取り付けてありました。

※一昨年、送風機と355用の排気ガス排出ノズルをダクトホースで始めて繋いだとき
今はスピットファイアが増えたために、直前に乗っていた車に応じて、
排気ダクトホースを付け替える作業が増えました。
355で出掛けたときには、排気ガス排出システムの使用後すなわちドライブに出発した直後に、自らの
ホームポジションに戻る装置(
Moddore)を作ったので、家に帰ってきたときにスムーズに車を入れられます。
これを使い始めて1年半になりますが、もうない状況には戻れません。
それに対して、スピットファイアの方にはそんな装置はないので、排気ガス排出ノズルは
出しっぱなしのまま。駐車していた場所でマフラーエンドに合わせていたということは、次の駐車のとき、すなわち
戻ってきたときに自ずと邪魔になるのです。
そして、うちの近隣は住宅街です。
355もスピットファイアもかなり勇ましい音がする(@保安基準内)ので、出発時も帰宅時もエンジンを掛けた状態で外にあまり停めておきたくはありません。
シャッターを開ければ一刻も早く家から離れ、戻ってきたら一刻も早くシャッターを閉めたいわけです。が、物理的に邪魔なものがあればそうもいかず、帰ってきたときには仕方なくガレージの外に車を一旦停めて、降りて排出ノズルを後ろに下げ、再び車に乗り込んでガレージに入れることになります。
納車前に
スピットファイアの排気ガス排出ノズルを作ったときには、新たに排気ダクトホースを付け替える作業が増えるため、戻す装置はなくてもいいかもな、なんて思っていました。が、実際には、
シャッターを閉めたガレージ内でゆっくりと行う出発前の儀式と、早くガレージに入れたくてやや慌てながら片付ける作業とでは、まったく心持ちが違うのです。
納車後1ヶ月半が経ち、すでにスピットファイアで出掛けた後に何度かやっているわけですが、
毎回毎回、この一手間を何とかしたいと思わせられるわけです。ちょっとした作業なんですけどね。
ということで、
スピットファイアの排気ガス排出ノズルの方も、出掛けた後に元の位置に戻る装置を作ることにしました。
ただし、Moddoreは
「固定された壁際に引き寄せる装置」なので、
後ろがシャッターとなるスピットファイア側には向いていません。また、車が小さいこともあって、355よりもガレージ内での
駐車位置の自由度が高く、駐める可能性がある範囲をリンク機構でカバーしようとすると、かなり大きくなってしまいそうなのです。
そこで今度は、ノズルが取り付けられたキャスター付きフレームに
駆動輪を付けて、自走で下がってもらおうと思っています。
出発前にマフラーエンドにノズルを合わせるときには、手で自由に動かせないと困るので、
必要なときだけ駆動輪を出すような機構にするのが良いかなと思います。
それを踏まえたおおよその構造は、こんな感じですかね。黄色が駆動輪、紺が駆動輪を回すモーター、緑が駆動輪を上下に動かして必要なときだけ接地させるリニアアクチュエーターです。
装置の動作イメージとしては、
(0) 出発(これは人の行動)
(1) 車がいなくなったことを判定する
(2) 駆動輪を下げる
(3) 駆動輪を回転して後ろに下がる
(4) シャッター(壁)に近づいたことを判定する
(5) 駆動輪の回転を止める
(6) 駆動輪を上げる
とこんな感じです。
Moddoreのように
「ホームポジションに戻す」ものではなく、
「邪魔にならない位置まで適当に下がる」イメージ。
部品は、Moddore製作で余っているものも使えますし、すでにアリエクで発注を始めました。例えば、こんなリニアアクチュエーター用のドライバー基板とか。
全体像がきっちりと固まっているわけでないので、基幹となるところを部分的に作って実験したりしながら、構造や作り方を考えながら作っていこうと思っています。
車には乗りたいし、車をいじるところもあるし、新たにこれも作りたいし、休みの日が少し忙しくなりそうです。
Posted at 2025/09/26 18:40:09 | |
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