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10mmほど足りない減速機付きモーターのシャフトを延長するパーツを作りました。

何度も載せちゃっている図ですが、ベース板とリンク板2枚の計3枚の板と、電磁クラッチを貫通するためには、元々の長めの50mmのシャフトでも少し足りません。


実際にシャフトに電磁クラッチを上からの挿してみるとこういう感じになります。

電磁クラッチの軸穴の固定部は、この向きで上部の方にあるので、これではだめです。上部がDカット軸に合わせたD型の穴になっているから、電磁クラッチが下に落ちてこないとも言えます。

このD穴に合わせた延長部材が必要ということですね。

シャフト端センターには少し前に頑張って穴を開けてあるので、あとはDカット延長部材を作ってシャフトにネジ止めする作戦です。

延長部材の材料は、これです。

外径6mm、内径3mm、長さ12mmのアルミ合金製の平座金です。汎用部材として売っているものですが、あまりこういう部品は使いませんね。ビス止めするときに高さ調整用のスペーサーとして使ったりするものでしょうか。

これを電磁クラッチ上部のD穴に合うまで、頑張って自分でDカットします。
削る道具は、百均のダイヤモンド平ヤスリとプライヤ。

地道に手で削ります。手で(慎重に)削るつもりだったので、柔らかいアルミ製の平座金を選んだという順番なんですけどね。

削り始めてちょっと進んだ辺りです。

まだまだですね。
もう少し削り進めました。

一旦切粉をきれいにして、

あてがってみましょう。
穴の隣においてみると、まだちょっと削りが甘そうです。

試しに挿してみようとしても、

ちょっと入りませんね。

もうちょっと削って、ここまで削りました。


これで挿してみると、

ほぼ隙間がなく、かつ引っ掛かりなく入ります。いい感じですね。

そんなにきれいな面に仕上げる必要はありませんが、削った面がさすがにザラザラ過ぎるので、砥石で少し面を当って、

ピカールで

ちょっと磨いておきました。

それで出来上がったものがこちら。傷を完全に消すつもりではないので、深い線状の傷は残っていますが、手で触っても滑らかです。


実際にシャフトを延長すると、


こんな感じになります。ネジが長すぎますが、ちょうどいいのが手持ちになかったので暫定です。

さらに電磁クラッチを挿してみるとこういう感じ。

ばっちりピッタリできました。

追加のベアリングとか遅延タイマーとかの部品入手がまだですし、製作はまだまだですね。