• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

SNJ_Uのブログ一覧

2024年09月21日 イイね!

いや〜マヌケでした~‥‥でも良かった!

いや〜マヌケでした~‥‥でも良かった!ずっと放置していた点灯しないルームランプを点くようにしたこの整備↓の続きの話です。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3409363/car/3200960/7911377/note.aspx

このときに書いた通り、ドア連動のための配線を繋ぐと、ドアを開けていないのにルームランプが点いてしまう問題があったため、ひとまずそのコネクタを外して設置していました。
これで特に何の不自由もないのですが、ちゃんとしてないことがちょっと嫌なので、今日、何が悪いのか確認してみました。

問題の予想としては、ドアを開ける信号に連動するリレーがあって、それが繋がったまま固着してしまっているのではないかと考えて、まずは配線を調べておりました。


ルームランプ(正しくはルーフライトのようですね!)の配線は、車の左側を通ってフロントに通してあるので、ライト関連のリレーのどれかなのかなぁとか思いつつ‥‥‥‥っと、その前にやっぱり今一度マニュアルを改めて見てみることにしました。

該当ページを見つけて、


よくよく読んでみると‥‥‥


んんっ??? ルーフライトはセンターコンソールのプッシュボタンEでも操作できる???‥‥‥って!!??


あ゛っ、もしかしてこれのことか!!!?


いつの間にか、私の頭の中ではなかったことにされている忘れ去られたボタンが、そういえばありました。


‥‥‥んんっ???? ‥‥‥ということは、もしかしてドアを開けなくてもルームランプが点くのって、こいつが押されていただけだったりして‥‥‥

ルームランプユニットを外して、


外しておいたコネクタをこいつで確認してみると‥‥‥


‥‥‥ビンゴでした。

そうか、そういうことか。ドア連動の回路側に手元スイッチもあるのか。‥‥完全にノーマークでした。マヌケですね〜、正常なのに壊れていると勘違いをしていただけでした。

外しておいたコネクタを挿し直して、ユニットを天井に嵌め直して、問題はスッキリ改善されたのでした。ドアを開けると車内が明るくなる車になりました。



(‥‥‥ボソッ‥‥‥誰か言ってよ〜)
Posted at 2024/09/21 20:16:54 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2024年09月20日 イイね!

エアコンはちゃんと効きますよ

エアコンはちゃんと効きますよ日本の夏の暑さは増すばかりで、暑い期間も長くなりましたね。この時期に355に乗っていると、しばしばエアコンは効くのかと問われることがあります。

確かに今となっては29年も前の古い車なので、エアコンが壊れていても不思議ではないかもしれません。あるいは最初から弱いと思われているかもしれません。が、90年代設計の十分に新しい車[*]です。特別なことをしていなくても、エアコンが効かないというようなことはありませんよ。ちゃんと効きます。

とはいえ、少し古めの車において、「エアコンは効かない」とか「エアコンが壊れた」という話は、みんカラではそんなに珍しくなくしばしば目にしますね。

それは、なぜでしょうか?

釈迦に説法な方がたくさんいらっしゃいそうにも思いますが、ちょっと考察してみましょう。

まず、週に1回5時間のドライブをする頻度で乗る趣味車があるとしましょう。
そうすると、月に20時間、年間250時間ほど乗ることになります。平均車速が遅めの20km/hだとしても、年間5,000kmのペースです。これは、趣味車としては結構乗る方でしょう。その間、常にカーエアコンを付けていたとすると、エアコンの稼働時間も同じ年間250時間になります。

ここで、全館空調を入れている家で、年中空調を付けっぱなしにしている場合を考えてみましょうか。


あるいは、温度管理を要する製品製造のために、24時間空調のある工場というのでもいいです。


先の1年間で250時間というのは、そういうエアコンの場合の10日分ほどの稼働時間に過ぎません。もしも20年間その乗り方を続けたとしても、ざっくり半年分程度にしかなりません。
一方で、半年程度の連続稼働でそういった家庭用や工場用のエアコンが壊れたりなどしません。壊れると言えばの可動部は、エアコンの中ではコンプレッサとなりますが、正常稼働しているコンプレッサの耐久時間はもっとずっと長いのです。少なくとも数年はもつことでしょう。
すなわち、その程度の車の乗り方、あるいはもっと低頻度の車の乗り方で、基本的なエアコンの耐久時間を気にする必要はまったくないと思うということです。

その一方で、3年前にコンプレッサを交換したのにまたガス漏れが始まったとか、見ることがあります。


そういうときには、古い車だから仕方がないとかいう理由付けがなされていたりもします(が、因果関係はほとんどないと思います)。
趣味車のわずか数年程度の稼働時間なんて、耐久時間的にはまったく問題ないレベルなのに、なぜかそうなるのかです。

ずばりそれは、
 「エアコンをつけないでいるから」=「コンプレッサを稼働しないでいるから」
だと思います。

エアコンは適度に動かしておかないと、冷媒とともにエアコン内部配管内を循環しているオイルが落ち切ってしまって、コンプレッサがオイル切れを起こすことがあります。金属は、オイル切れが起きている状態で摺動させると、あっという間に摩耗してしまいます。そういうオイル切れが起きる状況を作っておいて、その後に動かすようなことをしてしまって、コンプレッサを壊しているのだと思います。

3年でガス漏れが始まったというような類の話は、
 ・冬の間にエアコンを入れていない、
 ・車を複数台所有していて何か月も乗らないときがある、
 ・できるだけ動かさない方が壊れないだろうと温存したくて、エアコンをできるだけ動かさないようにしている、
といったような、何某かの原因が背後にあるのではないかと思います。自ら、コンプレッサのオイル切れが起きる状況を作り出しているということです。
もしも、最後のエアコンを壊したくない動機で動かしていないのならば、それはまったく逆効果だと思うので、すぐに入れた方がいいでしょう。

また、コンプレッサによりオイルが配管内の各所に巡ることは、各所の継手部のシールにも役立っているはずです。本来ならばオイルが巡っていれば漏れないようなほんの僅かな隙間にすぎないのに、動かしていないとそこからガス漏れが始まるようなことになるかもしれません。

関連して、「車には振動があるので、固定設置のエアコンよりはガスが漏れやすく、ごく僅かではあるものの漏れるのは仕方がない」と言われたりもしますが、正常であればそれは本当に僅かだと思います。20年程度でエアコンの効きに影響するほどは漏れたりしません。もしも数年でガスが抜けるようであれば、それは異常でしょう。
さらには、ガスが漏れる状況をそのまま放置していると、その隙間から空気とともに湿気も入ってきて、エアコン内部を腐食させてしまうことがあります。配管各所が腐食してしまうようなことになると、修理もままならなくなってしまいます。

では、趣味車ではなく、毎日片道1時間の通勤に使う車で、エアコンは常にONにしているというか、オートエアコンのためあまりエアコンの存在すら意識していないような場合はどうでしょうか。知らず知らずのうちにコンプレッサを動かしている状況です。こういう車の乗り方をしていると、10年、20年、問題なくエアコンは壊れずに動くことでしょう。エアコンは動かしてさえいれば、そんなに簡単に壊れたりはしないと思うということです。

昔、87年式のE30の325iに乗っているとき(正規ディーラーの認定中古車)、冬場でも最低月一回程度はエアコンを入れるようにと、ディーラーに何度も言われたことがあります。どうやら当時、E30のエアコン故障が頻発していたようでした。詳細は知りませんが、何かの問題でオイル切れを起こしやすかったようで、コンプレッサをとにかく回してくださいと言われていました。
オートエアコンではなかったし、エアコンには少なからずパワーを食われる気がしていて、寒いのになんでクーラー入れるの?という古い感性も手伝って、あまりまともに受け止めていなかった気がします。が、それでも、まあ定期的には動かしていたんでしょう。その後2年くらい乗っていましたが、エアコンに問題は起きませんでした。

その後、89年式のB6 2.7(これもE30)に乗り換えて少しした頃、エバポレータからのガス漏れが起きました。中古なので、どういう使い方をされていたのかはわかりませんし、そのガス漏れがオイル循環不足を発端として起きたものかもわかりませんが、やっぱりエアコンが弱いんだなと思いました。それ以降、こまめにエアコンを付けるようになりました。その後はB6を手放すまでの9年程の間、何の問題もなくエアコンは使えていました。

その後の2002年式の996では、エアコンは常時ONでした。というか、オートエアコンをわざわざ消す行為をしなければOFFにはならないので、結果として常にONになるというのが、普通の乗り方だと思います。長年乗った996を手放す頃には車齢は19歳になっていましたが、エアコン周りはノーメンテで最後まで死ぬほど冷える車でした。今も乗っているインプレッサなんかよりも全然猛烈に効く車でした。

そして、今の355も、エアコンは原則常時ONです。冬でもです。
購入して1年後の2年程前に、コンプレッサからのオイル漏れが見つかり、そのときにコンプレッサを交換したことはあります(そのときは晩秋だったので、エアコンが効かなくなっていたかどうかははっきりしないのですが、直前の夏は効いていました)。そのときの車齢は27歳、それまでの使われ方もわかりませんし、買う前にショップに長らく展示されていたことも間違いないので、コンプレッサはダメージを蓄積していたのでしょう。
その修理の後は、今に至るまで、エアコンはちゃんと冷えます。

さて話が少し逸れますが、定期的にガス補充をしているという話もちょくちょく聞きますね。修理困難で致し方ない場合もあるかもしれませんが、ガス補充でごまかすのではなく、できる限り漏れ箇所を特定して修理したいところだと思います。車が古かろうが、ガスが漏れることは普通ではありません。漏れを一旦特定し修理すれば、その後にエアコンを動かすようにすれば、そうそう漏れるようにはならないと思います。

環境影響の小さいフロンに代わっているとはいえ、フロンは今でも回収すべき対象です。フロン排出抑制法では、ユーザーは機器の廃棄時に機器からのフロン類回収が義務付けられている(充塡回収業者に依頼する必要がある)くらいです。なので、コンプレッサ方式の除湿器なんかも、簡単には廃棄できません。車においても、ガスが漏れることを知りながら充填だけするというのは、あまりよろしくはないでしょう。


[*] 車はもちろん毎年古くなっていきます。が、何年経ったかではなく、設計・製造時期がいつかこそが重要だと思います。車の基本設計や各種コンポーネントに変化が大きかったのは、70~80年代あたりまでであって、90年代には今の車と大して変わらない設計になったと思っています。
また同じ理由で、1年前のこのブログ(https://minkara.carview.co.jp/userid/3409363/blog/47144312/)でも書いたように、エアコンだけではなく、エンジン冷却系も全然問題ありません。
Posted at 2024/09/20 21:39:31 | コメント(2) | トラックバック(0) | 日記
2024年09月18日 イイね!

車がいなくなったことをどうやって判定するのか?

車がいなくなったことをどうやって判定するのか?多くの方にとって、あまり興味を引く内容ではないかも知れないModdore自動化ネタです。

まだガレージへの設置はできていないものの、新たに作った測距モジュールをModdore本体と接続して引き込み動作が開始できることまでは確認できました。そこで、この測距モジュールがどういう仕組みでできているのか、やっぱり説明を書いておこうかと思います。ブログに上げておくと、自分で調べるときに便利だったりするので、自分用の記録を兼ねます。


まず、以前のブログにも載せたその回路の全体像はこちらです。


この回路図をこんな感じのブロックに分けて、ブロック毎に説明しようと思います。



■変圧とセンサー接続

一番左側の①は、12Vから5Vへの変換と測距センサーを繋ぐ部分です。


図の下側が電圧変換部ですが、基本的には12Vを突っ込むと5Vが出てくる便利な小さい部品を使っているだけです。


これは、スイッチングレギュレータという部品です。似た部品に3端子レギュレータというものがありますが、それよりも非常に高効率であるため、3端子レギュレータで考えなければいけない廃熱方法をあまり考えないで済む電子部品です。その代わり、内部でON/OFFを繰り返して電圧変換をする原理なので、高周波ノイズが多い(高周波で電圧が揺らぐ)という欠点があります。

今回の"車の有無を見る"という目的においては、
 ・高頻度に(≒高周波数で)正確な距離をセンシングする必要はないので、計測結果に高周波ノイズが乗ったとしても問題なかろうというザックリな考えと、
 ・そこそこの容量の電解コンデンサで平滑化するくらいで十分じゃないかというなんとなくの勘で、
これを使うことにしました。

なお、スイッチングレギュレータの入出力すぐのところにコンデンサを挟み、ダイオードで逆電位の保護をしているのは、どこか(失念)に書いてあったのをそのまま採用しています。
また12Vは、最後に説明するJ1コネクタを経由してModdore本体からもらっています。

①の上の方は、測距センサーに繋ぐ端子を表しています。使うセンサーは、+5V(正確には+4.5V~+5.5V)を供給すると距離に応じた電圧が返ってくる仕様なので、+5V、Vout受、GNDの3端子となります。測距センサーにはこういう感じで繋ぎます。



■電圧比較するコンパレータで二値化

次に②です。これは、①の端子2に返ってくる距離を表す電圧の大小を判定する回路です。


この回路は、コンパレータ(比較器)と呼ばれるものです。
真ん中のRV1は、ポテンシオメータ(可変抵抗器)です。小さくて何回転も回せるところが違いますが、オーディオのボリュームと一緒です。


ちっちゃいつまみを精密ドライバーで回すことで、1と3の間の電圧を任意に分圧し、2の電位を変えることができます。この2の電位を基準にして、センサーの出力電位(R7左)がそれよりも大きいか小さいかを判定するのが、このコンパレータの役割です。大きければ右側の出力がLowになり、小さければHiになります。超アナログな仕組みのトランジスタ2個だけのプリミティブな構成二値化回路となっています。

こんなシンプルな回路でも、どれくらいの距離までであれば車があることにするのか(=どれくらいの距離以上離れていれば車がないことにするのか)、をこのRV1でちゃんと調整することができます。
また、後述する後ろの回路の都合で、②のすぐ後ろにはNOT回路を繋いでいます。それも含めると、センサーの出力電圧が大きい(距離が近い)とHiを出力し、センサーの出力電圧が小さい(距離が遠い)とLowを出力する回路となっています。


基本的には、以上で車の有無のセンシングはできるようになります。
ですが、これだけだと、
 ・電源投入時の回路が不安定なときの挙動が怪しい、
 ・もしも車が最初からいなかった場合におかしくなる(いきなりトリガーONしてしまう)、
 ・ノイズ等で一瞬だけセンサー出力が下がったような場合にも、トリガーONしてしまう、
というような問題があるので、そのあたりを何とかしようとする回路が以降の回路です。


■フリップフロップによるレディー確認

まずはその中の③の回路を説明します。


この回路は何をしているかというと、
 ・電源投入直後にはレディーではないという意味のHiを出力し、
 ・車の有無計測を始めてよいなったならば、レディーであるという意味のLowをそれ以降ずっと出力し続ける、
ような回路です。後者は、測距センサーが一定距離以内にものがある出力を出したことをもって判定します。

この図の中の+5VからQ10, Q11までの上半分が、フリップフロップ(特にRSフリップフロップ)と呼ばれる記憶回路です。状態を一つだけ保持できる記憶素子(1bit記憶素子)になっています。この辺りは、0か1か(LowかHiか)で処理するデジタル回路の様相のものです。

Q10の3とQ11の3が、それぞれSetとResetの入力となっていて、R16(Q11の2)が出力です。
具体的な動作を説明すると、
 ・フリップフロップのSetに信号を入れる=Q10の3をアースに落とす(Lowにする)
  → Q10がOFFとなり、Q10の2がHiになる
  → Q11の3もHiになるためQ11がONとなり、Q11の2(③の出力)がLowになる
  → Q11の2がLowということはQ10の3もLowとなり、Q10はOFFで安定する
となり、その状態が保持されます。このときの出力はLowです。
一方で、
 ・フリップフロップのResetに信号を入れる=Q11の3をアースに落とす(Lowにする)
  → Q11がOFFとなり、Q11の2(③の出力)がHiになる
  → Q10の3もHiになるためQ10がONとなり、Q10の2がLowになる
  → Q10の2がLowということはQ11の3もLowとなり、Q11はOFFで安定する
となり、その状態も保持されます。このときの出力はHiです。

もしもSetとResetの両方に信号を入れた場合(両方をアースに落とした場合)、出力はHiになりResetが優先される挙動となります。

そして、フリップフロップのSetとResetを行うためのスイッチの役割をしているのが、Q12とQ13です。

このQ13には、電解コンデンサを使ったワンショット回路が付いていて、電源投入後の0.3秒間ほどだけONになるようになっています。すなわち、電源を入れた直後にフリップフロップをResetするようにしています。
一方で、Q12には上述した{②+NOT回路}が接続されています。もしもセンサーの前に一定距離以内にものがあるとONになって、フリップフロップをSetする動作をします。


したがって、電源を投入してから計測対象がない間は、フリップフロップの出力はHiのままが維持され、一瞬でも計測対象が見つかった(一定距離以内にある)あとは、ずっとLowを出力し続けるような動作をします。最初から車が駐まっている場合には、電源投入からのResetが終わった直後(0.3秒後)に計測対象が見つかることになり、その後はLowを出力し続けます。

これはそもそも何なのかというと、車のあるなしを判定する動作を開始する条件が整っているのかをチェックする機構です。車がある状態を確認してからでないと、車がなくなったことを判定しないようにするためのものです。


■NOR回路で有無確認

次に④の説明をしましょう。


これはNOR回路と呼ばれるもので、Q1の3(=A)とQ2の3(=B)のどちらか一方でもHiとなった場合(OR)に、Lowを出力する回路です。NOT+ORでNORです。別の見立てをすると、AとBの両方がLowとなった場合にだけ、Hiが出力される回路です。

Aには、{②+NOT回路}が接続されているので、もしもセンサーの前に一定距離以内にものがあるとHi、ものが遠く離れるとLowとなります。Bには、③回路が接続されているので、車のある状態が確認されるまではHi、確認できたらそれ以降Lowになります。
これにより、車がセンサーの前にある状態を確認した後で、かつ、そこから車が遠くに離れたときにだけ、④からHiが出力されるようになります。


■充電時間で安定状態の確認と時間調整

そして、そのデジタルな処理の④回路のHi信号はアナログな⑤の充電回路のONを兼ねています。AとBが両方ともにLowとなってQ1とQ2が両方ともにOFFとなったときから、このピンク点線で囲った経路でC2の電解コンデンサの充電が始まります。


C2はそこそこ大きめの容量にしてあって、R1の抵抗値も大きくしてあるので、この充電には時間がかかります(9割の電圧になるのに10秒以上かかります)。
この充電にかかる時間を利用して、センサー出力が安定して低くなった状態が維持されているか(言い換えると、{②+NOT回路}が安定してLowになっているか)を判定するようにしています。

C2の充電中に一瞬でも{②+NOT回路}がHiになると、Q1がONになってC2に充電されていた電荷は一瞬で放電されます。すなわち、十分に安定して{②+NOT回路}のLowが継続されなければ、C2は十分に充電されません。
C2には、その電圧を確認する目的で、②で示したものと同じコンパレータが接続されているので、RV2を調整することで充電時間を調整することができるようにしてあります。


このC2の充電時間と充電電圧の比較確認という超アナログ的方法で、センサ出力が下がった状態が十分に継続されたかどうかを判定するようにしているということです。センサー出力に多少のノイズが乗っていても、あるいは、車の離れ具合が微妙な状況にあるような場合には、まだ車がいなくなったとは判定しません。


■最終出力

この最後のコンパレータには、最終出力を12Vに変えてModdore本体に戻すことを兼ねたNOT回路を付けてあります。さらに、この測距モジュールの最終出力を、Moddore本体のトリガースイッチとRfリモコンリレーと並列に接続するため、ダイオードによる保護を行って回路は完結です。

Moddore本体とはどのように繋ぐかというと、久々に示すModdore本体のこの回路図のコネクタAのところに、J1を並列に接続します。


J1は、Moddore本体から12Vをもらってくると同時に、トリガー信号を出力するコネクタとなります。これで、今回作っている測距モジュールによるトリガーONも既存のトリガーと共存して機能するようになります。


以上のように、アナログ的処理とデジタル的処理を組み合わせることで、マイコンどころかICも使わないシンプルな小さい回路で、調整も可能でそこそこ複雑な判定を実現することができました。

電子回路の設計なんてほとんどやったことはありませんでしたが、ネットの情報とKiCadの回路シミュレーションのおかげで、なんとかやりたい機能を作ることができたというわけです。
Posted at 2024/09/18 20:29:02 | コメント(0) | トラックバック(0)
2024年09月15日 イイね!

Moddore自動化用測距モジュール完成

Moddore自動化用測距モジュール完成今日はModdoreの自動化改良の続きをやっていました。作成した測距モジュールをModdore本体に接続して、引き込み動作が開始できるところまで確認できました。

以前のブログで書いたように基板はできているので、測距センサーと基板をケースに入れるところからです。手持ちに余っているプラケースがあったので、それを使うことにしました。
センサーの横幅がちょうどそのケースの幅にピッタリ。


光学式センサーなので、箱に穴を開ける必要があります。後々の汚れを考えるとレンズを剥き出しのままというのも少し憚られる気がしたので、カバーガラスを付けることにしました。

それで用意したものがこちらです。学習教材の顕微鏡用のスライドガラスです。

5枚入りで197円でした。何か流用できるいいものはないかといろいろ考えて、ようやく思い付いたものです。

買ってから気が付いたんですが、片方の端がすりガラスになっているんですね。たまたまなのですが、透明なところの幅でサイズは足りることがわかり、これでOKでした。


ケースにちょうど嵌まるようにしたくて、やや大きめに残るように、端っこのすりガラスのところを割りました。



これではまだ大きくて入らないので、砥石で削ります。なかなか削れませんが、頑張って削ります。一応、砥石が勝つようです。


ピッタリ入るようになりました。

センサーをあてがって墨付けをして、

ドリルで穴を開けて、

ヤスリで穴を拡げて、

削ったガラスを内側からボンドで貼り付けました。


表側から縁の段差をコーキングしたいところなので、内側からの固定はこんなもんでいいでしょう。

次に測距センサーの固定方法を考えます。
2つのレンズの間を繋ぐ壁に穴が開いているので、小さいLアングルを作ってネジ止めすることにしました。

隙間のサイズと、

凹みのサイズを測って、


プラのLアングルから切り出します。



切り出したLアングルをセンサーにあてがって、

余分と穴に印をつけて、

留め具の完成です。


これをネジでこういう風に固定して、

この広い面を接着剤でガラスに貼り付けました。

こうすれば、一応ネジで脱着できます。

次は、基板の固定です。
5.5mm厚MDF板を小さく切り出して、

基板にタッピングビスで固定して余分を切り取って、

基板に足を付けました。


この足を接着剤で箱の内側に貼って、基板の固定もOK。


ケーブルを通す穴を開けてケーブルを通します。タイラップでの抜け止めも付けておきます。


これで、後は閉めれば、

こんな感じのユニットの形になりました。


さて、蓋をちゃんと閉める前に、センサー反応距離の調整を行います。

床に紙(アマゾン梱包材)を敷いて、センサーを固定し、

そこからの距離をマーキングして、

実際に計測ターゲットを置いて、調整します。

まず、距離に応じてセンサー出力電圧が変化することを改めて確認しました。


そして、本番の調整です。
実際のターゲットを使って、出力がONになる距離を160cmに調整しました。前回書いたポテンシオメータで距離の調整ができます。
そしてこれが、調整した結果です。


160cmにしたのは、ガレージの後ろの壁から車までの距離を改めて測ってみて、それくらいがいいかなと思って決めました。



これで良さそうなので、ケースの蓋の溝にゴムのガスケットをいれて、蓋を閉め、


ケーブルの先にModdore本体と繋ぐコネクタをはんだ付けして、測距モジュールは完成です。


この測距モジュールは、Moddoreの中のトリガースイッチのリモコン受信部のコネクタに割り込ませます。そのため、短くオス−メスを繋いだところからメスコネクタを引っ張り出したようなハーネスを作りました。



これで、後は繋ぐだけですね。


ガレージからModdoreを外してきて、久々にコントローラボックスの蓋を開けました。


この◯で囲ったコネクタに挟み込みます。


一旦、中間層を取り外して、

底の穴から測距モジュールの先のコネクタを突っ込んで、

なんとか通しました。


ここに、先のハーネスを繋いで、

上の緑◯の間に挟み込みます。


何だか、ピンボケ写真が多いですね。マクロになっていなかったのかも。

これで、試しに動かしてみました。まだ部屋の中で床に置いた状態ですが、ターゲットの距離が離れると引き込み動作タイマーが動き出すことまでは確認できました。


後はガレージに設置して、車でのテストを残すのみですね。もうちょっとです。

《つづく》
Posted at 2024/09/15 20:56:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年09月14日 イイね!

美味しい蕎麦と天ぷらはドライブの先に

美味しい蕎麦と天ぷらはドライブの先に土日休みの私は、今週と来週と2週続けて3連休です。両連休ともに、あまりぱっとしない天気のようなのが残念ですが、今日の天気は大丈夫そうだったので、嫁さんとお昼を食べがてらのドライブに出掛けてきました。

朝の天気予報によると、県北の方の天気は悪く、県南の方は良さそうだったので、今日は南に向かうことにしました。


宇都宮はここのところ、天気がいい日もぱっとしない日も、毎日夕方にはどこかしらで雨が降ります。今日もきっとそうなるので、昼過ぎには戻ってくるつもりでのドライブです。

9時半過ぎ頃に家を出て、今日は市内を横断してから南下することにしました。


う~ん、めっちゃ曇天です。この後、少しだけ霧雨に降られました‥‥‥(泣)。市内を東に抜け、ほぼ高速の4号線を南下します。



ドラレコのリアカメラ写真は初登場ですね。
355のリアガラスはかなり前の方にあるので、かなり視野が狭められてしまいます。それでも十分に後ろの車も撮影できていると思うので、まあこんなものでしょう。

それで、県南方面でお昼ということでどこにしようか考えまして、だいぶ前のブログでお勧めされていた"蕎麦切り わたなべ"さんにようやくながらも行ってみることにしました。

ここは、多くの方から異口同音にお勧めされるお店です。

うちから野木方面に行く場合、思川の西側の広大な農地の中を貫く農道を通るのが早くて良いのですが、道に水が溜まっていることがあるので、今日は通るのをやめておきました。昨夜、その辺りも雨が降ったのではないかと思うので。

さて、途中で踏切につかまって長い貨物列車をやり過ごしたりして、


11時開店の4分前に到着しました。


到着したとき、車が一台も停まっていなくて、ちょっと焦りました。もしかして臨時休業!?って。
店の様子をチェックしてもらおうと、嫁さんを降ろしていると同時に、車が2台やってきました。どうやらタッチの差で一番に到着していただけのようです。その後続々と車がやってきました。絶妙なタイミングで到着していたようですね。

なお、端っこ好きは安定の端っこに駐めています。



店に入ると程なくして席に通され、十割蕎麦の生粉打ち天せいろを頼みました。


天ぷら、美味しいですね。特にこの海老は相当美味しいです。そして、蕎麦も美味しいです。ちょっといいお値段しますが、それだけのことはあると思いました。皆さんがお勧めするだけのことはあります。
私が蕎麦を食べ始める頃にはお店はすでに混んでいて、帰る頃には行列ができていました。開店時間を目指して、また来たいお店となりました。




‥‥‥でも‥‥‥

蕎麦の香り立つ様は、蕎音の方が上手ですね、やっぱり。他のお店の蕎麦の香りが弱いのではなく、蕎音の蕎麦の香りの立ち方が特別に強いんだと思います。
https://minkara.carview.co.jp/userid/3409363/blog/47579973/
Posted at 2024/09/14 20:58:27 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@{ひろ}さん、 へぇ~そうですか、涼しかったのは良かったですね。宇都宮はエアコンフルパワーでも若干暑い鬼暑の天気でした。午前中に買い物に行ったとき、山の方は雲がすごくて日光連山もまったく見えなかったので、アイスアリーナのある山の麓の方でも今日は結構違ったのかも知れませんね。」
何シテル?   08/24 12:50
2021年にF355を購入したことを契機にみんカラを始めました。案外向いているようで、今のところ続いています。 スーパーカーブームの頃、一番好きな車はミウ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/9 >>

1 234 56 7
891011 1213 14
151617 1819 20 21
22 232425 2627 28
2930     

リンク・クリップ

ステアリングとシフトノブのリペア 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/05 09:35:39

愛車一覧

フェラーリ F355 フェラーリ F355
フェラーリ F355に乗っています。長年乗ったポルシェ996カレラから乗り換えました。こ ...
スバル インプレッサ スポーツ スバル インプレッサ スポーツ
日常使いのインプレッサです。もう一台の方で週末ドライブに行くとき以外は毎日乗ります。どノ ...
トライアンフ スピットファイアー・マーク3 トライアンフ スピットファイアー・マーク3
1968年式のスピットファイアMk3です。 新車時にドイツで登録され、ドイツでずっと使わ ...
ポルシェ 911 ポルシェ 911
長年(16年7ヶ月)乗った車です。996は歴代911の中では不人気ですが、総合バランスに ...
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation