
昨日納車されたばかりのスピットファイア。今日はゆっくりチェックしていました。
遠足の日の子供と同じ現象が発現したためか、目覚ましもなしに今日はかなり早起きです。
まずはトランクのチェックから。
とりあえず全部出しました。
・ホイールキャップ付き純正ホイール、
・純正ステアリング、
・モトリタのウッドステアリング(13インチの小径の方かな)、
・DOT5のブレーキフルード、
・救急セット、
・空燃比計(Lambdaメーター)の箱・マニュアル・余剰部品、
・オーディオの箱・マニュアル・余剰部品、
・パワーアンプの箱・マニュアル・余剰部品、
・センターコンソール脇の木の部品2本、
・丈夫な毛布的な布、
・ラジエーターホース(たぶんラジエーター下部からエンジンに戻るホース)、
・ラジオアンテナ、
なんかが入っていました。だいたいは事前に聞いていたものです。
あれれ?温度センサーが入ってないなぁ、たぶん入れ忘れたんでしょう、まあいっか。
片付け場所を考えないといけませんが、とりあえず車が小さくなった分余裕があるのでひとまず床に並べておきます。
次は幌を開けました。
Youtubeでイメトレしていたやり方で、何とかできました。この時代の幌の骨組みには節度感はなく、幌の畳み方もかっちりはしていないと思うので、相手の癖と動きやすさに合わせて畳みました。まあ、たぶんこんなもんでいいんでしょう。
エンジンをかけたくて、3月に作ったこれを初使いしようと、
マフラーエンドに合わせて見ると‥‥‥、
あれれ? 高さが合いません。中心高さ27cmと聞いていたのですが、22cmくらいしかありません。おそらく、計測ミス(目盛りを5cm間違えた)をしたんでしょうね。
とりあえず、すぐ使いたいので、後側にものを挟んで高くして、前下がりにして合わせます。
送風機からのダクトホースを繋いで、準備万端。
これでシャッターを閉めたままで(防音のため)、エンジンを掛けられます。
何回かクランキングしたんですが、一晩置いただけでチョークを引かないとかかりませんでした。横浜税関ではチョークなしでかかったんですが、予備検査向けにキャブ調整をしたらしいのでそのためでしょうか。
少し待ってゆっくりチョークを戻して、Lambdaメーターを見るとかなりリーンです。横浜では14くらいだったので、きっと薄く調整したんでしょう。
今日はこのまま乗ってみることにして、しばらく暖気しておきます。と言うのも、時間は6時前、気温は21〜22℃。めっちゃ涼しいじゃないですか。
人間の方は、今日のこの日のために準備しておいたこれを
手に嵌めました。
これは、香川県東かがわ市のふるさと納税の返礼品です。
これ、国産のこの手のものとしては比較的安いんじゃないかと思いますが、手に馴染む感じが良いですね。結構お勧めかも。
足には、以前に紹介したこちらの靴をば。
と言うことで、嫁さんを横に乗せて初ドライブに行って来ました。
初めてなので、かなりおっかなびっくりですが、1.3Lしかないのに低速でも線の細さをあまり感じません。車体が軽いからですかね。
そして大通りに出て、初の3速。
https://youtube.com/shorts/9A3caQZQWuY
まだギヤに慣れていないので、探り探りです。クラッチミートもちょっと怪しげ。
でもでも、この車、想像より全然ちゃんと走りますね!!
初日なのでアクセルはあまり踏んでいませんが、現代の車流れに乗るのにまったく問題ありません。速さは十分じゃないでしょうか。まあ、軽よりも軽くて軽よりはパワーはありますからね。
そして、フレームの上にボディが載っている昔ながらの構造なので、ある程度グニャグニャでトタバタするんじゃないかと思っていたんですが、全然しっかりしています。足回りが交換されてからそんなに経っていないはずなので、それがいいのかも知れません。
フロントウィンドウが低くて、ベルトラインも相当低いせいか、風はガンガン渦巻いて入って来ます。いやスゴイですね。たぶん最近のオープンとはまったく違うんじゃないかと思います。めっちゃ風と仲良しになった気分。そして暑くも寒くもなく、めっちゃ気持ちいいじゃないですか!! 嫁さんは途中で寒いくらいだと言っていました。
ステアリングの反応も良いですね。モトリタの小径レザーステアリングも滑らなくていい感じです。前オーナーは、ウッドのモトリタがあるのにわざわざレザーに変えたようなのですが、操縦性を重視したのかな。
しっかり踏まないといけないブースターのないブレーキは、もうちょっと慣れが必要ですがリニアリティはいいです。もしかすると絶対的な効きは弱いかも知れませんけど。
簡単に言うと、
こんな古いのにちゃんとスポーツカー
ですね、この車。走りこむとめっちゃ楽しそうです。速さはないでしょうが、楽しさは抜群でしょう。
エンジンはバラツキ等もなく綺麗に回ります。結構勇ましい音がしますが、問題はなさそうですね。ただ、しばらく走っていると、アイドリングがかなり高めになりました。もうちょっとキャブ調整した方がいいのかな。
そして一番びっくりしたのが、ギヤチェンジの小気味良さです。心許なく見えるシフトレバーとは裏腹に、曖昧性が少なくてかっちりしていて入れやすいのです。さすがFR、ミッションがすぐそこにあるだけのことはありますね。長いリンクでエンジンの向こうにある遠くのギヤを操作する355なんかより、全然良いです。
で、本日の目的地に到着。
ガソリンスタンドで初給油。給油口はトランク前の真ん中にあるので、左右どちらの給油機でもいけます。ちょっと便利。
そのまま1時間くらい流すドライブをして、暑くなる前に家に戻りました。今日は特に涼しかったのかも知れませんが、この時期でも朝なら全然いける気がしますね。
家に帰った後は、買い物に行ったりご飯に行ったりの普通の土曜のような過ごし方をしていましたが、排気ガス排出ノズルの高さ調整はしておきました。
これで次回から簡単に使えます。
他にも車をいろいろチェックしたりもしていました。ブレーキとクラッチのフルードとかも。
このブレーキのマスターシリンダーも純正から変えてあったりする(大型で2系統ある)ので、そういうのもおいおい紹介したいと思います。
この車良いかも!!
Posted at 2025/08/09 21:21:09 | |
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