
面白半分で手を出した静電気対策でMX-30の走り心地がかなり向上した事に気を良くして、ここにもアソコにもと色々貼り付けて遊んだ結果を共有致します。
除電ガチ勢の方々と比べ狭く浅くはありますが、MX-30オーナー皆様のご参考になれば幸いです。
除電を学ぶためトヨタのアルミテープチューン発表当時のネット民のコメントを漁っていると、トヨタ発表のオススメ施工箇所の図を「経絡秘孔」に例える方が居ました。「アルミテープはオカルト」派による皮肉ですが、なかなかどうして言い得て妙と得心します。

ヴィッツ除電秘孔
私的ベスト秘孔は残悔拳です
車の静電気除電は、施工場所や方法によって様々な結果をもたらします。
そしてその効果は車種により変動します。
同じツボでも人によって効果があったりなかったり。(サウザーなど)
効能の原理が解明されてたりあやふやだったり。(無想転生など)
正に除電チューンは車の秘孔と言えます。
除電に取り憑かれた先人達も試行錯誤で効能を発掘なさり、私にはその探究心溢れる姿がありし日のアミバ様と重なります。
無意識に「様」を付けてしまうキャラベスト3(私調べ)に入るアミバ様の研究風景
除電も秘孔も失敗や勘違いの積み重ね、その繰り返しです。
失敗してもこの余裕。アミバ様にとっての木人形(デク)と、除電マニアにとってのアルミテープ。気軽に失敗出来るのがアルミテープチューンの魅力の一つですね。
前置きが長くなりすぎました。アミバ様の話になると時間が経つのも忘れてしまいそうです。
閑話休題
MX-30に効いた/効かなかった除電のツボはコレだ!
凡例:○効果あり、△効果なしor不明、×悪化
【外装】
フェンダー4隅:◯
タイヤハウス:◯
ホイール:未確認
エアバルブ:◯
フロントガラス上:△
フロントガラス下:×
リアガラス上:△
リアガラス下:△
リアスポイラー:△
ドアミラー:△
マフラー:△
ルーフとフロントガラスの隙間:◯
リアバンパー下:△
リアゲート両脇:△
【エンジンルーム】
エンジンカバー:◯
エアクリーナーカバー:△
インテークマニホールド:△
ヘッドライト上部:△
バッテリー:◯
【内装】
ステアリングコラムカバー:◯
ステアリング:×
フローティングコンソール:△
エアコン吹き出し口:△
バックミラーの付け根:△
アクセルペダル:未確認
ブレーキペダル:未確認
座席:未確認
運転手:未確認
以下、それぞれの効能を解説します。特筆事項の無い一部△は割愛。
【フェンダー4隅】◯
直進性向上によるステアリング振動低減。
4隅一度に施工したため前後どちらが有効かは不明。
【タイヤハウス】◯
直進性向上。50km/hのコーナーで舵角安定。タイヤの接地性が向上したように操舵レスポンスがリニアかつしっとり。サスの働きが良くなったようにコーナリングの横荷重が安定。
【エアバルブ】◯
足回りの放電時間の短縮。コンビニでの買い物や給油の時間で車から静電気がかなり減るようで、運転再開時の走行性が心地よい。
ただしそのせいで検証実験が難航。アルミテープ貼り付け作業中に放電が進むため、テープが効いたのか放電されたせいなのかが判別つきにくくなった。
転がり抵抗が減ったような感覚も。燃費が目に見えて良くなった訳ではないので、あくまで感覚。
【フロントガラス下】×
ガラスに接してる樹脂部分にもペタリしたところ燃費が悪化。今までは11〜12km/lのコースが、10〜11km/lに。
良い効能は特に感じない。
トヨタ様オススメ箇所だが、MX-30の場合ここは貼らないほうがよい。
間違えたら剥がせば良いやの精神で。
【ドアミラー】△
一般的には風切り音低減効果が有名だが、MX-30はもともと風切り音が少ないため違いを感じない。燃費も特に変わらず。
【マフラー】△
一般的な効能に排気音の低減が挙げられるが、MX-30では特に・・・
【ルーフとフロントガラスの隙間】◯
隙間が空力的に悪さをしてそうなのでアルミテープで塞いでみたところ、ダウンフォースが増したかのように車体の安定性向上が見られた。
風切り音も減った気がしなくもない。除電の効果なのか隙間塞ぎ効果なのか判別できず。
なお見た目がアレなので実験後剥がした。
【エンジンカバー】◯ オススメ!
アクセルの踏み込み量に対するエンジン出力が増加。
回転数低くても上り坂を楽に登っていく感覚。
シフトアップ、シフトダウン時のショック低減。
バッテリー残量制御/回生ブレーキ制御の改変。(後程詳細説明)
【インマニとエアクリ】△
特に変化は感じず。敢えて言うならエンジン音に雑味が増えたような気がしなくもない。
【バッテリー】
オーディオ音質向上。
私は未確認。詳しくはみんカラ「猫み」様の
整備手帳を。
【ステアリングコラムカバー】◯
シフトアップ、シフトダウンのショック低減。減速時に気軽にシフトダウンでエンブレを使えるようになった。
貼りすぎるとステアリングが軽くなる。軽ステが好みじゃない方は注意。
【ステアリング】×
静電気の塊である人間の手が最も触れる所なので何らかの効果を期待したが変化なし。手触りが気持ち悪くなるだけなので貼らない方が良い。降車時の静電気痛が気になる人は効果あるかも?
【留意事項】
この検証結果はMX-30特有の結果の可能性があります。マイルドハイブリッド制御への影響等。
未確認の項目はそのうち検証予定です。
効果無しと謳っている項目であっても、あくまで私の感覚での話で、科学的実験手法に基づいていませんし数値化もできてませんので、もしかしたら何か効能があるかも知れません。
また、貼る量や方法が誤っている可能性もあります。
効果ありの項目についても、複数の組み合わせで初めて効果を発揮する可能性もあります。エンジンカバー+インマニとか。
【総括】
色々除電した結果、全体的にコンフォートな走り心地になりました。ハンドルはしっとりかつ正確に。タイヤもしっとり安定。一番満足したのはエンジンとシフト。CVTに迫る滑らかさでAT変速の楽しさもありつつ。
大変満足しております。車両価格100万アップくらいの感覚です。

除電はいいぞ
と言うよりも、元々MX-30はこの走りなのではないか、私の車両がハズレ個体だったのではないか疑惑もあります。
試乗時に抱いた走り心地への感動が、納車時には感じられませんでした。新車なので部品が馴染んでいないだけかと思っていましたが。
それにシフトショックに不満を持っていたのは私だけのようですし。
私のMX-30レビュー。もしかして通常個体はシフトアップ時にモーターアシストしていた???
だとするとハズレでないMX-30はもっと評価されて良い車だと思います。
独自の秘孔を開拓したアミバ様ももっと評価されても良いと思います。
・・・ブログ書いてて思いましたが、私が三下噛ませ犬のアミバ様に敬称を付けるのは、実験を繰り返すあくなき探究心に対し子供心に敬意を抱いたからではと今更ながら気付きました。
同じ噛ませ犬でもヤ○チャとは目線が違います
以上です。
静電気のブログなのか北斗ブログなのか書いてて良くわかんない内容になりました。
なお無想転生は秘孔ではないというツッコミはご遠慮下さい。
【おまけ】
以下、上述のエンジンカバーの効能について補足します。
マイルドハイブリッドであるMX-30は回生ブレーキでバッテリーを充電しますが、通常走行ではバッテリー残量が半分以下(6目盛のうち2〜3目盛)になるよう制御されているようです。他オーナー様の記事を見る限り、目盛4以上になるのは長い下り坂など特殊な条件の場合のみ。
しかし除電後、街中走行でバッテリー目盛が5に。初めてこの状況に遭遇したのですかさず停車し記念写真。
そしてMX-30は4目盛以上のとき、加速時に積極的にモーターアシストが働き、上の画像にその様子が表示されます。アシスト表示も初めて見ましたが走行中なので写真撮れず残念。
注意:普段は3目盛以下に制御しているのはバッテリー劣化抑制のためと思われ、このチューンによるバッテリー活性化は劣化を早める恐れがあります。命を削って剛力を呼び出す刹活孔のごとく。

刹活孔ならぬアミバ流北斗神拳・・・

・・・の末路
普段から若干のアシストが効いてた気もしますが、アシスト表示が出た時は明確にモーター音が作動して大変気持ち良い。加速感も若干滑らかで気持ち良い。
ドライブフィールに違和感を与えず、かつ気持ち良さは向上するこのモーターアシスト。EV分野では後発ながら、走りの楽しさを追求するマツダスピリットの一端を感じます。
ハイブリッド試作機的扱いの車両にしてこの完成度に、これからのマツダEVに期待せざるを得ません。
ただしi-stop、テメーはダメだ

(MX-30だけダメっぽいですが。)
【おまけ2】

風呂上がり後のフワフワ噛ませ犬の図