記録的猛暑が続く中 井村屋のアイス「あずきバー」が過去最高の売り上げペースを記録しています
1973年の発売以来 ほとんど変わらない製法で作られてきたアイスが突然の大ブレーク 素晴らしい
あずきバー 猛暑で過去最高の売り上げペース 中高年が支持
記録的猛暑が続く中、井村屋(本社・三重県)のアイス「あずきバー」が過去最高の売り上げペースを記録している。このヒットで同社の株価は今年最高値を記録。発売から40年のロングセラー商品が、いまなぜ大人気なのか。その謎を解く鍵は、これまでアイスのメーンターゲットではなかった「中高年層」にあった。
1973年の発売以来、ほとんど変わらない製法で作られてきたアイスが突然の大ブレークだ。
井村屋によると、4~6月期のあずきバーの売り上げは、前年同期比8%増の7000万本。2010年に記録した年間最高売り上げ2億5800万本を上回るペースという。
“あずきバー効果”で同社の株価は16日に今年最高値の595円に。1月の今年最安値436円から急上昇し、6年ぶりの高水準に達した。
夏本番の7~9月期はさらなる売り上げ増が見込まれ「9月までこの暑さが続けば、3億本超えも夢ではなくなってくる」と、同社初の大台達成へ向け鼻息が荒い。
全国のメーカー88社が加盟する一般社団法人「日本アイスクリーム協会」は、あずきバーのヒットの要因を「猛暑と中高年」と分析する。
同協会によると、かつてのアイス市場のメーンターゲットは「子供」だった。中でも夏場に涼をとる手段として「カップ入りかき氷」は人気を集めた。だが、携帯に便利な小型ペットボトル飲料の普及により、かき氷タイプの需要は激減。市場は「大人も満足できる製品」重視へ転換した。
今年の猛烈な暑さは、アイス業界にとって絶好の条件だが、同協会は「現代の子供や若年層は外に出なくなり、アイスで涼をとるという習慣がなくなった」と指摘。一方、熱中症対策への関心が高い高齢者には「なじみ深い味に加え、飲料より安く品質も高いというお得感も手伝って、あずきバーがオアシスとなっている」と急成長の背景を語る。
また、発売40周年の節目で、井村屋が販促を強化したことも呼び水に。伊勢神宮旅行のプレゼントなどの企画で、中高年をがっちりつかむ一方、人気デュオ「ゆず」とのコラボ企画で若者層も開拓。売り上げの底上げにつなげた。
井村屋の担当者は「社員一人一人が“暑さよ続け”と念じていると思います」と冗談めかしつつも、熱い人気がまだまだ続くことを期待していた。
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“つぶやき”!?( ・ω・ ) | 日記
Posted at
2013/08/20 13:05:46