あれから2年が経ち 東日本大震災で被災した いわきの観光施設が復興しています
スパリゾートハワイアンズは行きませんが アクアマリンふくしまと五浦六角堂は行きました
“いわき・ひたち路”の旅 観光施設リニューアルで復興へ
あれから2年。東日本大震災で被災した観光施設が復興している。福島県いわき市の「スパリゾートハワイアンズ」はグランドオープンして、“フラガール”が戻り、小名浜の「アクアマリンふくしま」もリニューアルした。隣接する北茨城市の五浦(いづら)六角堂も再建された。いわき・ひたち路は活気づいてきた。
笑顔がはじける。映画「フラガール」で全国区になったダンシングチーム34人が、以前より広くなったステージで元気いっぱいに踊る。客席1000席は満員。お客も戻ってきた。
温泉テーマパーク「スパリゾートハワイアンズ」(入場料3150円)は、補修工事などを終え、昨年末に新ホテルが加わってグランドオープンした。それまで全国125カ所でキャラバンしたフラガールもカムバック。今年1月からポリネシアンショーを披露している。
1000平方メートルに及ぶ巨大露天風呂「与市」も健在。江戸時代の湯屋を再現し、情緒たっぷり。木の桶が懐かしい。湯本温泉から引いた硫黄泉は、あとでポカポカ温まる。湯あがりに、お休み処でビールと打ちたてのざるそば(680円)でさっぱりする。
次の訪問地は小名浜。津波で9割の魚が死んだ水族館「アクアマリンふくしま」(1600円)もリニューアルした。全国の水族館に避難していた生物もカムバック。いわき沖で黒潮(暖流)と親潮(寒流)が交わる“潮目の海”を再現した三角水槽が人気だ。黒潮の水槽では3万匹ものイワシの群泳やカツオ、マグロの回遊が見られる。
ところで、いわき市から北茨城市にかけての味覚といえば、あんこう。小名浜の割烹「一平」であんこう鍋(3200円)を味わった。もともとは船上であんこうのキモをつぶして入れた鍋。汁が濁ることから、地元では“どぶ汁”と呼んだ豪快な漁師料理だ。
一平のあんこう鍋は、キモを炒めて入れたミソ仕立て。生臭さが消えて、こってり濃厚な味。白身はぷりっぷり。コラーゲンもたっぷりで、辛口の日本酒に合う。女将の長谷川雅子さんは「放射能の影響で地魚は出荷を自粛しているので、青森産のあんこうを使っています」という。3月下旬まで食べられる。
太平洋の荒波が砕け散る断崖に突き出して建つ五浦六角堂は、北茨城市のシンボルでもあったが、津波で流失した。だが幸い、礎石だけは残った。管理する茨城大学などが呼びかけ、明治38(1905)年に思想家・岡倉天心が創建した当時の材料や工法によって再建。建物外部の彩色は、江戸時代に採取された天然ベンガラを使うなど、往時そのままに再現された。
ここで天心は太平洋の波音を聞きながら思索にふけったという。しばし、明治の偉人に思いをはせるのも悪くはない。
Posted at 2013/03/14 13:16:39 | |
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