ウイスキーは、蒸留してから最低でも数年、長いものだと数十年もの間、樽に詰めて貯蔵されます。
長い年月をかけて、上流直後は無色透明だった液体に、樽を通してあの色や香り、味わいが移っていくわけです。
そして、樽の中の液体は、抜いてもいないし、漏れてもいないのに、いつの間にか少しずつ減っていくのだそうな。
長期熟成した樽だと、減ってしまう量も馬鹿になりません。
50年モノのシングルモルトが高価なのも無理からぬことですね。
この減っていく分のことをエンジェル・シェア、天使の分け前と呼んでいるそうで、うまく言うものだと思います。
ウイスキーに得も言われぬ風味が得られることとのバーターで失われていくものなのでしょうね。
相手が天使であれば、誰にも文句は言えませんって(笑)
…んで、我がテスラモデル3ですが、スマホとつながっていて、クルマの中にいなくても車内の気温や航続可能距離等の情報がスマホの画面から常時確認できるようになっています。
気になるのが、あと何㎞走れるかを示す航続可能距離の表示…
日に日に少しずつ減っていくのですよ。
今見たら293㎞とあったのですが、確か先週見たら300㎞あったと記憶しているので、どうやら走らなくても毎日1㎞位ずつ減っていくようなのですよ。
普通のクルマのセキュリティ・システムも電気を食うには食うのですが、そのためにバッテリーが上がったなんて話はあまり聞きません。
ポルシェはエアコンのコントロールユニットに付いている小さなファンが回りっ放しになってバッテリーが上がると言う話は聞きましたけどね(笑)
それにしても重さ1t以上もあるクルマを1㎞も走らせることのできる電力量って、結構なものですよね。
バッテリーの自然放電なのか、停止中でもバックグラウンドで何らかのシステムが作動しているのか、詳しいことは分かりませんが、これも現代のエンジェル・シェアなのだと思うことにしますよ。
エンジェル・シェアの量って、環境によって個体差とかもあるものなんですかねぇ。
Posted at 2023/01/09 22:24:31 | |
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