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2015年02月12日 イイね!

ロードスターエンジン製作記録。(ポート研磨)

※2007年10月の記事です。

エンジン加工の中でもっとも時間がかかったと思われるポート研磨の作業です。

使った工具はロードスターオーナーのLocke氏から借りたストレート製のフレキシブルリューター、東急ハンズの通販で購入した超硬バーとフラップホイール120番と240番、そしてホームセンターで購入したサンドペーパー100、240、360、600、800です。
最初にIN側ポートを超硬バーで削りはじめました。
どの程度削ってよいのか分からないまま、超硬バーの超絶な削れ具合のため思いのほか削りすぎて、後々の修正に苦労しました。
超硬バーはあくまでもバリ取りと形状修正のみに使用し、拡大修正は120番のフラップホイールで作業することが
一番きれいな仕上がりになるのではないでしょうか。
ちなみに私の場合、一番使用したのは120番のフラップホイールですが、最低5本以上準備する必要があると思います。
240番に移る前に、フラップホイールで削れない細い部分を適当なバンドホイール用のバーにサンドペーパーを巻きつけて削っていきます。
サンドペーパーはホームセンターで1枚84円程度なので、少し削っては巻きなおし、常に新品状態で削りました。
ちなみにサンドペーパーは両面テープで巻きつけたのですが、ペーパーの幅も両面テープと同じ幅(約4センチくらい)で使用しました。
先達の方々はペーパーの番手を120、240、400、600、800、1000という感じで変更していき鏡面化させていましたが、私は最初から鏡面化はあきらめていたので、実際に使った番手は120、240、400、800でした。
120と240はフラップホイールなので、この時点で超硬などの削り跡を消しておけばいきなり400、800と細かい番手に変えて言ってもほとんど大きな傷も残らず満足行く”弱鏡面”化を成功させることができました。

ポートの拡大もガスケットの幅に合わせてあらかじめけがいておき、フラップホイールで拡大しました。
インマニ、エキマニ側のサイズも確認しておかなければ意味がないのでそれぞれガスケットに合わせてみました。
マキシムのエキマニは、純正ガスケットとピッタリに製作されていました。
さすが高性能パーツと評価されるだけはありますね。
インマニは本当は削らないといけないような段差がありましたが、めんどくさいので拡大修正はしませんでした。しないとポート拡大の効果が薄れてしまうのでしょうけど・・・

燃焼室の修正はバリ取りと、若干表面を滑らかに削ったのみにとどめました。
といっても、ひどいバリがたくさんあって、一番ひどいのは4気筒目の吸気バルブシートの当たり面近くに幅2センチ以上、高さ4ミリほどの巨大なバリが存在し、見つけたときはこんなのがそのまま放置されていてもエンジンって普通に回っているんだと、なんか感心してしまいました。

Posted at 2015/02/12 19:45:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジンOH | 日記
2015年02月12日 イイね!

ロードスターエンジン製作記録。(ベースエンジンの分解~洗浄)

※2007年10月の記事です。

初めてのエンジンチューンがエンジンフルチューン(素人的発言)ということで、非常に不安があったなか、J58Gながつさんはじめさまざまな方への事前講習の中で今回のエンジンのスペックを決めていきました。
ピストンは定番のNB2用圧縮比10,5のピストンを使用。
カムは264か256。面研は当初何も考えずに1,5mmくらいを考えていました。
これは、58メンバーの方々のチューニング内容を聞く中で、こんなもんでいいかな的な発想でしたが、これはのちのち実測して1,1㎜修正の圧縮比11:1に決定したのでした。

そしてついにばらし始めたわけですが、部品を小分けにしておく箱をばらしながらそろえていった為、部品紛失の恐れがあり、最後の組立てまで不安を引きずりました。
部品用の小箱はたくさんあっても困ることはないので、一番最初に買い揃えることをお勧めしたいです。
あと、カムキャップやクランクキャップ、メタル類など再利用して、尚且つ同じ場所の同じ方向で組む必要がある部品について、特に気をつけて保管したつもりだったのですが、メタルのクリアランス測定の際にコンロッドメタルにひどい傷をつけてしまい、再利用ができなくなってしまいました。
結局、コンロッドメタルクリアランスはまったく問題なく、メインメタルのクリアランスが広いという結果だったため、
スラストメタルも合わせてすべてのメタルを新調するという痛い出費をする羽目になりました。

ブロック側の分解で一番てこずったのはオイルパンをはずしたときでした。
液体ガスケットのおかげでオイルパンとバッフルプレートとブロック本体が完璧に固着して、ボルトをはずしてもまったく外れる気配がなく、マイナスドライバーを差し込むような隙間もありません。
ガスケットはがしのスクレーパーをすこしずつ差込み、隙間を広げ、手が入る隙間ができたところで力任せに引き剥がしました。
ここで注意しなければならないのが、バッフルプレートとオイルポンプにボルト止めされているオイルストレーナーの存在です。
無理矢理はがそうとすると、曲がるかボルト止めの部分で折れてしまうので、固着していてもゆっくりスクレーパーではがしていくことをお勧めします。
はずした後は、各所の液体ガスケットをきれいに取り除きます。
ワイヤーブラシとスクレーパーを使って根気良くです。
半日以上かかります。しんどいです。

そして、やっと洗浄に入ります。
ストレートで購入したサンエス何とかという洗浄剤を水に混ぜて一日ほどヘッド、ブロックをそれぞれ漬け置きです。
ブロックを入れる箱は押し入れ用の衣類を入れるBOXを調達して使用しました。
ただし、ブロックはかなり重いので箱には慎重に入れないと底が抜けます。
漬け置きだけでは落ちないひどい油汚れは、ワイヤーブラシでゴシゴシと磨いてきれいにします。



ばらして部品を洗浄するだけでもこれだけの内容・・・
時間にしても漬け置き時間を除いても2,3日くらい分はかかっているのではないでしょうか。
先は長いのです・・・
Posted at 2015/02/12 19:43:21 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジンOH | 日記
2015年02月12日 イイね!

ロードスターエンジン製作記録。

※2007年10月の記事です。

ロードスターのエンジンを組んで1年。
9000kmを走って、現在も絶好調な状態ですが、これを記念してエンジン製作記録をホームページから転載します。


この度NB8Cロードスターのエンジンを製作することを決意し、苦節6ヶ月、見事完成し、慣らし運転も無事に終了したということでここに記録として残すことにしました。
そもそもきっかけは、タカタサーキットのフリー走行時なにげないオイルレベルチェックのことでした。
オイルゲージにオイルがほとんどつきません・・・
Lレベルのあたりにちょこっと・・・
HレベルとLレベルの間は約0.8Lと書いてありますので、それだけ減っていたわけです。
たったの800km走行で。
走行距離73,500kmにしてついにオイル消費が始まったのです。
ここ数年は、走るといえばジムカーナとサーキット走行ばかりだったのでいつかこのときが来るだろうと予想はしていましたが、やはりショックでした。
クルマを買い換えるお金なんてないし・・・
とか言いながら実はこんなこともあろうかと、予備エンジンをすでに手に入れていたのでした。
しかも超超超格安で!(値段は自主規制)
と、いうことで始めました。
完成後のスペックは、下の通り。

2006年12月22日パワーチェック結果
     測定結果     カタログ値
馬 力 167.8ps     145ps
トルク 16.4kg・m    16.6kg・m


推定パワーウエイトレシオ(推定重量983.5kg)
5.86kg/ps


スペック                                            価格
カムシャフト     IN マツダスピードNA8C用 260度 リフト9㎜  ヤフオクにて2本で40,000円
カムシャフト     EX マツダスピードNA8C用 255度 リフト9㎜
カムプーリー     戸田スライドカムプーリー               ヤフオクにて24,180円 
タペット        MLAからHLAに変更                  ヤフオク5,000円
バルブスプリング  ファミリアGTX用流用 上記セット
ピストン        NB2用流用+重量合わせ 純正価格参考まで
コンロッド       純正重量合わせ
ボーリング加工   0.25㎜オーバーサイズ加工                20,000円
ヘッド面研磨     1.1㎜                             10,000円
ポート研磨      弱鏡面加工、ポート拡大(ガスケット幅まで)
燃焼室加工     バリ取り
バルブ加工     弱鏡面加工

尚、今回手に入れたベースエンジンは走行90,000kmを越えていたので0.25㎜のボーリングと、圧縮アップのためのヘッド面研磨にも出すことにしました。
作業の大半は自分で行う為工賃に関してはほとんどかかっていないのですが、加工屋さんに出したボーリングとヘッド面研と、オーバーホール用の純正部品の金額をすべて計算すると総額で20万円以上かかっていると思います。
あと、ポート研磨等々の機材や空燃比計も買ったのでそれもあわせると・・・

整備書を見るよりも、ほとんど先輩プライベーターのレポートを教科書代わりに作業を進めていったのと、このようなレポートを書くつもりがなかった為、ほとんど写真はありません。
代わりといってはナンですが、素人の為の初めてのエンジン加工ということでいろいろ迷ったこと、困ったこと、あせったことなどを書いてみます。

今後の掲載予定

1、ベースエンジンの分解~洗浄
2、ポート研磨
3、バルブ研磨
4、ピストン重量合わせ
5、コンロッド重量合わせ~加工屋さん
6、組立て
7、載せ換え~慣らし&トラブル

Posted at 2015/02/12 19:40:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | エンジンOH | 日記

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