いつも良くして頂いているロードスター専門店の「RSガレージワタナベ」さんの日記を読んでふと思うことがありました。
今までロードスターに長く乗り続けていますが、いったいどれ位メンテナンスをしているのだろう。。
私が今の愛車であるマツダロードスターNB8Cを手に入れたのは平成12年6月29日。
以来今日まで同じクルマを乗り続けてきているわけですが、今日までメンテナンス及び修理を何度となく行ってきました。
現在は整備工場を併設するガソリンスタンドを営んでいることもあり整備に関しては全て自分で行っていますが、ロードスター購入当初はサラリーマンの身でブレーキパッド交換すらできないレベルでした。
購入から2年後、実家であるガソリンスタンドに戻りましたが、暫くはディーラーに整備に出していたものの整備費用が馬鹿にならないという気持ちから、せっかく環境があるのだからと作業にチャレンジすることにしました。
当時愛読していた「オートメカニック」誌を参考にしてブレーキパッド交換に始まり、ファンベルト交換、サスペンション交換、そして、気がつくとエンジンOHへ。
今まで行った作業を挙げてみると、ブレーキパッド交換は数知れず。
ローター交換3回。
ブレーキホース交換2回。
キャリパーOH3回。
ブッシュ交換1回。
車高調交換4回。(クスコL-ZERO、アラゴスタ、YZ、エナペタルRSGW仕様)
ハブベアリング交換1回(前後とも)
エンジン回りの作業も振り返ると多いですが・・・
ファンベルト交換3回。
エンジンOH2回(1回目NB2ピストン、面研、ポート研磨、バランス取り、マツスピカム)、(2回目自分のミスでクランクキー溝広げてクランク交換)
プラグコード交換。3回以上
スパークプラグ交換。数知れず。
エアフィルター交換。数知れず。(純正形状→HKSスーパーパワーフロー→ラムエアインテーク→以後定期的にフィルター洗浄)
ラジエーター交換2回。(ヤシオファクトリー銅製→ワンオフ純正アルミコア増し)
ホース類交換3回。
燃料フィルター交換1回。
ブレーキマスターシリンダーOH2回。
クラッチマスターOH1回。
レリーズシリンダー交換2回。
クラッチ交換1回。(NBターボ用)
そのほかにも。
エキマニ交換2回。(マキシム→マキシム)
マフラー交換3回。(マツダスピード→オートエクゼ→オートエクゼ)
LSD交換3回。(マツスピ機械式→クスコRS→純正トルセン)
修理とチューニングが混在していますが、快適なロードスターライフを維持するために行った作業は覚えているだけでもこれだけあります。
大事なことを忘れていました。
エンジンオイル交換は3000キロごと。今はほとんど乗らないので2000キロ位で交換。
オイルフィルター交換はオイル交換2回に対して1回交換。
ブレーキフルードは最低1年ごと。(サーキット、ジムカーナ走行がある為)
冷却水は2年ごと。(ラジエーターキャップその都度交換。)
サーモスタット交換2回。
ミッションオイル、デフオイルも定期交換。
他にも細かな電球交換やリレー交換等もありますが、私のロードスターの歴史はそのままメンテナンスの歴史でもあります。
過剰整備ともいえる頻度ではありますが、そのおかげで今まで外での大きなトラブルは一度もなし。
新車から18年目の今年も快適に走行することができています。
新車を買うと数百万円、旧車を乗り続けてもおそらく数百万円。
どちらも快適にカーライフを楽しむことができますが、私は後者を選んでいます。
理由は簡単、ロードスターに愛着があることはもちろん、このクルマ以上の楽しいクルマに巡り合える気がしないから。
ガソリンスタンドの店員としてお客様にオイル等の交換を進める際、「クルマは人と違って寝て起きたら直っているという事はありませんよ。」と伝えます。
人間は自己治癒の能力がありますが、クルマは機械ですからいつかは壊れます。
壊れない様にメンテナンスをし安心と安全を手に入れるという事が、壊れにくくなった高性能な日本車のおかげで忘れられがちになっているのが、今の日本の自動車を取り巻く環境なのだと思います。
ロードスターがデビューして28年、累計100万台が売れたそうですが、未だに初代、2代目の重要部品が供給されるマツダの支援体制には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
新しいクルマも良いですが、旧いクルマが今のクルマと変わらずフツーに走っていることが本当に素晴らしいことだと思っています。
Posted at 2016/05/06 22:40:50 | |
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