さて、エキマニの交換を行って排気漏れも直り、絶好調な我がシルビアさん。
しかし、このとき俺は知らなかったのです。
社外エキマニにしたときに発症する、シルビアの持病を・・・
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ある日のこと。
その日は彼女と鎌倉へ日帰りの旅行をした日でした。
家まで送り届けたあと、帰路についていると、
ひとつのメーターが異常な値を示しているのに気づきました。
水温計です。
自分のS15の場合、水温は走行中、エアコンのON/OFFに関わらず、
78~81度で安定します。
それがどうしたことか、
85~90度を行ったりきたりしています。
85度になるときはエンジンブレーキを利かせているとき、90度になるときは通常の走行時です。
たった5~10度高いだけなのですが、
なんか普通の状態ではありません。
仕舞には90度を超え、95度まで上がる始末。
自分のシルビアに限っていえば、走行中に90度超えの水温を記録するのはありえません。
別に純正の水温計が振り切っているわけではないので、オーバーヒートはしていませんが、
こいつぁやばい!と思った自分は、車を止め、エンジンルームを見てみることに。
まず、リザーブタンクに何も入っていません。
とりあえず目を擦ります。
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)
(;゚д゚) ・・・
やっぱり入ってません。
エキマニ交換して、戻ってきたときには満タン入っていました。
それが跡形もありません。
どこからか漏れている・・・と思ったそのとき。
ジュッ・・・ジュッ・・・という音と共に、ほんのり焦げ臭いような匂いが。
音を辿ると、
なにやら細い管からLLCが滴り落ちているではありませんか。
え・・・?これって・・・
タービンの冷却ラインじゃね・・・?
勿論、このパイプの行き先はタービンです。
またか・・・
またタービン降ろすのか!?また車をショップに預けるのかよ!!
兎に角、自分の車が手元に無いと落ち着かない自分は、ある決意をします。
これは俺が自分の手で直す、と。
その後、とりあえずの自走は可能と判断した自分は、水温計とにらめっこしながら帰宅。
その後、一応一晩ねかせた後にラジエーターキャップを外してみましたが、水位が分からないくらい水がなくなっていました。
ラジエーター内の水量が減っていたために、熱交換がうまくいかなくなり、水温の上昇につながっていたんですね。
・・・
これは後で聞いた話ですが、社外のエキマニへコンバートすると、タービン冷却用の水ラインとオイルラインに不具合が出やすいらしく、具体的には割れて漏れるんだそうで。
純正の水ラインは、端的に言ってしまえば、唯の鉄パイプです。
ちょうどブレーキマスターシリンダーから伸びるブレーキのオイルラインをイメージしてもらえればいいかと思います。
エキマニを社外のものへ交換すると、振動で割れるらしく・・・
なので、対策としてステンメッシュホースのモノへ交換するのがオススメなんだそうです。
(正直この話に納得いってませんが・・・だってエンジンとタービンはエキマニでつながってるんでしょ?振動するなら、それは同じ方向に同じタイミングでしょ?謎です。)
何れにせよ、純正のラインに不具合が出てしまった以上、モノを交換する他ありません。
とはいえ、エキマニ交換をしたばかりで、そんなに資金もありません。
有名処だと、HPIやキノクニからステンメッシュウォーターラインが出ていますが、1万を超える価格設定。
勿論高い分、品質も良いのだと思いますが、正直そこまで出資する気になりません。
そんなときの庶民の味方がヤフオク!ですね。
ウォーターラインIN/OUTセットで新品で5000円という破格でゲット!
もちろん安物買いの銭失いなリスクもありますが、それは承知の上。
今は兎に角安く直ればよし!それが長持ちすればめっけもん!的なノリです。
とりあえず、外せるものは全部外して、さくっと交換することに。
摘出してびっくり。
頭もげてた!!
そりゃ漏れるわけだわさ!
良いとこヒビが入ってるくらいだと思っていた、自分にとって衝撃的だったそれを地面に放り投げ、新しくステンメッシュホースを接続。
よかよか。
とりあえずこの日はOUT側のみの交換で終了。
IN側は、後日時間のあるときに・・・・
なーんて思っていたのですが・・・
1週間くらいたったある日、何気なくボンネットを開けて吃驚。
リザーブタンクに何も入っていません。(デジャビュ
とりあえず目を擦ります。
( ゚д゚) ・・・
(つд⊂)
(;゚д゚) ・・・
やっぱり入ってません。
こんなにがっつり減るなんて・・・!!!
こりゃIN側もか!?
ってことで交換しようと思ったのですが・・・
とりあえず、こちらをご覧ください。
何シテル?にもアップした画像ですね。
これ、ステンメッシュホースに付属していたバンジョーです。
これだけ見てピンっと来た人は、なかなか鋭いのではないでしょうか?
これにバンジョーボルトを挿入したとき何が起こるかってことなのですが・・・
この
バンジョーの内径とバンジョーボルトの直径はほぼ一緒くらいです。
1mmの隙間があるかないか・・・ってなところでしょうか?
つまり、
バンジョーボルトの穴とバンジョーの穴の位置が正確に合わないと、水が流れないんです、これ。
純正のバンジョーには溝が彫ってあって、ボルトがどの向きで止まろうとも、水流の確保がされています。
ですが、この付属していたものには
一切溝が彫っておらず、つまり水流の確保がされていないということになるわけです。
・・・これはどうしたものか・・・
考えました。
考えてある結論に至りました。
穴、あわせりゃいいじゃん
と。
とりあえず付属のワッシャーをかませて締め上げたところ、見事穴の位置合わせに成功!
これ気づかないで、何も考えず取り付けてたら・・・
ボールベアリングタービンなんだから、水による冷却が出来ないと・・・
オイルによる冷却も出来ますが・・・
これ、タービンブローに繋がるところと思われます・・・。
これが例の「安物買い~」リスクですね。
兎に角無事に直ったシルビアさん。
次のトラブルは何があるんでしょうかね・・・
今からすでに不安だったりします。