―――出来事は突然に。
それは、つい
昨日の出来事でした。
所用でハイウェイを走行中、カーオーディオのサウンドとエキゾーストノートに
普段聞き慣れない音が混じるようになりました。
カンカンという音とも違う、コンコンという音とも違う。
なんとも形容し難い、まるで
プラスチック同士がぶつかり合うような音が聞こえるのです。
気づいた不具合はそれだけではありません。
シルビアに装着されているApexiのターボタイマーには簡易的に空燃比を表示する機能があるのですが、
その数値が少々おかしいのです。
例えばアクセルをめいっぱい踏み込んだとき、空燃比はいつも11.4程度を示すのですが、
どうしても12~13を行ったりきたりします。
つまり燃料が極端に薄いのです。
アクセルを踏み込んだ状態、つまり出力空燃比(エンジンパワーを絞り出そうとするときに設定する空燃比)であれば
10.8程度がベストでしょう。(つまり自分のシルビアの場合、平常時も若干薄いってことですね。)
ストイキ(理想空燃比)で14.7程度なので、どれだけ薄いかが良くわかるかと思います。
(最近のエンジンはリーンバーン(希薄燃焼≒14.7よりも薄い空燃比で燃焼させること)するものもあります。でもたぶん出力を取り出したいときは濃くしてるはずです。たぶん。スイフトスポーツはそうだった気がします。)
このまま踏み続けるとどうなるのか・・・
燃料が薄いと
燃焼室の温度は高くなります。
燃焼室の温度が高くなると、
異常燃焼(点火プラグにて着火する前に、混合気が勝手に燃焼を始める)
によるノッキングを起こし、
それはピストンやエンジンヘッドに重大なダメージを与えることになります。
つまり
壊れる、ブローするということですね。
また、排気温度も高くなるため、
触媒が温度に耐えられず壊れることも考えられます。
なので、理想空燃比よりも濃い目に燃料を噴射して、気化熱を利用して燃焼室を冷やすのですが、それが出来ていません。
もちろん、あまり良い状態ではありません。
突然どうしたんだろう、と疑問に思いながらも、まさか高速道路のど真ん中で止まるわけにも行かず。
とりあえずエンジン負荷を抑えつつ、家路を急ぐことにしました。
しかし・・・
もうまもなく到着するころ、というときになって事態は急変します。
アクセルを踏み込むと、ウェイストゲートが開いたような音がするようになりました。
あぁ、これは。知ってる。この音。
どうやらタービンのガスケットがふっとんだようです。
つまり
排気漏れが起こったということですね。
しかし・・・
・・・またか?
半年に満たないスパンで、同じ箇所からの排気漏れ。
普通ならちょっと考えられません。
とりあえず夜も遅かったため、次の日に確認することにしました。
そして翌日。
状況を見てびっくりしました。
とりあえず、エンジンを掛けて、スロットルをひねってみたのですが・・・
エキマニあたりからすすが勢い良く吹き出すのが確認できました。
・・・場所確定です。
すぐさまエンジンを切り、状態を確認しました。
すると、
エキマニのスタッドボルト1本抜けかけているのと、もう1本はナットが取れているのを発見。
先述の「カンカン」とも「コンコン」とも言えない音はこれだったのかもしれません。
(ノッキングの可能性もあるのですが・・・・)
そして、
あるはずの緩み止めプレートがありません。
・・・これは、どうしたものか。
最初は自分でやってしまおうかとも考えたのですが、不慣れなタービン脱着作業にてこずる事は必至で、1日で終わる気がしません。
外して直して1日、取り付けで1日は見たいところでした。
しかし、次の日は所用で太田まで行かねばならず、かといってこのまま乗り続けるのも危険です。
で、あるなら、代車が借りられる、ショップに預けるのが正解か・・・
と思った自分。
しかし、前回と違い、漏れ方が盛大なため、高崎のインター近くに店舗を構えるチューニングショップに持ち込みをすることにしました。
そこで、ショップの店長さんと思しき人に、状況を見ていただいたのですが・・・
ぽつりと、一言。
「排気温度高いなぁ・・・」
曰く、
エキマニが青くなるまで焼けるのは「焼けすぎ」なんだそうで、普通金色に焼けるんだそうです。
「これだとノッキングも出てたかもしれないですね。マフラー変えて高回転までまわすと分かり難いですからね。」
とのこと。
いつかはECUのリセッティングが必要か、とは思っていましたが、結構やばそうです。
肝心の排気漏れは、とりあえずそのまま入庫し、修理を依頼することにしました。
今週中には直せるだろう、との見解でしたので、走行会には全然間に合うと思うのですが・・・
さぁ、この燃調問題、どう処理してくれようか。
Posted at 2014/12/13 22:52:57 | |
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