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むさし屋のブログ一覧

2016年04月04日 イイね!

1泊2日で新潟へ


タイトルの通り、週末、久しぶりに遠出しました。

目的は、新潟県糸魚川市。



天気はまずまずでした。



妙高高原では、残雪残る雪山を見ながらのドライブ。

日本海側まで足を延ばすのは何気に初めてで、新鮮でした。



新潟では、

お勧めのお寿司に舌鼓を打ったり



フォッサマグナミュージアムで地質について見学したり



糸魚川のソウルフード、牛乳パンを食べたり。



このパン、なかなかにおいしかったです。



で、目的の糸魚川なんですけど、ヒスイ海岸というものがありまして。

これが今回の一番の目的。





糸魚川は、ヒスイの産地として有名だそうで、

中でも、ヒスイ峡と呼ばれる場所は天然記念物に指定されるほど。


当然ながら、そこでヒスイを取ることは盗ることであってだめなんですけど、

毎年、雪解けの時期に海に流れ、そこから海岸に打ち上げられるヒスイについては

一般人の採取が許されています。


グレーなどでもなく、フォッサマグナミュージアムに持ち込めば、

ヒスイかどうかの鑑定もしてくれるというありがたいお話。


実際、鑑定してくださった学芸員の方にお話を聞いてみたところ、

『どうせ海で削られて無くなっていくものですから、

 一般の方に保護していただいたほうがむしろ良い』

とのことでした。



ネットでいくつか散見される、糸魚川ヒスイ海岸でのヒスイ探しを行ったブログなどでは、

素人でも1時間で2~3個見つけました!…的な。



さて、じゃあ実際はどうでしょうか。



ヒスイ海岸に着いてみると、

僕ら太平洋側の人間が頭に浮かべるような日本海がそこにはありました。



写真ではわかりづらいかもしれませんが、結構波が高く。



それによって、打ちつけられた石が、ことごとく玉砂利のように丸い。



そして、この地域独特であろう特徴が、



色とりどりの石と、地層の一部を切り出したようなさまざまな模様でした。



ヒスイじゃなくても、石が綺麗です。

なので、ヒスイ以外でもあれもこれも・・・と手に取っていると、

あっというまに大量の石コレクションが。



いかんいかん。

ヒスイを探しているんだった。




で、

こんな中からヒスイを探すわけですが・・・



ドレガヒスイデスカ?




・・・一応、ミュージアムでヒスイを見てから来ましたが

あの、綺麗なエメラルドグリーンな石は、・・どれだ??



うーん、これ、ヒスイっぽい、って石なら、割とたくさんあります。

・・・・これ、全部ヒスイ??



よくわからないけど、緑っぽいのと白っぽいのを中心に、

綺麗な石らしいのをストックしていこう。



で、1時間強。



大小20個(大きくてもピンポン球くらいですが)ほどの、それらしい石を抱え

ミュージアムへ鑑定をお願いしに。




結果

全滅。




学芸員の方曰く、

『慣れた方でも、1~2時間やって1個とれるかとれないか』

だそうで。




また、綺麗な結晶に見える石もたくさんあるんですけど、

それらはほとんどが違う鉱石だそうで、多くある=それほど値打ちのない石

のようでした。


まぁ、値打ちじゃなくて、綺麗だからいいんじゃい!という気もしないでもないですが、

せっかくなので、ヒスイをゲットしたい。



その日は泣く泣くあきらめ、

翌日の予定をキャンセルして、リベンジすることを誓うのでした。




あ・・そうそう、鑑定はとても面白いです。

種類別で石の説明と説明を書いた紙を用意してくれるので、

その石が何なのか、とても分かりやすいです。

これは素晴らしいサービスですね。

・・・それが、無料でやってもらえるんだからすごい。





で、

翌日のヒスイハントですが、

僕は(学芸員さんや他のヒスイハンターから)学びました。



1.海岸沿いの、波打ち際にしか(ほぼ)無い。

2.むしろ水が来ているところあたりを探すのがよい。



そこで急きょコメリへ。

コメリを知らない人は、農家の人に聞きましょう。



で、長靴と、水切りお玉、長い棒、ガムテープを調達し

武器と防具を作って翌日に臨みました。




【ヒスイハンターの装備】

・長靴

 海水なんのその。水に入って探すのが基本。

 ときどき高い波で膝の上まで濡れてしまうのはご愛敬。


・延長お玉

 かがまなくても石をゲットできる先人の知恵の結晶。

 水の中に潜むヒスイを狙え。




翌日。

帰宅を考えると、早朝の2時間が勝負。



むさし屋はヒスイハンターの装備を手に

波に戦いを挑みます。




そんなりりしさが伝わったのか、

ほどなく、

プロのヒスイハンターにも声をかけられる事案が発生。



『どうですか~今日は』

-いやー・・・全然わかんないっす。僕素人なんで。

『え・・・あぁ・・・そうですか。。。』


どうやらプロと間違えられたようです。

ここいらで見ない顔だな、とでも思い、探りを入れてきたのでしょうか。

プロは日々のライバル調査にも余念がないようです。




で、しばらくして、

そのプロがまた声をかけてきました。



『どう・・・わかる? キツネ石ってしってる?』



キツネ石とは、見た目がエメラルドグリーンの綺麗な石で

素人目には、ヒスイか?と思わせるような佇まいのにくいやつなんですけど、

実際はヒスイでもなんでもありません。




-いやー、、、存在は知ってるんですけど、現物はわかりません。



『ほら、これがキツネ石。表面とか全然ざらついてて違うから。

あと、ヒスイは白い。白いな!と思ったら、見てみる価値はある。』




プロ改め師匠は、なんちゃっての僕に対しても、なんと優しいことか。

ありがたやありがたや。



師匠にちょっとだけヒスイハントの極意を教えてもらったあと、

なんとなく、わかってきました?

とりあえず、昨日の学芸員の方の話も交えると、

あまり関係なさげな石をゲットしなくなりました。



しかし・・・かといって、簡単に見つかるわけもなく。

難しいぞヒスイハント。



その後、さらに1時間ほど経過したころ、

帰り際の師匠にすれ違ったので、


-(師匠←心の声)とれましたか?

と声をかけたところ


『ない! っちゅーか、あると思ってやったらだめよ。心が折れるから(笑』



なんとまぁ、師匠の腕をもってしても、簡単にはとれないらしい。


なんだ?ネットで見かける

『1時間で3個みつけましたぁ(にっこり)』は、ステマか?ステマなのか?




そんなこんなで、

追加30分、ヒスイハント延長戦をかましてから、

岐路についたむさし屋なのでした。



結局、それらしい石はほぼ見つけられなかったので、

失意のあまり、鑑定も依頼せずに帰ってきたのですが・・・。









写真真ん中の2つ、分かりづらいですけど、

光を透過しています。


それ以外の石も、角度は悪いですが、光を透過している石もあり、

この写真以外の石で、明らかに鉱石なんだけど半透明のものもあり。

紫色した、明らかに結晶と思われる部分が層になった石もあり。

意外にいろんな石が取れました。




さて、光を透過している、白い石。

これが、ヒスイかどうかは、

いつか行くヒスイハント2のときに、鑑定していただくことでわかると思います。



でも、ヒスイじゃなかったとしても、

光を透過する何らかの鉱石・・・というだけでも、

ちょっと面白いですよね。興味深い。



玄人ハンターでもなかなか取れないヒスイ。

だから、きっと違う鉱石なんでしょうが、それが何かを聞くのが、今から楽しみです。




そんな週末。

興味ある方は、ぜひ糸魚川までどうぞ。
Posted at 2016/04/04 14:31:52 | コメント(3) | トラックバック(0) | | クルマ

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「『GSR』ってかいてある。

三菱「新型4WD」12年ぶりに復活! 早速”人気”集まる!? 全長5.3m超えの新型「トライトン」約498万円から
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何シテル?   02/15 18:18
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