
※2022/5/11更新。
他機種(NEC MP02LN)へ乗り換えた旨を追記。
※2020/1/19更新。
交換用互換バッテリー入手について追記。
※2019/2/9更新。予備にもう1台買い足した。
※2018/10/15更新。e-Trendでの廉売は終了した模様。
タイトルの如く、モバイルWi-Fiルーターを最近新調した。
FREETEL ARIA2の黒。
https://www.freetel.jp/product/wifi/aria2/
我が家は自分を含め家族3人がスマホ持ちで、普段使いはドコモ純正LTE回線、パケット通信は3人で上限10GB/月をシェアしている(旧いシェアパック料金プラン)。
月末に契約パケット量上限に達して速度制限されると使いにくくなるため、一家の主の特権(?)で格安SIMのBiglobe LTEを自分専用に契約し、予備的にモバイルルーター経由で使っている。月3GBプランで¥700(通常¥900だが家のインターネットプロバイダがBiglobeなため¥200引き)。
ドコモ契約の1GB追加オプションが¥1000だから、それなら格安SIMに逃げたほうが利口だ、って理屈。
♯我が家の場合、契約上限の10GBを毎月ほぼ使い切るか、超過してもせいぜい1~2GB。超過分は必要に応じドコモポイントで購入するなどで補っている。こんな場合、通信量が閾値(10GB)を越えると自動的に一段階上の料金プラン(15GB)に変わる・変わった後の上限まで使い切れず余った当月分は持ち越せず捨てられる、というドコモ現行の料金プラン体系に乗っかってしまうと却って割高になる。よって従来プランの上限10GB固定+増量はオプション扱いの現契約を、当面維持するつもり。
その格安SIM用に今まで使ってたのが、かつてEmobileブランドで売られてた
HUAWEI社GP02。SIMフリーでドコモ系SIMを挿すとドコモ3G回線で使える。当時中古で¥5000程度で買った。
しかしながらこのGP02、電源入れっぱなしでバッテリは半日ともたない、ドコモLTE非対応で速度は出ない、時々熱問題?で沈黙する。。。使えなくないのだが。
そこでそろそろ後釜を探そうと思ってたところに見つけたのが、このFREETEL ARIA2。
最近あちらこちらで¥5000を割る安値で新品が売られているのを見かけて気になっていたが、この2018/8にe-Trendの会員メルマガ特価で¥2580税込送別というのを見つけ、これは買い時だろう、とポチった。
まぁ安いのも訳あり、元々の発売元プラスワンはMAYA Systemsに買い取られてるし、アフター面など安価なりの割りきりは要るのだろうな、とは知りつつ。
(2018/9/5追記:上記セールは終わった模様、リンク切れになっている)
(2018/9/9追記:9/6付同店メルマガに再登場してたのでリンクを貼り換えた)
(2018/9/27追記:9/20付同店メルマガにて値下げしてたのでリンクを貼り換えた)
(2018/10/15追記:同店サイト/メルマガ掲載から消えたので文中リンクを削除)
購入した翌日にはモノが家に届いた。
本体にはシリコンカバーと前面保護フィルムが付属・装着済み。
ほかに付属品はAC-USB充電器(出力 5V1A)、マイクロUSBケーブル、取説関係。まぁ無難に揃っている。
ちなみに充電電流は最大5V0.9A止まりの本体仕様っぽく、付属でない大電流な電源を使っても充電の時短にはならない。試しに最大2.4AのAC-USB電源と大電流対応USBケーブルを用い、USB電源チェッカーで測ってみたが、電流は最大0.9A近辺だった。
(バッテリーの充電時間は、電源オフ状態の残量ほぼゼロから、実測で約3時間程度。メーカー未公表ながら参考で)
さっそく手持ちのSIMで使ってみる。
Biglobe LTE タイプDのデータSIM。サイズはmicroSIMなので、これのSIMスロットに合うようmicro→標準SIMサイズに変換するアダプターを介して装着。角の欠いてないほうの短辺から挿し込む作り。逆挿し注意。
後述するが、これのSIMスロットは変換アダプター使用に向かない作り。写真↓の如く、SIMが斜め方向からやや反り気味で抜き挿しされる。入ってしまえば平らな状態だが。
余談、裏蓋の開閉はデリケートなので要注意。
手順としては、コジ開け用に備わっている溝をマイナスドライバーの類でコジる(固くて手指の爪ではムリ)→その溝に近い箇所の隠し爪がコツコツって感触で外れて隙間が少し開く→手指の爪か使い古しのプリカの類をその隙間に差し込む→空いた隙間に沿って一周し隠し爪を順次外す、って感じが無難。コジって持ち上がった裏蓋を一気に剥がすような開き方はお勧めできない(隠し爪を壊しかねないので)。
予備の内蔵バッテリーを複数持ってバッテリーが切れたら都度入れ換えるとか、その時々でSIMを取っ替え引っ替えするとかいう、裏蓋を頻繁に開け閉めする前提な作りにはなっていない。開閉はせいぜい、SIMの契約先を変えたから・日々の充放電でバッテリーがヘタってきたから取り替えなきゃならん、って時くらいに留めておくべきだろう。
その点、旧使用GP02は指でスライドするだけで開閉できる簡単構造、まぁバッテリーもちの悪さからして妥当な作りだったと言えなくもない。
この機種は、今時の類似最新機種にあるようなタッチパネル画面のUIを持たず、APNをはじめ諸設定には外部の端末が必要。スマホやタブレットなど。
といっても据置き型のルーター機器や旧いモバイルルーターなら当たり前のことなので、個人的には何ら問題ない。
電源を入れ、先ず手持ちのスマホとWPSを使って無線接続を確立し、本体設定用のWeb UI を開く。
WPSでの接続は一般的な手順どおり、端末側でWPSを作動させる→これの側面のWPSボタンを長押しして離す→数十秒待つ→接続確立。あとはスマホのWebブラウザを起動し設定用Web UIの URLを打ち込む。
取説では http://mfi.home/ で繋がることにはなっているのだが、自分の場合はどうしても繋がらず。結局IPアドレスの直打ち http://192.168.0.1/ で繋がった。
設定用Web UIの初期PWは本体バッテリーを外した下に書いてあるとおり。
#後にAPN設定が完了し4G/3G回線接続が確立してからは http://mfi.home/ でも普通に繋がっている。もしかして、SIMに合わせたAPNの設定が済んでからでないとダメってバグかも(未検証)。
なおAPNの新規登録から行うにせよ予め登録済みな中から選ぶにせよ、手順の説明は添付の紙取説やMAYA/FREETELサイトのオンラインマニュアルの記載では全然役立たず。内容が足りてない。
むしろこの辺↓が詳しく、参考になる。
●FREETEL ARIA2 APN設定方法 - DTI
https://dream.jp/mb/sim/support/manual/mnl_aria2_apn.html
各設定値は手持ちのSIMに合わせて読み替えればOK。
これにはBiglobe SIM用を始め国内キャリア/MVNOの幾つかのAPN設定が予め登録されているので(※全く登録されていない個体もあり:2019/2/9追記参照)、自分の場合はWeb UI上でそれを選択して有効にするだけで良かった。手順に癖があり、選択設定→再接続→初期値に設定、という回りくどいお作法を経るも(苦笑)。
あとはSSIDやパスフレーズ、管理用パスワードを初期値から変更、更に手持ちの端末以外からはアクセスできないよう「MACフィルタ」を有効にし、最低限のセキュリティ確保のための設定を完了。
無事に使えるようになった。
使用感としては、ほぼ期待どおりかそれ以上。安価なお値段にしては(笑)。
GP02よりは体感的な通信速度は速く、且つ安定して使えている。Webブラウジングなど自身の普段使いには特に不満なし。
バッテリーは朝フル充電状態の電源オンで持ち出して、夕方くらいまではもってくれている。GP02だと朝から昼くらいまでだったから十分長く、期待どおり。個々人の使い方次第ながら。
電源オンのスリープ状態で放置してても意外にもつ。晩に帰宅して自宅Wi-Fi環境下に居ると自ずと接続端末無しになり、勝手にスリープ状態に入るが、そのまま電源を切り忘れていてもバッテリーは翌朝まで生きてたりする。GP02だとほぼ確実にバッテリー素っ空→電源オフになっていた場面。
まぁスリープ状態から自動復帰する機能がある訳でないが、電源切り忘れに翌朝に気づいてのスリープ復帰から、朝の通勤時間中くらいまでは充電せずともそのままイケちゃうので助かる(こともある:残量次第では)。
GP02より外形サイズが大きいのも、まぁ許容範囲。
使ってて突然沈黙すること(スリープ状態でもないのにWi-Fi出力が切れるとか、ネットに繋がらなくなるとか)も、今のところ皆無。
端末側でWi-Fi接続を絶って暫くしてからの、本体スリープ状態からの復帰も充分早い。本体側面のボタンを押して10数秒かで復活する。
但し付属シリコンカバーが不出来で、ボタンを手探りのみで押すのは困難。ボタン位置が触って判るような突起がない。裏を返せば、不意の誤作動が起きにくい、とも言えるが。
電源ON/OFF時のボタン長押し保持時間が4秒なのも、個人的には許容範囲。GP02では10秒保持しないとダメで個人的には論外だったのからしたら、大幅な改善。
細かい不満も正直なところ無くはない。
ざっと挙げるとこんな↓感じ。
- Web UI上にバッテリー残量の表示がないので、バッテリー残量を知るには本体画面で見るしかない。
- 前面に青色LEDがあって、使用中や充電中に時々点滅するが、その輝度が高すぎて眩しい。まぁ半透明スモークのフィルムでも貼ればいいかと。
- 付属品シリコンカバーの表面の滑りが悪く、ゴミがつく。できればTPU素材みたく、多少のつるんと感と衝撃吸収性があると良かった。。。と言ってもレアな機種ゆえに社外品のカバー/ケース類の市販は皆無だから、むしろ付属するだけマシか。
- SIMカードスロットがバッテリーを外した下にあり、SIMを反らし気味にしないと挿抜しにくい構造。故にmicroSIM/nanoSIM→標準SIMに変換するアダプターは使いにくい。特にnanoSIM+アダプターで使うのはかなりリスキーだ。
- Wi-Fiが2.4GHz帯のみ(11b/g/n)。持てるSSIDが1つ。
-
端末側でローカルProxyを持たせた運用がダメっぽい。自身のスマホにはWebやアプリの広告表示をブロックするアプリ「FilterProxy」をインストールして使ってるのだが、これARIA2を介したWi-Fi接続に適用するとネットに繋がらなくなる。中華製ゆえに何らかの怪しげな仕込みがされてたりするんだろうか(謎)。前のGP02では問題なかった気がするので、Biglobe SIMに何らかの制限があるとは考えにくい。
(2018/8/30追記)上記ローカルProxyの件は解決したっぽい。設定用のWeb UIにて設定→ファイアウォール設定→ポートマッピング設定、をデフォの「無効」から「有効」にし「設定する」をタップしただけで、FilterProxyを介したネット接続が可能になった。その後ポートマッピング「無効」に戻しても変わらず。なんか内在バグっぽいが、結果オーライなので目下静観中。
- MACフィルタ機能のホワイトリスト/ブラックリスト(接続を許可/禁止するMACアドレスの登録一覧)への追加変更をすると、端末との無線は繋がってるのにネット接続が不可になる→本体再起動で復旧する。これもバグか?。これに限らず某か設定を弄ったときは、直後に本体再起動するのが無難。
- 設定用Web UIにスマホ/タブでアクセスしても、それ用に最適化された画面表示にはならない(モバイル向きな画面レイアウトが用意されておらず、フルブラウザ表示のみ)。
まぁ総じて良好、致命的な問題もなく使えている。
あとは寿命がお値段以上なことに期待したい(笑)。
(2018/12/20追記)
その後4ヶ月、特に問題なく使えている。
バッテリーも朝から夕方くらいまでなら何とかもつ。その時々の使い方にもよるが。
強いて劣化したかって思うのは、マイクロUSBジャックの接触が甘くなったか?くらい。何本かの手持ちケーブルを無作為に選んで充電すると、時々充電に長時間かかったりする。
ヘタレたケーブルを気にせず使い回しているのが悪いのかもながら。
(2019/2/9追記)
その後更に2ヶ月。月の半分くらいは朝からバッテリーが切れる夕方くらいまで使っているが、特にこれといって不調も感じない。
今後長い付き合いになりそうなのでここらで予備を、と、もう1台買ってきた。近所のドスパラ実店舗で、これの白のみ売っていて¥2970税込だった。
#購入した2019/2/7時点では通販(¥2980税別)よりも店頭のほうが安かった。事情はよく判らず。
https://www.dospara.co.jp/5sp/shopping/detail_parts.php?ic=453874
本体色は白なのには妥協、バッテリーの予備を買ったと考えて(笑)。
予備とはいえど買った直後の通電確認はお約束、
現用機からSIMを移してAPN設定を行い、無事に動作する=初期不良でないのは確認できた。
ただ、現用の黒なそれとは、デフォで登録済み・選ぶだけで使えるAPNプロファイルが違っていた。Biglobeはおろか、ドコモ/mineo/楽天/OCN/IIJmioなど国内の有名どころは一切登録されておらず、おそらく海の向こうの会社?の見知らぬAPNが3通りのみ。FREETELブランドにも拘らず、freetel.jpも登録されてない。
もしや非正規モノ?とも思ったが、製品パッケージは国内向けで添付のマニュアル類も日本語表記、本体には技適マーク有りだし、モノとしては何ら問題ない。
#ってか非正規モノがそもそもフツーに店頭売りされてる訳ないだろうが >自分
生産時期による?元々の発注元によって登録済みAPNを違えた個体を出荷してた?不詳ながら。
まぁとはいえ、手持ちのSIMの発行元が公開しているAPN情報をスマホなど手持ちの端末を使って手設定すればいいだけ。大した問題ではない。
一応動作するのを確認し、暫く充電してバッテリー残量を半分ちょっとにしたところで、電源オフ&バッテリーを取り外して保存することにした。リチウムイオン電池の保存は素っ空でも満タンでもなく、が肝らしいので。
ここ最近では純正専用バッテリー単体で売っている業者も無くなってきたようなので、¥3000でお釣の来る値段で予備を確保できたのはラッキーだった(と、思いたい)。
(2020/1/19追記)
交換用互換バッテリーの入手に着手した。
詳細は
別エントリーにて。
(2022/5/11追記)
その後、NEC
MP02LNの中古に買い換えた。
黒い方の充電機能が怪しくなって(充電が中途で途切れてフルにならない=たぶんUSBジャックの劣化か故障)、ストックしてた白いほうにランニングチェンジして使ってきたが、ここ最近になって同等以上の性能且つコンパクトなものが欲しくなってきたため。まだ故障らしきは無いのだが。