#久々にクルマDIYネタで。
購入からそろそろ9年の我が70VOXY煌z。この夏くらいから空調が最低風量で動いているときに限って、なんだがチチチチ....のごとく、微かながらも連続する秋の虫の音のごとく異音がして気になっていた。
聞こえるのは助手席グローブボックスの下奥方、空調の風量調整を変えて最小「以外」にするとその異音も聞こえなくなる、で、この異音の元は送風ファン(ブロアー)だろう、と推定。
そこで、晴れて暇な休日を狙って自ら手を入れてみることにした。
今回もここの先人諸兄の教えを参考にさせて頂いた。
グローブボックスと助手席足下のカバーを外し、下面からファン+モーターのユニットを固定しているネジ3箇所(トルクスT25適合)のほか、ファンの落下防止用?の邪魔な金具がネジ2箇所でとめられていたので外すと(プラスNo.3適合)、同ユニットが丸ごと取り出せた。
#先人の情報では上記「邪魔な金具」への言及はなく、ネジ3本ですんなり外せると書いていることから、同じ70系でもある時期の生産分からか追加されたものっぽい。或いは装備されたMOPによるのかも(当方車両は70型末期:2013年3Q製造、寒冷地仕様)。
当該金具を固定しているネジは、ブロアモーター真下に1本、左側面そばのコネクター2個が固定されている箇所の真上方に一本。
#写真無しで伝わるかよ~>俺
更にユニット下部のコネクタ1箇所を外す、でユニット丸ごとが取り出せた。
この手のファンから異音がするって症例の あるある は、軸受けのベアリングの磨耗で軸にガタが出てるとか、シールの破損によるグリース切れ等でジャリジャリした感触が出ているケース。
しかし、取り出したファンの羽根部を手で回したり揺さぶったりしてみても、これと言って回転軸にガタやブレはないし、回転にジャリジャリ感もない。
ってことは、ファン自体は急いで取り替えるほど傷んではいない、とみた。
ファンの羽根も薄汚れてはいたが、外観からはこれと言って異常らしきは見つけられず。
#車内でタバコを吸わないのと、Dの点検パックで年一回フィルター交換していることもあり、9年経ったにしてはキレイな状態だった。
何が異音の原因か?は結局掴めないまま。
でもここまでバラしておいてただ組み戻したんじゃ、掛けた手間が勿体ない(笑)。
そこでこの際、内部のエバポ洗浄をやってみることにした。
ここの先人の知恵を拝借した自己流で。
以前買っていて家に余ってた「市販の家庭用エアコン向けの洗浄剤スプレー 」↓を持ち出した。
一応商品情報↓へリンク。
●らくハピ エアコン洗浄スプレー Nextplus 無香性 | お掃除用品 | アース製薬
https://www.earth.jp/products/rakuhapi-air-c-spray-cleaning-420-ff/
実売で2本組み¥800くらい。クルマ用として売られる除菌消臭スプレーや業販用のエバポ洗浄スプレーの類いに比べたら、遥かにコスパがいい(安くて多量)。
言うまでもなく本来「カーエアコンには使用不可」な商品なので、結果は自己責任で。
施工方法はアバウト(笑)。
ファンユニットが外れてる下向きの開口部から、同スプレーを手持ちで突っ込む→車体前方へついているファン吹き出し方向のダクトから、その先にエバポレーターが有るであろう右向きにスプレーのノズルを向ける→缶スプレー全量を惜しみ無く噴射→噴射した奥のほうでシュワシュワ言っているのを確認。
#当然だが、スプレーした後の薬剤は程なくクルマ下のドレンから地面へ流れ出てくる。車外の足元の濡れに要注意。LPガス使用のエタノール含有なエアゾールの噴射ゆえ、作業の最中は火気厳禁&換気確保を怠りなく。
まーこんな「なんちゃって」が何処まで効き目あるかは不詳、気休め程度かもながら。
Dに頼むとやってくれるエアコン消臭の作業とて、使ってる薬剤こそ違えどやってることは大同小異。
エアコン用フィルターを外した開口部から長いノズルでブロアモーターの上へ薬剤を吹き込む→ファンの風速でエバポレーターへ送る、ってだけのお手軽作業だから、エバポレーターの全面へ満遍なく降りかかって効いてるかなんて保証の限りではない。
だったらこんな実費¥500足らず+多少の手間(?)で済ませてもいいじゃん、ってな感じ。
その後にファンユニットを逆順で組み戻した。
ついでにエアコン用のエアクリーナーも取り出し、付着してた埃を軽く叩き落として戻しておいた。
内装を組み戻す手前で、一旦エンジン始動、エアコンの冷房~暖房がいつも通り作動することを確認。
#ファンユニットの組み付けに掛かった時間が約20分で、洗浄剤の効きを待つにちょうどいいくらい経っている。
特に問題なし、でグローブボックス等の内装を元通り組み付けて作業完了。
無香性の上記洗浄剤を使ったので、直後は若干それっぽさを吹き出す空気に感じるも、程なくほぼ無香となり期待どおり・問題なし。
自身が初めて手を着けた箇所ゆえに要領を得ずながら、着手から約2時間で作業を完了。
ファンの異音も以後聞こえなくなった模様、もしかして「なんちゃって」エバポ洗浄で空気の通りが良くなった?→ファンへの負荷が減ったからか?謎ながら。
作業内容と結果とがいまいち結び付いておらずモヤっと感はあるが、結果オーライってことにしておこう(笑)。
この一連の作業、年1回くらいならやってもいいかな?と思えた。個人的には。
今回の作業でファン+モーターの一式の着脱手順は判ったから、今後もしまた冒頭の異音がしてきたときには自力で交換しちゃえばいい。
調べてみると同一品のトヨタ品番は 87103-33100(デンソー型番 272700-8050)、中古で探すと¥3500前後から入手できる。新品だと¥2万ってところか。
整備手帳に残すか迷ったが、作業中の写真とか特に撮らないでしまったこともあり、後日また作業するとき用の備忘録としてブログに留めておく。
先人諸兄の整備手帳どおりにやってみて行き詰まったらでも、上記参考にしていたければと思う。