
NECの2in1なPC PC-FM150PAL、子供含め家族用に購入から半年強経つ。
以前?購入当初からっぽいのだが、起動すると初っぱなにWi-Fi経由でインターネット接続ができないことが頻発して
いるので、改善したく試行錯誤中。いたが、試行錯誤の末に以下末尾の如くで解決した。
※事の経緯をすっ飛ばしての最終処置内容は末尾「2021/1/28追記」のみを参照されたし。
状況としては、PCの起動時から宅内APのSSIDはちゃんと見えていて、それに自動接続された後で「接続済み、インターネット接続無し」と表示される/ないしは「接続無し」表示は無いにもかかわらず、宅外のネットに繋がらない。
しかし我が家で同じAP/SSIDに繋いで使っているスマホ数台では何の問題もなく、又宅内に2つ有るAPのうち一方(5GHz/2.4GHz両対応・11ac規格)に繋いだときだけがダメで、他方のAP(2.4GHzのみ対応・11n規格)に繋げばOK。
回復手段は幾つかあって、その第二のAPに接続してから第一のAPに繋ぎ戻す、一旦「機内モード」オン→オフする、など。これといった決定打はなく、気まぐれ。
それら無くしては一向にネットに繋がらないままだが、一度繋がれば以後シャットダウンしない限りは問題ない。使い終わってシャットダウンし後日?立ち上げると、また同じ状況になる。
第二のAPに繋いだままでも使えなくは無いのだが、そもそもリンク速度が遅い上に、食事どきの電子レンジ稼働で妨害・遮断されてしまう2.4GHzを常用したくはない。かといって起動の都度いちいちWi-Fiの設定(AP選択)を変えてはまた戻す、なんて手間も掛けたくない。
上記状況からして、電波の飛びやAP側の緒問題ではない=PC内のソフト的な要因と判断、内蔵のWi-Fiデバイス Realtek 8822BEのデバイスドライバを変えて様子見している。
PCのハード的不具合/故障って可能性も無くはないが、自らで調べようも手の打ちようもなく。
元々当たってた上記のデバイスドライバは、MS純正の最新、Ver.2024.0.8.108。
デバイスのプロパティ画面からドライバの更新を掛けてみたところ、機体内にはMS純正とRealtek製のものとが2つインストールされていて選択可能な表示だったので、試しにRealtekのほうを選んで有効にしてみた。
ちなみにそのRealtekのそれはVer.2024.0.8.119。MS純正のそれより下3桁の数字が若干新しい(大きい)。
これで解決するのか?謎ながら、某か状況が変わることに期待しようと思う。
もしかして同一デバイスにドライバが2つインストールされているのが問題?って辺りは、また次のステップにて。
#そもそも複数のドライバがインストールされていることで容易に起きるような事象なら、メーカーがそんな状態で出荷/放置するとは思えないので。メーカーが見過ごした潜在不具合って可能性も無くはないが。
たぶん続く。
(2021/1/13追記)
ドライバを換えて1日後。
PC起動直後から一発でネット接続出来ており問題なし。
どうやらドライバ変更がアタリだったっぽい。
気になったついでに、同ドライバの設定を弄った。
詳細設定画面の「802.11d」を有効から無効にした。
上記802.11dを無効にしたのは、今回Realtek 8822BE関連の不具合情報を探していたところ、デフォルトの有効のまま使ってた→ある時ネットに繋がらなくなった→同時に同じAPに繋いでた他の無線端末まで巻き添えに通信不能になった→それを無効に変えたら起きなくなった、という事例を見つけたため。
そういえば我が家でも以前このPCを使ってたら、スマホほか弄ってた家族が一斉に「ネットが切れた!」ってことがあったし、そもそも日本国内みたく802.11a/b/g/n/acが使えている国では無用な機能なことから、いっそ無効化しておいたほうが無難そう、という判断。
(2021/1/16追記)
結局、事象は再現した。
再現したときの状況だが、常時DHCP有効設定で使っているにも関わらず、DHCPv4のIPアドレスが取得できてない。ipconfig /all コマンドで見ると、IPアドレス(v4)が169.254.xxx.xxxとなっている。
ネット検索してみると、起動時にDHCPでiIPアドレスが取得できないのは「高速スタートアップ」が悪さしてるから、って情報が散見された。
よってダメ元ながら、「高速スタートアップ」を無効にしてみた。
また様子見してみる。
(2021/1/23追記)
「高速スタートアップ」無効化して以降、事象は再現しなくなった模様。
しかし所詮人間は楽をしたがる生き物、「高速スタートアップ」が無効なのも微妙に不便と感じ始めた。
結局、電源ON時やスリープ機能から復帰するイベントを起点とした、Wi-Fi機能を一旦無効化→直後に再有効化するバッチファイルを組み込み、一度は無効化した「高速スタートアップ」は元通り有効に戻した。
バッチの作成→タスクスケジューラの設定手順はこの辺↓を参考にさせていただいた。
●「スリープ復帰時にWindows10がWi-Fiに自動的につながらない問題の解決策」- 模索する俺たち(ブログ)
https://mo3ore.com/windows10-wifi-auto-connect-wake-up-sleep/
直前のそれも今回のそれも、直接的な原因に手を打ててない対症療法的処置で、なんだかスッキリしない。
RealtekのWi-Fiの石自体かドライバーかに、某か問題あるんだろうか。仮に石の故障だとして、この事象のみで修理に出すのも面倒だから当面放置だな。。
(2021/1/28追記)
その後、また再現。上記タスクを走らせてもなお。
やっぱり根本に近いと思われるところで、デバイスドライバーをさらに新しくしてみることにした。
Microsoft Updateカタログにて「Realtek 8822BE」をキーワードに検索してみたら。。。あるじゃん、新しいのが(笑)。
MSが持ってる最新版は「2024.0.8.127」だった。
なんでWindows Updateでは出てこなくて、ここにあるのか不詳だが。
https://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=Realtek+8822be
ということで、これを適用して再び様子を見ることにする。
もちろん、「高速スタートアップ」は有効のままで。
#それにしても、富士通が同社PC向けにリリースしてるバージョン 2024.0.10.xxx ってRealtekドライバは一体何者なんだろう?? LenovoやNECのそれは 2024.0.8.xxx 止まりなのだが。。。
(2021/1/31追記)
その後2日ほど。今のところ事象は再発せず。どうやら上のデバイスドライバー更新で改善されたっぽい。
ついでに言えば、PC立ち上げ(スリープ状態から復帰)時の11acなAPの検出~接続確立までの時間も明らかに短く・もたつかなくなった印象。以前だと11n(2.4GHz)対応なAPに比べて数秒以上遅れていたが、現状ではその遅れは依然あるも僅かになり1~2秒ほど。
この辺からも、過去のデバイスドライバーにて何かやらかしてたか?感がしないでもない。気のせいかもながら。
(2021/3/14追記)
その後も事象は再現していない。
ちなみに上記のMicrosoft Updateカタログにて見つかる「Realtek 8822BE」のデバイスドライバーだが、バージョン番号で見た最新?は 2024.0.9.103 である。
上記リンク先URLを開く8822BE対応ドライバの検索結果にて、「バージョン」列タイトルをクリックする→バージョン番号の降順で並べ替えた状態でみると、2024.0.9.103 が先頭になっている。いま自分が使っている2024.0.8.127は3世代?ほど旧い。しかし「最終更新日時」列の降順で並べると2024.0.8.127が先頭になる、という訳で、一体どっちが最新なのかはよくわからない。
まぁ、自環境ではいま使っている2024.0.8.127でこれといって問題なさそうなので、現状維持でいくことにした。
この機種に限らず、Lenovo/NECのPCでRealtekのWi-Fi NICを積んだ機種に於いてWi-Fiが頻繁に切れる・繋がらない的な症状が有るなら、ダメ元で試してみといいかも。
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Posted at
2021/01/12 12:17:54