マイナンバーカード未交付の家族宛に最近、同カードの交付申請を煽る封書が送られてきた。
♯自身は既に昨年交付を受けている。
同居の家族分は手付かずながら、少し離れて住んでいる高齢の親に「案内が届いたから申請したいんだけど、顔写真とか用意するにどうすれば面倒ない?」と相談された。
そこで、「だったら孫の顔見がてらに出掛けてきてよ、スマホがあれば居ながらにしてオンライン手続きできるし、手伝うから」と、親を自宅に呼んで手助けすることにした。
オンライン申請に必要なものは、郵送されてきた当人宛の通知書、スマホ、写真の背景にできる無地の壁、「RFC違反でない※」メールアドレス。
※ここが今回のミソ。
先ずは当人の写真を撮影~加工して用意する。
スマホで巷の「証明写真作成」アプリの類を入手し使えば完結する。スマホ内蔵カメラで頭~上半身を写真撮影→申請に必要な写真サイズと範囲(今回は縦45×横35mmの上三分身)を指定→画像の調整(拡大/縮小・中心合わせ・傾き補正・切り出し・背景塗りつぶしや細部補正)→画像保存やプリントアウトまで、ほぼ自動でワンストップ。
その手のアプリを適当に入手して使えばいいが、自分は「証明写真アプリ」↓を使った。
https://play.google.com/store/apps/details?id=jp.gr.java_conf.siranet.idphoto
上記アプリで写真を用意できたら、スマホ内に保存しておく。
♯使うスマホの機種/性能にもよるだろうが、手持ちのセルフィーで証明写真を撮るのは結構難しい気がする。自身で試行錯誤してるより、他人(?)の手を借りたほうがたぶん早いだろう。
で、本題のオンライン申請手続きに入る。
通知書に載っているQRコードをスマホカメラ(QRコードリーダー)で読ませ、申請システムにアクセスする。
そこで自身が受信できるメアドを入力する→申請に使う個別のURLが書かれたメールがそのメアドに送られてくる→そのURLにアクセスして手続き続行、っていう流れになるのだが、ここのメアド入力でハマった。
当人は長年のドコモ・ユーザーゆえ、以前から普段使いのドコモメールのアドレスがある。今回そのドコモのメアドを使おうと同システムに入力したところ、「正しいメールアドレス形式で入力してください」とハネられてしまい、一向に先に進めない。
アドレス自体はドコモメールアプリで表示されるそれのコピペで、一字一句間違ってない。なのに「正しい形式で入力しろ」って、こいつ何言ってんの?と苛立つ。。。
うーん何故だ?と思って調べたら、同申請システムのFAQに答えがあった。
いわゆる「RFC違反」なメアドが入力された場合は却下するシステム仕様になっていて、今回使おうと入力してたメアドをよく見たらが正にそれに該当している、と判明。
●よくあるご質問(FAQ)- 個人番号カード交付申請
https://net.kojinbango-card.go.jp/SS_SERVICE_OUT/pages/ssf/FG08S001.jsp
→「Q.『正しいメールアドレス形式で入力してください』というエラーが表示され、メールアドレスが登録できません」
確かに使おうとしてた我が親のドコモ・メアドって、@マークより左の文字列内にピリオドが2個連続で使われている。
当時の迷惑メール対策で、メアドを英字数字以外も含む無意味?凝った?羅列にするのが有効だった/わざとRFC違反なメアドにしてたほうが迷惑メールが来にくかった、の名残りだ。
2009年より以前のドコモやauのキャリアメールでは「@より左にピリオド連続あり」「@の直前にピリオド」のごとくRFC違反なメアドも普通に登録できて、登録済みのメアドは以後も変更なしに使えている。
実際我が親もそれで使ってて何も不都合無かったのが(実は某かあったが気づいてなかった?)、今回思わぬところでハマる原因になった。
今さら普段使いの携帯メアドを変えるとなると大事になりそうなので(いまやキャリアメールって滅多に使ってないような気がしなくもないが)、結局Gmailのメアドを使うことにした。
以前使ってた「らくらくスマホ」から今の普通なAndroidスマホに乗り換えたのに伴って、Gアカウント取得と同時にGmailメアドは自動的?強制的?に取得済み。今まではメーラーすら立ち上げず未使用だった同メアドを、今回引っ張り出して使うことにした。GmailのそれはRFCに則った形式なのは言うまでもなく。
急遽、親のスマホ上でGmailメーラーの立ち上げを行い、メールを正常に送受信できることを確認。
再度申請システムに戻り、Gmailのアドレスを入力。
今度はすんなりいって、Gmailメーラーに個別URLを知らせるメールが届いた。
あとはその個別URLに飛ぶ→用意しておいた写真のアップロードと本人情報の入力を経て、呆気なく?申請完了。
結局、写真の撮影から始めて2時間か掛かった。
メアドの件でさえハマらなかったら、都度の説明や手助けをしつつ入力を進めていっても、実質15分と掛からなかっただろう。
事前のスマホ写真撮影~加工作業を含めても、たぶん1時間と掛からないはず。
申請システムの問い合わせ窓口には、メールで一言物申しておいた。
過去のドコモ・auの経緯から「RFC違反なメアド」を未だに常用しているユーザーも居るゆえ、「メアドは間違ってないのにエラーになる場合はこちら」と当該理由や対処法を示したFAQに誘導するか、さもなくばRFC違反なメアドが入力されてもエラーにしないようシステムを改修すべきだ、と。
「RFC違反なメアドは入力されても受け付けない」というシステム仕様とすること自体は間違ってないとはいえ、
ユーザー側からしたら何ら間違ってない入力情報が受け付けられずに「正しく入力しろ」とだけ返さるのみ・理由も対処法も示されないのは至極不親切、と言わざるを得ない。
まぁそもそも過去に原因を作った(当時RFC違反なメアドの作成を許した)のがドコモやauなのに、ユーザーの困惑の矛先が後発のシステム/サービスの提供元に向けられちゃうのも理不尽な話ではあろうが。
♯こういう事案こそ、行政指導でドコモやauに「放置はけしからん」と雷を落として正させるくらいすべきなんでないの?>総務省/デジタル庁
まぁ放置はしていないにせよ「メアド変更をお勧めします」ってな形だけの告知じゃなく、変更前のメアド宛に来たメールを変更後のそれに一定期間自動転送するとかいうフォローもセットでやってほしいものだ。
ともあれ、同申請システムが某か改善されることに期待しよう。
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Posted at
2021/03/04 12:16:39