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2023年07月13日

スロットルバルブのDIY清掃を実施。

スロットルバルブのDIY清掃を実施。 #こういうネタは「整備手帳」だろって突っ込みはご容赦を。背景や経過を含めた諸々を書くにはブログのほうが書きやすいので。。。(笑)


■ 前置き

我が9年目 70VOXYで最近1年?か続いているアイドリング不安定への対処として、スロットルバルブの清掃を行った。DIYにて。

アイドリングがなんか変?なのは既報のとおりで、たぶん1年くらい前から。しかし直近で1週間ほど前にエンジンチェックランプが点いてしまったのに伴い、近々修理に出すべきなのか、暇をみて某かDIYして何とかなるのかを見極めないといけない状況になったことから、その手始めにダメ元やってみようと考えたのがこれ。

清掃をするのにそれ用のケミカル※も用意したが、先ずは試し、乾拭きベースでやってみることにした。

まぁエンジン内とはいえ、作業対象は比較的簡単に手が入る場所ゆえ、ケミカルを吹き込んでそれの効き目を信じて様子を見る的な間接的なやり方じゃなくても、少々の手間と手汚しでやれる・結果も見て判るんならその方が確実だろう、という判断のもとに。
#スプレーを吹き込んでる間の回転数を3000rpmかに保てって言われても一人作業じゃやりにくい、事後に数回か空ぶかしして内部の残留液剤を飛ばす・異臭な排気をマフラーから出して仕上げるってな手順通りがやりにくい住環境だから、も一因。

※DJ(ドライブジョイ) エンジンコンディショナー.
https://www.amazon.jp/dp/B0160NUS0W
これは一般的なキャブクリーナーの類と違い、モリブデンコートされたバルブも安心なタイプ。¥1421@amazon(購入時点)、ワコーズの同様品よりは安価。


■ 清掃作業

で、具体的にやってみた手順等は以下。

先ずはスロットルバルブ回りに手が入るように準備。

カムカバーとエアインテークのダクトの間のブローバイガス用の細い管の継ぎ目を外す(赤丸)→エアフィルターの蓋を半開きにする→スロットルバルブ直近に繋がっているダクトを外す(緑丸)。



赤丸の方は、よくあるピンチ式のホースバンドなので、付け外しは造作もない。取っ手を指でちょっと力を入れてつまむ→緩む→ズラす、でよい。

緑丸のほうがちょっと曲者。
素手の指の力(握力)で緩めるには強力過ぎるピンチ式。プライヤーでその取っ手部分を挟んで握る→バンド部分が緩む→備わっているロック機構を引っ掛けてバンド部分が広がった状態で固定。あとはホースをゆっくり引っ張ってバルブ側から外す、の要領。



ダクト先端部分のキツいホースバンド。
締まっている状態↓


プライヤーを使い緩めた状態でロックしたところ↓。
この状態でダクトが引き抜ける。


予めエアフィルターの蓋部分を開けておき、上記でエアインテークのダクトが外れたらその口を適当に避ける、でバルブ内部と対面できる。

外れたところ↓


見えたバルブ部分=黄丸部分を右側(車体左側面)から見る↓。
円形のバタフライバルブはIG OFFで本来は全閉状態。バルブの外周に挟まっている?滲み?に見える黒い物体が、バルブ周囲に蓄積した煤汚れの一味。たぶんこれが災いしてバルブに無用な隙間が出来、それがECUによる自動調整の許容限度を越えてるかしてると見られ。
指で触ると結構簡単に剥がれてくるので、これなら拭えば取れそうだ、と目星がついた。
ともあれ、これを除去する。


バルブ内部がどのくらいの範囲/濃さで汚れてる?実際内部のバタフライバルブがどう開く?閉じる?の動きを見るには、IG ON状態でアクセルを踏んでみればいい(エンジンを掛けずに)。助っ人が居るなら、運転席に座らせアクセルを目一杯踏み込んで貰う→自身でバルブ部分を目視する、で可能。

しかし自分は一人作業だったので、バルブの開閉の動きはスマホカメラにて動画に撮った。
動画撮影モードにしたスマホをクルマのバッテリーの上に置いてバルブ内部が映るようにセット→録画スタートさせてから運転席に乗り込んでIG ON&アクセルを数回踏み込む、で、バタフライバルブの動く様子とその先の汚れ具合が動画に収まる。後追いでその動画を再生して見た。

で、撮った動画から、バルブは下半分が奥へ(エンジン側へ)・上半分が手前へ(エアフィルター側へ)動くと判った。

あとはIG OFF状態で、バルブの下を強く押す・上を引く、の手動でバルブを開きながら※、乾いたウエスを指先に被せてバルブの空いた隙間に突っ込んで、バルブの表裏やバルブハウジングの内側面を拭った。力加減的にはゴシゴシと:ほぼ素手作業ゆえに表面傷つきの心配は無用。

※バルブを閉じるバネが強いので指挟み注意:手持ちの絶縁工具=持ち手にビニールのカバーが付いているペンチやプライヤー等を用い、そのカバーされた持ち手部分を開口部に突っ込んで「つっかい棒」にしてやると、バルブや周囲に傷付けずにバルブを開けたままに出来て具合いがいい。

その指+ウェスでのゴシゴシで黒い汚れがとれ、思いのほか作業が捗ったので、用意してたケミカルは使わずに済ませた。
もし手指のゴシゴシ程度で取れないようならケミカルを使おうと思ってたのだが、嬉しい誤算。

ウェスを何度も持ち変えて綺麗な面を使いつつ擦ってもウェスが汚れなくなったら、清掃は終了。

#おいおいモリブデンコートを傷めるかも云々の心配は何処へいった?とりあえずやってみて事後にアイドリング不安定とか起きたら考えよう、って安直過ぎだろーが?!>俺
ってか、そもそもモリブデンコートってバタフライの向こう側=エンジン本体に向く側の面にしか塗られていない(実際上記の閉じているバルブの画像を見ても、外周部にそれっぽい塗りものはされてないのが見てとれる)。
ってことは、自分みたくスロットルボディを外さずにバタフライをこじ開け、ケミカルもつけないウェスで拭うやり方では、余程の執拗さでガシガシやらない限りは剥がれないってか剥がせないから、モリブデンコートがーの心配はそもそもしなくて良かったのだ(ってことにしておく)。
実際もしモリブデンコートを剥がすヘマをしてたとしたら、この後のアイドリング調整/学習が変なことになる筈だし。


事後のバルブ周辺はこんな↓感じ。
当初見えていた煤汚れは大方拭い取れた。

アクセルを踏んでない=ほぼ全閉状態。
上の清掃前と違い、バルブが隙間なく閉じているのが明らかに見てとれる。


アクセル全踏み付近=全開状態


半開き状態


一通り煤が拭えたら、外してたダクトやホース・エアフィルタを元通り組み戻す。
清掃作業はこれで終了。

初めてやったので要領や手加減が判らず1時間ほど掛かったが、もし次にやるなら30分もで終わるだろう。たぶん。


■ ECUリセットと再学習

続いてECUリセットとアイドリング絡みのECU「再学習」を行う。
このクルマはアイドリング回転数が自動調整だから、煤が取れてバルブの空き具合が変わったのを新たに覚えさせないといけない。

その前に物は試しの寄り道で、
まんまECUリセットせずにいきなりエンジンを掛けてみたらどうなるか?をやってみた。すると掛かった一瞬に2500rpmかまで吹け上がったと思ったら下がり、その後は1500rpm付近とか1000rpmとかで小刻みに回転数が勝手に上がったり下がったり往復している。。。明らかに変調している。
直前まで学習してたアイドリング時のバルブ開度とアイドリング回転数の関係が、いまの清掃後な状態では大きく変わった故、ECUが思惑どおりに制御できず慌ててるっぽい挙動。
清掃したことで様子が違ったのは確かと言える。

まーECUへの意地悪はこのくらいにして(笑)、エンジンを止めてECUリセットを掛ける。

エンジンルーム内助手席側のヒューズボックスから「ECU」と「ETC-S」の2つを外す→数分間かおく(待ち時間のメーカー指定は30秒以上?諸説あるようだが)→再び挿す。

次いでエンジンを掛ける前に、ブレーキ踏まずのIG ON→アクセル踏まずの5秒か置いてOFFの往復を繰り返し数回、更にIG ON状態にてアクセルを目一杯踏む(5秒)→離す(5秒)→踏む、を同じく数回行った。アクセルの全閉・全開でのバルブ開度をそれで学んでくれる、を期待して。

そしてエンジン始動。
一瞬は1500rpmかまで吹けて、あとは勝手にちょっと上がって下がってを繰り返しながら次第に下がって落ち着いてくる。そのまま約15分放置、ほぼ正常値の650rpm前後で動きは止まった。
#ECUリセット後の初回はアイドル回転が上がらずエンストする、っていうお決まりの事象?は起こらなかった。どうやらECUリセットの直後にいきなりエンジン始動する→スロットルの状態が変わったのをECUが全く把握できてないからエンストしちゃう、だからスロットルを弄ってECUリセットを掛けたなら、いきなりエンジンは掛けずに上記のごとくでスロットル全開/全閉を「予習」させてから初回始動すりゃエンストはしない、ってことなんだろう。たぶん。

あとは負荷変動があってもアイドル回転数を正常値にキープするに必要なスロットルの開き加減を、以下操作で「学習」させた。
エンジンをアイドリングしシフトレバーP位置の停車状態にて、フロントエアコンやリアエアコンを単独or同時に最大能力(温度LO&風量Max)でON→回転数のブレが落ち着いたら暫くOFF、で回転数が都度にほぼ変動しなくなるまで数回繰り返し。
更にシフトレバーN位置・D位置を往復でも同様。駆動系にトラクションが掛かった/切れたで回転数のブレがほぼ無くなるなるまで数回繰り返し。

このくらいで「学習」は十分だろう(と信じることに)。


■ 事後確認、試走ほか

あとは普段通り走ってみる。が、何かいつものアクセル踏み込み量でも、吹けがよくなったような印象。

バルブ回りが急にキレイになったことで、汚い状態(バルブの開きの悪い状態?)に慣らされてた自身の感覚/経験値と今のアクセル回りの応答・挙動とにズレが出ているとも言える。学習が要るのはECUと同じかも(笑)。
まぁ何が良いか悪いかはさておき、某か変わったのは確か。

その後は、冷間始動直後からのアイドル回転数の推移も具合良いようだ。始動直後は1500rpmくらい→数十秒か数分か掛けて下がっていって、正常値の650rpm前後に落ち着く。
施工前はエアコンOFFのほぼ無負荷だと暖機済みにも拘らず1000rpmくらいで回ってたり、エアコンを点けると500~600rpmを行ったり来たり&車体がブルブル振動、で怪しげだったのが、事後の今は至って安定。
アイドル状態にて15分ほど放置or暫く走るかで十分暖機された状態になれば、エアコン冷房を掛けたときのコンプレッサー始動や停止、あるいはシフトレバーをNやDに切り替えたときも、その瞬間~直後こそ回転数は僅かに変動するも、直ぐに正常値の650~700rpm近辺へ戻る。

どうやら目論見どおり出来た感じ。


過日のエンジンチェック&スリップ表示ランプ点灯は、先に行ったECUリセットにより消えているが、もしやこのまま当分再点灯しないでくれるかな。。。また暫し様子見としよう。


※7/18追記
その後5日ほど経過。
週末の三連休には高速を使い片道1時間ほどの遠出も数回したが、アイドリングは安定してるしエンジンチェックランプも点かずで調子いい。
おー薮医者の見立てが、もしや当たっちゃったか(笑)。
引き続き、様子をみていくことにする。
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Posted at 2023/07/15 18:26:01

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