
最近、思い立ってBluetoothイヤホンを買った。
百均ダイソーで¥550の商品。型番BT008の黒。
#ちょっと遠出するのに慌てて出掛けて、いつもなら携行する筈の有線イヤホンマイク(百均)を家に忘れたことから、出先でダイソーに立ち寄っての半ば「間に合わせ」の興味本位に買ってみた次第。
●ブルートゥースイヤホン(BT008)| DAISO
https://jp.daisonet.com/products/4550480338453
いまどき主流なTWSではない、音源機器からはワイヤレスで繋がるが本体から左右の耳元へはコードで繋がるタイプ 。True Wirelessの対義で「セミワイヤレス」とか「左右一体型」とか呼ばれるようで。
今までが専ら有線イヤホンマイク愛用だったから、TWSの紐無しだとどこかで一方を落としそう・無くしそうなのと、その小ささゆえのバッテリーのもち時間問題:フル充電1回あたりの連続再生時間が短いのがどうにも気になって、の妥協的?中途半端?な選択。
買ったこれの表記スペックでは再生時間7時間。まぁ日々の通勤で毎日2時間使ったとして充電は週に3回≒隔日程度の充電でいいと思われ。
充電器への接続はType-Cで1時間もすれば充電できるっぽく(スペックでは2.5hと書いているがそこまで掛からない?)、百均5V電源にて充電電流50mAくらい。実測。
TWSイヤホンみたく専用ケースにしまえば勝手に充電されるのと違い、本体のUSB穴のゴム蓋をいちいち爪先で開けてプラグを挿して、は手間ではあるがまぁ、Type-Cゆえプラグが向き不問なので許そう(笑)。
#個体問題かもながら、ゴム蓋を開けるのに爪先がやや掛かりにくい。。爪を掛ける用の突起が小さいのか。
実際使ってみると、結構いい感じ。
¥550にしては。
送り出しを手持ちのスマホやタブレットにさせつつ音楽その他聞いてみたが、気になるような籠りはほぼ無く、高音はシャカシャカ耳障りでもなし、低音の量感も不満ない程度にある。
無音時のサー的なノイズも気にならない:静かな室内でも。高域に鈍くなった老耳には(笑)。
自分みたく(自称)普通な耳で聞く分には、たぶん過不足ないと思う。
Bluetoothの繋がりの不安定さもほぼ無し、初回のペアリング設定さえ出来てしまえば、都度電源オンで勝手に繋がり、特に弄る必要もなく聞き続けられる。
機能的には、音量の上げ下げ、曲順の送り戻し、再生の開始・一時停止、電源のオン/オフ、ペアリング設定、とボタン操作も問題なし。操作に対する音声ガイダンスは英語:Power On Pairing/Connected/Disconneted/Power Off/Battery Low。
都度のバッテリー残量は、スマホ等送り出し側機体の「通知領域(クイック設定パネル)」で確認できる。アバウトな10%刻みながら。
なお残量10%?を切ると音声ガイダンス「Battery Low」が流れるが、これが聞こえたらもう先はない。数分後には切れると思って覚悟?対処?すべし(笑)。
なお、これは「マルチペアリング」「マルチポイント」に対応している。パッケージには表示無しで取説にだけ書いているが。
自身の手持ち機体にてながら(ソニーXperia10IIドコモ版、NEC泥タブTE708KAS)、それら「マルチ」機能もちゃんと使えている。音楽再生ソースはこっちの機体・電話が来たからあっちの機体、とかいう行ったり来たりを勝手にやってくれて煩わしくない。
予め2台とペアリングしてあって両方の機体の通信可能範囲にいれば常に両方と繋がっていて、一方の機体で動画なり音楽なり再生を始めればそれが聴け、他方の機体で再生開始操作するとか電話が着信するとかすればそっちへ自動的に切り替わる「後掛け優先」。その他方で再生停止した・終話した、で切り戻りもする。なかなか便利な仕組みだ(笑)。今時の無線イヤホンの「当たり前」なのかもながら。
出掛けるのに2台の一方だけ持って他方は置いていく(スマホは持つがタブレットは置いていくとか)ってなときも然りで、距離が離れたほうとの接続は当然切れるが、その後帰ってきて近寄ればまた勝手に繋がる。一方が切れる/繋がる都度に音声ガイダンス「Disconnected」「Connected」が聴取中の音声に割り込んでくるので一瞬「?」とは思うも。
唯一惜しいかな?は伝送遅延時間か。動画再生で人の喋る映像とかを見ると明らかに音が遅れている:体感的に数百msか。まぁこれの使えるCODECがSBCオンリーだから、こんなもんなのだろう。
一方向の「視聴」だったら十分割り切れる。
総じて、¥550なコレも十分アリだよな、と思えた。
今更ながら(笑)、機体から耳元いや胸元/首元までがワイヤレスなだけでこんなに取り回しがラクなのね、と実感。
あとは本体(特にイヤホン部分に繋がる有線部分)や内蔵バッテリーがこの先どれくらいもつのか?かと。寿命的に。
以下、使ってて不満ってか悩みってかを幾つか。
(1)スマホ機体に内蔵されたFMラジオが、ワイヤレスでは聞けない。
#この機種に限らないワイヤレスゆえの悩みどころ。
我が平日の朝晩の習慣は通勤途上でのラジオ聴取なのだが(地元AM局をFM補完放送で受信)、それがどうにもBluetooth経由では聞けない。有線イヤホンを挿して同時併用?すればFMラジオは稼働するが、Bluetoothなイヤホンは無音。有線イヤホンを挿さないとFMラジオは稼働しない(イヤホンを挿せ、と促される)。
まぁ事前に判ってはいたことながら。
仕方なく朝晩Radikoでパケ代を使って聞いているが、うーん痛し痒し。
ワイヤレスの利便性をとるか、パケ代節減をとるか。。。
この先一月かのパケット消費の推移を見て、また考えよう。
(2) イヤホン部分の左右 L or R の表示が老眼泣かせ(笑)
左右各々のイヤホン部分のコード根元に刻印があるが、黒い筐体と同色の凸で印字されていてコントラスト皆無、且つ老眼鏡無しには読めない小ささ。
いっそ左右非対称な形状デザインにでもしてくれればいいのに。パッと見や手触りで左右どっちか判るので。
まぁ「これに限らず」=安価有線イヤホン あるある ながら。
ってか、コントローラー部分からのコードの長さが左右非対称だから、短い方が「右」と覚えちゃえばそれまでのこと、以降はいちいち見ないが。
(3) 使わず持ち歩くに別途ケースが要る。
TWSなら専用ケースが当たり前に付くからいいとして、この「セミコードレス」だと使わず持ち歩くときのやり場に困る。
有線イヤホンみたくにコードを束ねるとか、リール式ケースにスルスル巻き取るとか出来ない。
とはいえ、そこも百均で解決(笑)。この辺↓を携帯用ケースにしている。
操作部分の両端のコードを無理に曲げずにしまっておくには、このくらいの大きさが必要なようで。。。ケースの中はスカスカなのだが。
●ミニハードポーチ(紺×黒) - ダイソー
https://jp.daisonet.com/products/4550480164816
実際に収めるとこんな感じ↓。
さてと、使い倒してみるとしよう(笑)。
(2024/2/28追記)
このイヤホンの特性なのかスマホ機体の問題なのかよくわからないが、不便な事象を発見。詳細は
別エントリーにて。
(2025/1/18追記)
その後も日々使っているが、通話に使うと相手に「声が遠い(小さい)」と言われることがしばしば。
コードを首の後ろに回してのぶら下げた本体位置では、口とマイクとの距離に対してマイク感度が足りないっぽい。といっても、電話で話すときにマイク含む本体部分を手に持って口元に寄せればよく。
まぁ通話のとき片手が塞がっちゃうのは許容範囲か。。。値段見合いで。