
我が家のとうに退役した旧いWindows PCに、Windows11を入れてみることにした。動機は単に個人的興味。
我が家の目下のメインマシンはいまだWindows10の22H2だが、そろそろWindows11にアップしないとダメ?って雰囲気の昨今、まずはWindows11って見た目に/触感的にどんなもん?を実際使って掴もうかと考え、サブ機ってか退役済み予備機で試すことにした。
今回の対象機体は HP dx7300ST/CT、2007年購入だからすでに16年を経過。
詳細は
この辺。※発売元HPはすでに製品情報の公開をやめちゃった??
CPUが Core2Duo E6300 なことを含め諸々の機体仕様が旧すぎて(笑)、Windows11は動く保証がないどころが、そもそもインストールすらさせてはもらえない「門前払い」な種別の機体。
だがその辺は、回避策がネット上に転がっているのを拾って対応することにした。
あらかじめレジストリをいじる.iniファイルをテキストエディタ(メモ帳)で書いておく→インストールの初っ端にそれをインポートさせることでレジストリを書き換え、インストーラーがする諸々の互換性チェックを「バイパスする」=インストーラから「排除」されないようにすればインストールが完遂できる、ってな感じ。
具体的にはこの辺↓を参考にさせていただいた。
●非サポートPCにWindows11をクリーンインストールする方法 | ニッチなPCゲーマーの環境構築Z
https://www.nichepcgamer.com/archives/how-to-install-windows11-on-an-unsupported-pc.html
当該PCは既存のWindows10のインストール先SSDに空きが十分あったので、新たなパーティションを容量100GBくらいで作って、そこにWindows11をクリーンインストールしてみることにした。Win10/Win11デュアルブート構成を目指す。
#まぁWindows11が最悪使い物にならなかったら、そのパーティションごと削除しちゃえばいいよね、の安直な発想(笑)。
選ぶエディションはPro。すでにWindows10 Proがオンライン認証で通っている&MSアカウント紐づけ済みの機体なので。
まず手始めに、Windows11のインストーラーを手持ちのUSBメモリにて作ろうとしたが、いきなり躓いた。
MSの
Windows11ダウンロードサイトにアクセスし「メディア作成ツール」をダウンロードしたまではいいのだが、それを走らせると「理由は不明だが実行できない、MSに問い合わせろ」的なエラーが出て止まってしまう。管理者権限で実行しなきゃだめ?試すもダメで埒が明かない。
うーん、偶々タイミング悪かったのかよくわからないが、どうやら我が「おま環」ではないっぽく旬な事象らしい。ネットで検索すると同じようなお悩みがMS Communityほかで散見される。
んで、別の手に移る。
MSサイトから直接インストーラー一式の .iso ファイルを手に入れて、それを巷のUSBメディア用の書き込みツールを使ってブータブルな形式で書き込む、という方法。要は上記MSのツールを使わなきゃいいんでしょ、で。
.isoファイルの6.25GBダウンロードには20分ほどかかった(我が家のネット回線は下り80~90Mbpsしか出ない:マンションVDSL環境)。
USBメディアへの書き込みツールはRufus↓を使った。
●Rufus - Microsoft Apps
https://apps.microsoft.com/detail/9PC3H3V7Q9CH?launch=true&mode=full&hl=ja-jp&gl=jp
わがPCのマザボは今どきのUEFIではなく昔ながらのBIOSで動くから、ブータブルメディアもそれ用に作らないといけない。よって「パーティション構成」設定項目をデフォルトの「GPT」から「MBR」に変更した。
#当初なにも考えず「GPT」で作ってしまい、それでBIOSな我が旧機をUSBブートしようとして繰り返し失敗しハマったってのは恥かしいので内緒で(笑)。
RufusでブータブルなUSBメモリができたら、上記の参照先に書いてた通りに.iniファイルを書き足しておく。
PCを再起動してそのUSBメモリでブートさせると、目論見通りWindows11インストーラーが走る。あとは参照先の手順通りにインストール途中でレジストリを書きかえつつ、作業を進める。途中のアップデートのお勧めとか後でもいいことは適当に飛ばし、再起動とかしつつ、ざっと1時間かかかったような。。。
おーすばらしい!何らお咎めなしにWindows11がすんなりインストールされたではないか。何らイレギュラーな挙動も見せずに。
インストール後はPC起動時にブートマネージャーが走って、Windows11か10かを選択すると選択したほうで起動する。
デバイスマネージャーで確認する限り、適切なデバイスドライバが当たらず動作していない=黄色三角マークがつくデバイスが1個だけあるも、それはスルーすることに。
#わがPCはWindows10やその前の7からか長いこと、その「PCIシンプル通信コントローラー」ってデバイスに適切なドライバが当たっていない。シリアル通信ポートのドライバーらしいのだが、今や使わないデバイスなので静観してきた。今回も現状維持でいく。
ライセンス認証も無事オンラインで通っている。
なんか拍子抜けなくらいあっさりとWindows11が走っちゃった感。
思ったよりスムーズに使えている。メインストレージはSATA2なSSD、RAMは一応8GB積んであるからか、そこそこ使い物にならなくもないみたい。ごく軽~い作業に限れば、ながら。
まぁこの前にも先にもこの機体はネット徘徊だの動画視聴だの、あるいは目下のメインPCへのリモートアクセス用端末(リモートデスクトップ用のクライアントとして使う)くらいしか用途はない。
これでしばらく使ってみることにしよう。
(2024/2/24追記)
その後使ってみて。
ここの書き込みとかのライトな作業に使えているが、時々レスポンスが遅いとか鈍いとかいう事象は当然ある。とはいえ、こんな16年落ちの旧い機体でも最新のWindows11が使えるってなんか笑える。
ネット閲覧にはEdgeじゃなくChromeを使ったほうがよかったりとか、多少とも工夫が要る辺りはご愛敬。まぁネット閲覧をEdgeでしてるとイミフな挙動?引っ掛かり?を感じる時がしばしばなのは、目下の我がメインマシンでもそうなのだが。。。
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Posted at
2024/02/17 20:10:04