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みーくん5963のブログ一覧

2025年01月05日 イイね!

キッチン手元灯を今さらのLED化。

キッチン手元灯を今さらのLED化。またもホームDIYネタで。
我が家のキッチンのシンク直上に据えられた「キッチン手元灯」をLED化した。正月休みの暇潰し。

今時この手は器具ごと交換するついでに、「紐を引かないでも手をかざせば点く/消える」仕様にしちゃうのが流行り?なのかもながら、「こんなのにカネ掛けんでいい」と家族の怒号が飛んでくるのも想定内な我が家ゆえ、元々の直管蛍光灯をサイズ互換のLEDランプに取り替えるだけの小細工に留めた(苦笑)。
#ちなみにこのクラスで手かざしON/OFF可能なLED照明器具一式の市販相場は¥8,000~。

我が家のキッチン手元灯は直管蛍光灯20W×1灯、点灯回路は旧来なグローランプ+鉄心安定器仕様。点灯消灯はボールチェーンの引き紐を下に引いてパチパチするタイプ。
パナソニックの型番HHW275KT、類似型番はHW275KT↓

●HW275KT | 照明器具検索 | 照明器具 | Panasonic
https://www2.panasonic.biz/jp/catalog/lighting/products/detail/shouhin.php?at=keyword&ct=zentai&id=00001845&hinban=HW275KT



かれこれ30年近く使ってきたがいよいよ安定器が寿命らしく、ここ最近は蛍光管自体にヘタりも無いのに発光状態が不安定でチラつく場面が増えていた。
ここで頑張って安定器を取り替えるも電気工事士な我にはアリながら(安定器の単品は¥800前後で入手可能)、既に国内生産終了が見えてしまっている蛍光管に今さら拘ることもないや、で、巷に出回っている「グロー式な蛍光灯器具にそのまま使える」が売りな直管LEDを買って付け替えることにした。

買ってきた直管LEDはこれ↓。近所のホムセンで¥1300。

●直管LEDランプ 20形相当 G13 昼白色 グロースタータ器具専用 片側給電仕様 [品番]06-0915|株式会社オーム電機
https://www.ohm-electric.co.jp/product/c04/c0409/34212/

写真↓の上2つが今回購入。一番上が言わずもがなの直管LED、次の小袋は 閉端接続子CE-2、断面積1.0~3.0SQの撚り線を圧着接続する用の部材。
下のほうは一旦取り外した灯具 HHW275KT の一式。


商品説明どおり、我が家のそれみたくにグロー方式な器具には買ったままのポン付けでもいいのだが、器具内にも手を加えることにした。
#ってかこれがやりたくて手を付けたのだが(笑)。

謳い文句のごとく、LED化で不要になる安定器は残したままでもLEDランプの稼働には差し支えないっちゃない。しかし今回せっかくLEDで省電力化するってのに電気はしっかり食うから残すだけ無駄。この先また蛍光管に戻すってこともたぶん無いし、万が一そうするにせよ既に寿命が尽きているそれを使いはしない。
そこで、いわゆる「安定器バイパス工事」もついでに実行した。要は既存の安定器の2端子(2線)を切って互いを直結すればよい。各々の配線が1.25SQかの撚り線だったので、一緒に買ってきた閉端接続子CE-2で圧着処理。元々の配線の長さにあまり余裕はないってかほぼギリギリの長さだったが、器具まるごとを一旦天井/壁面から外して作業したので、無難に処理できた。

内部の配線のうち手を加えたのは、その安定器部分のみ。
あとは元通りに天井/壁面へ組み戻す→グロー管をそのLEDに付属するダミー管に換え(ダミー管=内部は単に短絡されているだけ)→直管LEDを装着して終了。



なお、元々の器具に使われている直管用のソケットの一方がグロー管用のソケットと一体化されているタイプのため、そのダミー管の装着無しには直管LEDに通電できなかった。

ちなみに今回使ったオーム電機の直管LEDは「片側給電タイプ」ゆえ、配線を弄るなら直管の一端の2極にだけ給電する・他端の2極はオープンにするでもよかったのだが(※本来はそうすべきらしい:後述)、
弄りの作業を最小にする&直管の取り付け向きを不問にするため、敢えてダミー管を通じて両端を経由する配線を残した。よって今後の交換機会にも、今回使ったオーム電機製品のごとく給電しない側の一端の2極が内部で短絡してある仕様のものを選んで使わなくてはならない。この手の直管LEDには今回同様の片側給電なタイプで他端が(内蔵ヒューズで)短絡されているもののほか、片側給電だが他端がオープンなものや、両側給電なもの(一端の2端子間が短絡されている)も出回っているので、モノの選択に注意が要る。
#といっても今回の改造方法なら、もし両側給電なタイプを使うときにはダミー管を外せばいいだけ(ってかダミー管を外し忘れて両側給電タイプを使っちゃうと、器具スイッチオン→AC電源が短絡→過電流でブレーカーが落ちる、となり、器具内のスイッチ接点を傷めるしヤバいっちゃヤバい)。もし片側給電&他端オープン仕様なものしか手に入らないなら、配線にもうちょっと手を入れて完全に片側給電対応にしちゃえばいい(給電しない側のソケットから配線を切り離して短絡する)。


カバーほか外装を元通りに組み戻し、「改造済み故に従来型の蛍光灯は使えない/使うな」旨の警告ラベルを外装下面に貼り付けて終了。ラベルは直管LEDに添付されてたもの。


出来上がりは文句無し。
元々の蛍光灯よりはだいぶ明るく、気になるようなムラもない。LEDだから電源オンで即時点灯、点いてしばらく暗いとかチラつくとかいうことも無い。
蛍光管と違いLEDのそれは発光範囲が両端から5cmくらい短く(狭く)なってはいるが、まぁ実用上問題ない。
外観は弄ってないから施工前に同じ。下から見上げると「改造済み」警告ステッカーがあるくらい。

経時劣化で次第に暗くなるのがこの手のLED照明の難点だが(意外に知られてない:メーカーの周知不足?敢えてそこには触れない「良いことしか言わない」商法?)、どうにも気になれば今回と同じタイプの直管LEDに交換すりゃいい。まぁこの先数年くらいは市場から消えることはないだろう。
#期待してまっせ >オーム電機

※照明業界的には、器具を改造する場合は片側給電=一端の2電極間に給電し他方端の2電極はOpenにすべし、が標準。(社)日本照明工業会の業界規格JLMA301に規定されている。関連する公告資料はこちら↓。
●直管LEDランプに交換する際のご注意 | LED照明ご注意 | JLMA 一般社団法人日本照明工業会
https://www.jlma.or.jp/anzen/chui/chokkan.htm


数年か前なら、LEDの売価が今ほどこなれてなくて蛍光管を都度(2年置き?に)買い換えたほうが安い、電気代も蛍光管からLEDにしたとて大差ない、でLED化するメリットは皆無だった。今回はもう安定器がダメっぽいので踏ん切りがついた格好。潮時って奴か。


ところで。
今や照明ったらほぼ例外なくLED、もしキモのLEDが謳い文句ほど長くはもたず壊れて点かない/チラつくようにでもなったら丸ごと保証交換か修理かに出す or 一式捨てて買い換えるしかなし?って考えたら、今回みたく器具は蛍光灯用のままガワは継続使用し、ランプ部分だけの交換が可能な状態で使い続けるほうが、総じてエコなのではって思うのは自分だけだろうか。
まぁモノを作って売る側にとっては、フィラメント電球や蛍光灯みたくに1年か数年かで交換が必要な消耗部品を使わなくした分、今度は器具丸ごとを買い換えるスパンを詰めるか単価を上げるかしないと、自身が先々食っていけなくなるっていう事情があるのも分からなくはないが。


我が家でLED化していない蛍光灯照明はあと2箇所残っている。それらは今回の台所のそれ程の稼働時間/点滅回数じゃないからか目立つ不調もなく、もうしばらくは使えそうだ。いずれもグロー式+鉄心安定器仕様ゆえ、弄り方は概ね一緒。直管か丸型(サークライン)かの違いはあるも。
近々それらも今回同様のLED化改造で延命するのか丸ごと買い換えるのか、また追って考えることにしよう。


#にしても、他の家族が不在の間に上記改造を済ませて早3日、「LEDに換えといた」とは告げずにいるが「あれ?何か変えた??」とも言われぬまま。。。まぁそのくらいにさりげない自己満DIYもたまにはアリか(苦笑)。
Posted at 2025/01/05 17:39:02 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホームDIY | 暮らし/家族
2023年11月25日 イイね!

家のダクトファンの内部清掃DIY。

家のダクトファンの内部清掃DIY。集合住宅な我が家の天井裏で年中稼働し続けている「ダクトファン」の内部を清掃した。
我が家のユニットバスと隣接する洗面所、トイレの各々の天井計3か所から吸気し、まとめて屋外へ排気するための換気扇。天井裏に隠蔽設置されている。


住み始めて20数年、停電でもしない限りほぼ通年の連続稼働ながら、実は過去に一度もメンテしてこなかった。
最近になり、聞き慣れぬ金属の擦れる音?がしてきたのと、ここ暫く「ほんとに動いてる?」ってくらい存在感のない:空気が入れ替わってる感がしない状態だったのが気になり、手をいれてみることに。
もしその「擦れる音」というのがモーターの軸受けの損傷とかに原因があれば、交換修理も視野に入れなきゃならないので、その見極めを兼ねて。

幸い、住み始めた当初に建主から渡されていた説明書類の中に当該ファンの取説もあり、ユーザー自身でメンテナンスする方法も書かれていた(過去一度も読んでおらず)。まったくの手探り作業にはならずに済む
んだ。

ファン機体のメーカーは暖冷工業(株)で型番は不詳、本体側面に銘板はあるのだが点検口からは見えない側の面にあって詳細確認できず。
筐体の三方に吸気口があり、内部中央のシロッコファンで吸い込み一方の排気口へ押し出す構造。排気口には自身の排圧で動く逆止弁が付いている。長年の埃汚れで恐らく常時半開きになっていたと思われるが。

浴室の天井に設けられている点検口の蓋を上げ、天井裏を見ると、そのファンの本体がその点検口の斜め上方に据えてあった。そもそも日常のメンテナンスができるようにと予め考慮された位置関係と思われ。
浴室に高さ1mほどの脚立を持ち込んでその中段に立つと、屈むなど辛い姿勢をとらずに両手が使えるし、直下の天井板とは約30cmかの適度な空間がとられており、天井板を作業台代わりに使える。




早速、取説を見ながら作業に着手。

まず、ファン本体下部の底蓋を取り外す。
底蓋にはドレンホースがついているので、その接続部(ホースバンド)を外してホースを以降の邪魔にならないように避ける。
#ドレン用のABS製の口が割れていた。。。取り付け施工の際にホースバンドを締めすぎて壊してたのか、その後の脆化で破壊したのかは謎。

底蓋を外す。プラスネジ4本。

外れた底蓋の内側表面には、吸気元由来のカビか埃かの混然一体な物体がびっしり。まずはこの埃汚れを落とす。
#見た目に「もしや吹付けの吸音材?」感すらあるが、んな訳がなく(笑)。



ただ下に落とすんでは天井裏も作業する自身もカビ/埃だらけになっちゃうので、同ファン機体の真下に大判のごみ袋の口を広げて受け皿にし、掃除用ブラシの類でそれらカビ/埃を擦り落とす。あとでその袋ごと捨てればいいように。

無論だが自身はメガネとマスクを着用。ちょっと触っただけでカビや埃が盛大に舞う状況、それを吸いたくはない。
※出来ればちゃんとした防塵メガネやマスクの着用を推奨。

まずは箱内の吸気方向三方からの埃を落とし、更にシロッコファン内部の見えるところからも埃を落とす。
今からバラす部分も埃をなるべく落としてたほうが後の作業が楽。




埃まみれのシロッコファンの周囲と中央軸の固定ネジを露わにしたら、整流板を外す。プラスネジ4か所。
整流板の内面も埃だらけなので、それもごみ袋の上でブラシ掛けして埃を落とす。


整流板を外した中身:シロッコファンの羽根車自体も埃汚れで大変なことになっていた。
モーター軸から外す前の状態で、埃汚れを落とせるだけ落とす。

モーター軸から羽根車を外す。対辺12mmのソケット+エクステンションでナットを左回し。袋ナット・波ワッシャー(ゆるみ止め)・ワッシャー・羽根車本体、の順に外せる(吊り下げなので自重で落ちてくる)。

外れた羽根車の表裏の埃汚れをごみ袋の上で大方落とす。羽根1枚1枚の間をブラシその他で丹念に擦る。大方落ちたら流しで水洗い。
羽根の間も大方が「目詰まり」していた。これじゃ空気を吸えっこないのも無理はなく。

羽根車が外れたあとのファン内部の埃汚れを大方落とす。

排気方向の口には風圧で動くシャッターがあるので、その周囲の汚れを念入りに掻き出す。シャッターがちゃんと開閉するように。

キレイになったら、露わになっているモーターの軸の根本(モーター内部方向)付近に注油。手持ちのシリコンスプレーで、異音解消?予防?の気休め程度に。

キレイにした羽根車をモーターの軸に仮付け、空転させてファンの回転にブレがないかを目視。問題なければ本締め。


整流板を取り付ける。


底蓋を取り付け、ドレンホースを取り付ける。ドレンホースの繋がる口の破損はABS用接着剤+アルミテープで補修・補強した。


試運転して運転音や吸い具合を確認。問題なければ片付けて終了。
正味3時間ほどかかった。


事後の運転音は静か。吸い具合は直前のそれの比でない。
圧倒的によく吸うってか、元々住みはじめの頃はこのくらい吸ってたよな、の感触が戻った。20年来の蓄積された埃汚れをすっかり落としたんだから、当然っちゃ当然のことながら。
幸いまだモーター周りは健在だったようで安心。


ついでで、各部屋(浴室、脱衣場、トイレ)の天井吸気口の埃汚れを掃除機ほかで除去。特に湿気を吸う浴室のそれは湿ったカビでスポンジ状に固まって大変なことになっていた。
直下に洗面器を掲げつつ、吸気口の奥の黒カビの塊を掻き出した。


まぁ取説には年1回は掃除しろとの記載もあるので、本来はそのペースで掃除してきてなきゃいけなかったのだろう。台所のレンジフードと同程度に。

来年もまた気が向いたらやってみよう。
#毎年ちゃんとやらんかい>俺

Posted at 2023/11/27 16:53:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホームDIY | 暮らし/家族
2023年09月15日 イイね!

自転車(ママチャリ)後輪の修理に脚立を活用。メンテナンス・スタンド代わりに。

自転車(ママチャリ)後輪の修理に脚立を活用。メンテナンス・スタンド代わりに。家族が常用しているママチャリの後輪がパンクしたというので、修理の面倒をみた。

タイヤの外観は何か異物が刺さったとかでもなく、至ってキレイ。
もしやで一応虫ゴムを取り替えて空気を詰め直してみたが、一晩置くと微妙に圧が下がっているし、乗ってみると片道15分の往復くらいでかなり圧が下がってしまう。ペタンコとまではいかないが。
遡れば前後両輪ともに4ヶ月前にタイヤ+チューブを新品交換済、乗るのは片道15分の日々往復×週5日程度だから経時劣化や摩耗って理由は時期的に無い。

となると、4か月前に使ったチューブがハズレ→何処か製造時についてた傷?小穴?が使用につれ広がった感じか。
ならば今回の穴の箇所を特定しての「パンク修理」=チューブにパッチを当てるよりもいっそ、チューブ丸ごとを別物に交換しちゃったほうが先々安心だろう、と判断。出来の良くない(かもしれない)チューブゆえこの先もパンクする→都度修理する、を今後も繰り返す(同)?くらいなら。


早速近所で新品チューブを購入、自宅にて交換作業をすることにした。
使う工具類や手順はネットその他でありふれているのて割愛。「ママチャリ 後輪 タイヤ交換」で検索を。
我が家の車体は27インチの内装3段変速付き。変速なし車よりは若干手間が掛かるが、差分は些か。

外したチューブのバルブを組み直して空気を入れてみたら、確かにチューブには小さな穴が開いていて、そこから空気が漏れていた。
バルブとその穴の位置関係からの推定、穴はタイヤを介して接地する側ではなく、タイヤ側面かリムに接する側にあった。しかしタイヤの内面にもリム内面にもそれっぽい傷や異物・鋭い突起はなく、リム内面に貼られているリムテープも健在でリムの金属部分の凹凸が同テープを貫通してチューブに触れた→穴が開いたでもなさそう。
んー、チューブが偶々ハズレだったって不運か。一応国内の有名大手ブランドのものを使ったんだが。まぁ何処の誰が作ったものであれ確率的に不良はゼロじゃない(笑)。

ともあれ、チューブを取り替えて修理完了。
修理後は一晩放置でも30分か程度乗っても圧に変化無し、で完治。

今回使った新品チューブは、近所のカインズホームにて自社オリジナルとして¥880で売られてたもの、中身は共和ミリオン製。今度こそ長持ちすることを祈ろう。


さて。ここからが本題(笑)。

自転車の修理で後輪を脱着するときの、比較的ラクなDIYの方法について。

この手の後輪修理に関しては、車体を倒立させて行うといいよ的なDIY手順がしばしば紹介されている。
車体を倒立させハンドルとサドルとを接地させると、ハンドルの左右上部とサドルの着座面の3点支持で車体が自立し、前輪・後輪とも宙に浮いて自由がきく。且つ自立させるのに特別なモノが要らない=硬く平らな地面と薄い敷物程度(ハンドルとサドル表面への擦り傷防止)があればよく、お手軽だ。

しかしこの方法、実は後輪の付け外し作業には向かない。前輪の付け外し作業になら問題ないってか文句無しにお勧めだが。

後輪を車体から「外す」までは倒立でもほぼ問題ない。
倒立状態で後輪左右のハブナットを緩めて外すと、ドロヨケや荷台のステーやスタンドは支えを失い、それらのバネ性や自重により自ら崩れるように外れる。
しかし、逆に「組み戻す」のが倒立ではえらく大変。外し易いの裏返しで。

一旦外した後輪を組み戻す場合、その固定構造的に、
ハブ軸+ナットにて共締めされるドロヨケや荷台やスタンド、更にはワッシャーやらの小物を、バラした時の逆順どおりにハブ軸に掛けつつ位置云々を微調整し、最後にナットを掛けて本締め、っていう流れになる。
且つナットを掛けるまでの一連は、左右のハブ軸の両方でほぼ同時並行でやらないといけない。

車体が倒立している故に、荷台の一端はフレームに止まっているとはいえ、荷台全体は下方向=ハブから離れる方向に動こうとするから、ハブ軸に組み付けるときはそれを引き寄せる・支える方向で力を掛けていないといけない。両立スタンドに至っては、その重たい重量を手持ちしながら。且つ車輪も手で支えて、である。
この一連を倒立でやるには、人の手が4本欲しい、ってか4本無いと相当に困難。二人で左右各々の組み付け+ナット掛けまでを分担し同時並行でやる感じで。これを一人でやると、左右の一方が上手く嵌まった→ナットを掛けようと片手で支持→ナットを掛ける前にバラけてしまう→やり直し、あるいは一方は上手くナットが掛かった→一方にナットが掛かった状態で他方のステーやワッシャーやらが上手く嵌まらない→やり直し、みたく堂々巡りになってしまう。

要は、倒立させて後輪を組み戻すってのは、一人作業には向かないやり方なのだ、と、やってみるとよく分かる。
#やる前に気づけなかったんかい>俺

その点正立状態だと、下から持ち上げて支えないといけないのはタイヤくらいで、ドロヨケや荷台のステーはその自重でハブ軸近くに寄ってくるから、位置だけ調整してハブ軸に掛けてやる程度で、作業中に下支えはしなくていい。スタンドの先端はフレームの所定位置に嵌めるとそこに留まってくれるように成形されている(これが倒立だと引っ掛からないので最も厄介)。
よって正立なら、一人=手が2本と片膝くらいあれば十分作業できるのだ。
#昔から街の自転車屋さんって個人経営のオヤジさんひとり?でやってたんだから、一人作業で出来るような作りで当然ってばそうなのだが。


と言うわけで(えらく長い前置きだったが)、
車体を正立且つ後輪周りを安定に宙に浮かしたい、且つ手持ちのもので、で一工夫してみた。

#年に1回するかしないかの作業ゆえ、敢えてそれ専用のモノ(メンテナンス・スタンドとか)を買わずとも済ませたい、が本音。


そこで持ち出したのは、
我が家にあった高さ90cmのアルミ製のハシゴ兼用脚立。
家の中のちょっとした高所作業用にと、この手の脚立をお持ちの方も多いのではと思う。買うと目下の実売¥5000~。

それを用いた手順は以下。
両立スタンドを備えた車体の場合ならこの通り、片側一本のサイドスタンドな車体では+αが必要。※印後述参照。

① 車体のスタンドを立てて静置。
② 車体からサドル+シートポストを抜く。
③ 車体のサドルの位置付近に上から脚立を被せて立てる:脚立が車体を跨いだ状態にする。
④ 脚立の天板の隙間に上からサドル+ポストを通して、車体と組む。
⑤サドル底部が脚立の天板に接するまで下げ、固定する。※
⑥ スタンドを跳ね上げる/後輪下の挟みモノを外す→後輪が浮く。

※片側1本のサイドスタンドの場合は、後輪下に自身の足なり適当な台なりを挟むかで、予め後輪を地面から上げた状態で行う。両立スタンドの場合でも後輪をより高くしたければ、スタンドを立てた下に挟み物をして高さを稼いでおき、それでサドルを下げて固定すればいい。

・・・って感じ。

完成形はこんな感じ。


サドル底部の金具と脚立の天板:金属同士が直接当たるのが気になるなら、その間に薄いウェスでも挟めばいい。
脚の開き角を固定する用の掛け金は、2つあるうちの一方=車体の前側にのみ掛けている。後ろ側は後輪回りに干渉するので。


自転車の後輪周りのメンテにこの手の脚立を使うアイデア自体は、ネット上その他で既出。
しかし、その大抵は大人の背丈クラス?な大型の脚立を用い、途中の段に横木を掛けてサドルの前端を引っ掛ける方法。それに近いこと=我が90cm脚立の天板にサドルの前部を引っ掛けるのも実際試したが、我がママチャリ+90cm脚立では車体が揺れて不安定だった。
集合住宅の我が家に大型脚立は無用なので持ってない。

考えてみれば、脚立とサドルとの接点と前輪の接地とで2点支持、且つ前輪自体もハンドルもフリーで好き勝手に動ける状態だから、その2点を結ぶ直線を軸に車体が揺れる上にその軸すらもブレる。不安定なのは無理もない。

その点、上記のごとくサドルを一旦抜いて脚立の天板にシートポストを貫通させてやれば、サドル下部の左右2点で脚立の天板に触れ、前輪の接地と合わせた3点支持になることで、揺れが小さくなる。
サドルの左右で脚立の天板に接する2点の間隔がさほど広くない・前輪/ハンドルがロックされてない、で、磐石の安定状態とまではいかないものの、サドル先端を引っ掛けるだけの場合よりも桁違い?に安定する。
作業中に車体が少々動いても、サドルと脚立の引っ掛かりが外れる→車体が落下することもない。

サドル下部が脚立天板に乗って車両後部が上がってる様子を後方から。


サドルと脚立天板の間を拡大。



なお、この方法をとるには脚立の天板部分にシートポストが通せるだけの隙間が必要。
シートポストの直径は25~35mmくらいなので(車種/メーカーによるとか)、使う脚立の天板には概ね40~50mmかの隙間がないといけない。
「ハシゴ兼用」なタイプならどこのメーカーでもこのくらいの隙間はあるんだろうと思ったら、案外そうでもないっぽい。手持ちの実物にて確認されたし。

また、この方法の注意点、
このやり方で後輪を浮かした状態では、チェーンを動かすためにペダル/クランクを回そうとすると、脚立の脚とペダルが干渉して可動範囲が限られてしまう。
よって、車輪の着脱に伴いチェーンをギヤから外す/掛ける場面では、回し始めるときのペダル位置を工夫する必要がある。クランクを約半回転強しないと、チェーンが外れない・掛からないので。

ペダルをより回しやすく=ペダル/クランクの可動範囲を広くしたいならば、脚立の脚部分の開き角を広く取る。
それには、脚の開き角を固定する用の既存の掛け金を使わず、代わりに適当な紐か長いタイラップかでも左右ハシゴの下段部分を繋いで、作業に都合いい開き角に固定してやればよい。

子供車みたくサドルが低い車体で同様に後輪を弄る場合にも、上記の方法で開き角を広くする方向に調整してやれば、対応できるはず。

但し開き角を大きくすると、脚部分に掛かる「横」荷重が増える=本来荷重を掛けてはいけない方向に負荷を掛ける事になるから、扱いは慎重に。
また、シートポストを通す「隙間」が狭くなることにも注意。

他にも、ペダルがあるから当たる→ペダルを一時外せばいい、という解もある。但しペダルの付け根のネジは異様に固く、スパナに柄の長いものが必要だとかで相応に難儀するかもなので、その辺は適宜に。


ともあれ、この方法で車体を正立状態にしてだと、後輪部分をバラすも組むも作業が圧倒的に楽だった。
スタンドにせよドロヨケや荷台のステーにせよ、正立状態な車体にこそ取り付けやすいように元々出来ている、というのが、つくづく分かった(笑)。

以前は倒立させての後輪脱着+タイヤ・チューブ交換作業でトータル3時間だったか掛かったが、今回の脚立利用の正立では1時間ほどで終えられた。
街の自転車屋に後輪タイヤ&チューブ交換作業(タチ交換※)を頼むと工賃¥3000~だから、プロなら15分か30分かで終わるんだろう。DIYでも1時間程度で上がれば御の字ってところか。

#まぁ前回のお初で且つ倒立させてた作業で得た経験から、今回はかなり要領よく・迷わず出来た、という側面はあれど。いつもながら経験はPriceless (笑)。
※タイヤ+チューブの両セット売りを「タチセット」、それらの一式交換(作業)を「タチ交換」って略すのね。。。中の人は。知らなんだ。


機械いじりDIYは好き・自転車のタイヤ交換メンテはしたいが後輪は面倒くさい・ハードル高いんだよなぁ、って感じなら、上記も選択肢のひとつにしていただければと思う。

(2023/12追記)
上記ママチャリの後輪、はや半年もせずにまたパンクして上記要領にて修理した。
今回は明らかに路上異物の踏み抜き。豆粒大の金属バネから直角に伸びた細い一端が、見事にタイヤ接地面から垂直に食い込んでいた。家族がパンク後も乗っちゃってチューブの数ヶ所に穴や刺し傷が出来てしまっていたことから、迷わずチューブ新品交換で処置した。
うーん路上の異物が原因、こればっかりは不運としか云いようがないか。。。
お陰で修理にはもう慣れっこになった感(笑)。
Posted at 2023/09/16 13:06:48 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホームDIY | 暮らし/家族
2022年04月21日 イイね!

LIXIL(inax)シャワー便座CW-RV2の「点検時期お知らせ」点滅をDIYで止めた。

LIXIL(inax)シャワー便座CW-RV2の「点検時期お知らせ」点滅をDIYで止めた。我が家のトイレで使っているシャワー便座はinax(現LIXIL)のCW-RV2、2011年製で稼働から10年。
購入直後に勝手に電源が切れる?事象で一式無償交換したことはあったが、以降はノントラブルで使えてきた。



当初からいわゆるinaxタイマー搭載=10年経過で電源ランプが点滅しっぱなしになって「点検時期ですよ」を示すお節介な仕掛けがあるのは知っていたが、ここ最近になってとうとうその「点滅」が始まった。
我がRV2では右奥側に2つあるランプのうちの左側。毎秒5回って点滅は普通に目障り。



とはいえ、それなりの家電リペアの心得がある(?)自身の目からして、これといった異常も見当たらないことから、自己判断&メンテで引き続き使いたい。
メーカーに依頼しての点検整備+点滅を止める細工にかかる費用は¥8140、所要時間1時間。
詳細はこちら↓

●LIXIL | お客さまサポート | INAX NEXT プログラム
https://www.lixil.co.jp/support/inaxnext_program/


まぁせっかく「お知らせ」してくれたことだし、と、やれる範囲のDIY点検&メンテをした上で、このお知らせ「点滅」を自らで止めてしまうことにした。※DIYに自信無い人は末尾参照。

なおメーカー推奨のセルフチェック内容の一覧はこちら↓
https://faq.lixil.co.jp/faq/show/12552?site_domain=default
 →シャワートイレセルフチェック表

ネット上でもこの手の情報はあちこちに出ていて、モノによってはボタン操作と電源オフ・オンでできたり、本体の内部基板にいかにも「私を切って」のごとく存在するジャンパー線を切らないといけなかったりのようだが、今時は後者が主流っぽい。
あいにく、我がCW-RV2の事例は今のところネット上には見当たらなかったので、詳細は手探り。
#逆に我がDIY心に火がついた(笑)。

安直にボタン操作でどうにかなるか?を試してみたが、案の定で空振りだった。
シャワーボタンとビデボタンを20秒長押し?電源オフ?オン?無反応だった。まぁ想定内。


予定通り?手持ちのハンドツールで本体をバラすことにする。

先ずは便座全体と便器との間のロックを外し、便座全体を裏返せるようにしておく(便座の左側面奥にあるストッパーを引きながら便座全体を手前に数センチか引き出す→ガチャっと便座全体がズレてフリーになる)。
給水ホースを外す必要はない。
以後の作業も、フリーになった便座一式を便器の上に載せたままで完結できる。

本体の電源オフとコンセントからの電源プラグ抜去も忘れずに。

本題のバラしに入る。
我がRV2の場合、本体外部に見えるネジは2箇所。左右の最背面の角に1本ずつ。



それらを外すと便座上部が持ち上がりそうに動くが、まだ道半ば。次いで便座丸ごとを引き起こし、本体底面にて爪で引っ掛かっている4箇所を外す。爪の付近の隙間にマイナスドライバーでも差し込んでコジればいい。下の赤丸部分(緑の四角は脱臭フィルター:後述)。


これでパカッと底部と上部(便座部分含む)が分離する。
底部と上部との間の橋渡し配線が複数本あるが、それらは外さずとも作業は続行可能。我が家みたく密結型便器の上でだったら、底部の奥側=水洗タンク前面へ上部を立て掛けておけば、それら配線を傷めることなく作業できる。

#ここで最初に目を奪われるのはおそらく、ノズル格納部に溜まったひどい汚れだろう(苦笑)。10年来の水跳ね?何跳ね?はともかく。後で掃除しておく。


内部の全容。ジャンパーがあるのは赤丸部分。
基板のど真ん中に、そのジャンパー線は鎮座していた。
他とは間違えようのない、あからさまな姿で。
#ノズル部分の汚れは自主規制でボカしておいた(笑)



ジャンパー線の拡大。


それをニッパーで切断して切れ目に隙間を開ける。



ついでに先述のノズル格納部の手入れをしてから、元通り組み戻す。

組み上げた後にこれもついでながら、底面から出し入れできる脱臭フィルター(=上の爪4箇所の写真にて緑枠で示した半透明な蓋を開ける→中に入っている)を取り出し、同フィルターおよびそれを外した奥に見えるシロッコファンの埃落とし:使い古しの歯ブラシで擦ってキレイにした。
ごっそりと10年ぶん?の埃が取れた。

便器に組み付けたら電源プラグをコンセントに差し、電源オンする。電源ランプがかつてのように連続点灯している=点滅していないのを確認。
一通り機能テストして異常がないことを確認して終了。
#脱臭機能のファンに詰まりまくってた埃を取ったので、いつも唸りを上げてたそれが静かになった(笑)。

本体の上下を分けるときの爪外しにちょっと手間取ったが、トータル1時間ほどで終わった。


我がCW-RV2を始めこの世代のリモコンタイプCW-Rxx系だったらおそらく、同様の手順かと。
該当するシャワー便座でランプ点滅だけ止めて使い続けたいなら、上記お試しあれ。


※補足情報:

上記の如く10年超でランプ点滅は始まっているも、自身で上記みたくバラしDIYは出来ない・これと言って不具合もないのに有償点検に¥8,000なにがしの支出を強制される/従うのも抵抗があるって由には、以下参考に。

LIXIL(inax)の客相へネット経由※※で「異常は無いから点滅だけ止めてくれ」と依頼する→セルフ点検用のチェックシート資料/「点滅を止めてくれ」作業依頼書が送られてくる→その資料に従いセルフチェックして現状に問題ないことを確認→折り返し書面で申し込む→無償の出張作業で点滅を止めてもらえる、って道もあるっぽい。
ダメ元、同社のネット相談受付のこちら↓でお試しを。
https://www.lixil.co.jp/support/contact/#section_webcontact

※※客相へ直接電話してもオペレーターは「該当のお客様には有償点検を受けていただいております」としか言わず、相当に熱のこもった意思表示/説得(?)をする羽目になるから、いっそネットでさらっと依頼しちゃったほうがいいらしい。


まぁ「安全はカネで買え」的なメーカーの考えも否定はしないが、それを半ば強制しちゃうのはやり過ぎな感がしないでもない。
Posted at 2022/04/21 13:38:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホームDIY | 暮らし/家族
2021年08月30日 イイね!

リヤカーにてタイヤのパンク修理DIY。

#以前やったDIYの備忘録。

子供が所属する野球チームで、グランド内の用具運搬に使っている年代モノ?のリヤカーのタイヤがパンクしてしまい、その修理を引き受けた。

当初、一見して自転車タイヤと大して違わない手間で済むだろうと高を括っていたのだが(昔自転車小僧だった時分にパンク修理やタイヤ交換はDIY経験済み)、実はリヤカーのタイヤって特殊なんだ。。。と後から知った。

リヤカーのそれはBEタイヤという、チューブをタイヤが丸々包み込んでいる断面構造をもつもの。タイヤの左右側面に幅広な耳があり、それを互いに重ね合わせた状態でリムに組み込まれている。
リム表面の凸凹がチューブに直接触れないので高荷重や悪路に強い=パンクしにくい反面、パンク修理しようにもチューブを露出させる~嵌め戻すのがかなり大変な構造である(素人目には)。
タイヤ側面をタイヤレバーでコジ上げるくらいでチューブを部分的に引き出せる一般的な自転車のタイヤと違い、このBEタイヤに関してはどこで・どんなふうにパンクしようと、チューブを丸ごと交換しちゃうほうが簡単かつ確実そうに見える。

という事で、新品チューブを入手し交換することにした。

リヤカー用タイヤや同チューブは特殊というか旧い規格もので、現在も市場流通はあるがかなりマイナー?な存在。
その辺のホームセンターや自転車屋の大方は在庫せず、取り寄せ対応。

チューブは通販モノタロウで入手。実勢¥1,000前後、自転車用よりはやや高いか?程度。
●リヤカー用チューブ 26x2 1/2 英式バルブ − モノタロウ
https://www.monotaro.com/p/7342/9755/

もしタイヤも新品にするならこの↓辺り。¥4,000前後。
●SR-180 リヤカータイヤ(BEタイヤ) 1本 SHINKO(シンコータイヤ) - モノタロウ
https://www.monotaro.com/p/2008/0034/

ちなみにamazonだと上記タイヤとチューブのセットものの扱いあり。¥4,000くらい、上記モノタロウの2点を買うのとモノは一緒で大分お安い。
●シンコー(shinko) リアカー用タイヤ+チューブセット BE 26×2 1/2 26インチ 65045 SR180 - amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/B06XX4683X/

使う工具類は、タイヤレバー数本(自転車用で可だが金属製がベター:かなり力を掛けるので)、バルブのネジ止めや車輪(ハブ軸)を車体から外す為のスパナ類。自身の場合は対辺22mmのスパナやソケットレンチが必要だった。
ちなみに対辺22mmって安価な組スパナやソケットレンチセットには無いサイズで、単品モノを探すことになる。モンキーやモーターレンチでも何とかなるが。
ハブ軸の両側から締める・緩める都合、工具は2丁必要。


作業の手順としては概ね自転車のチューブ交換と一緒なのだが、上述のごとくタイヤの構造が特殊なので独特のコツがあり、手間がかかる。

車輪を車体から外す、
タイヤの空気を抜く(バルブコア、バルブ部の固定ナットを外す)、
自らの握力か踏力かでタイヤ側面部分をリム内側へ押し込み、リム内側面に張り付いているビードを剥がす(隙間を開ける)、
タイヤレバー数本をテコの要領で使い、タイヤ+チューブをリムから外す(独特な耳がリムの奥まで入っている:外すにはかなりの力が要る)、
外れたタイヤの内側からチューブを取り出す、
タイヤ内部にパンクの原因となった異物の有無を確認し、あれば取り除く、
新品チューブを入れる。タイヤにバルブ部分用の切り欠きがある(新品時に切り欠いてある)ので、バルブ位置をそれに合わせるのがポイント。

次にタイヤをリムに嵌めるのだが、ここでネットで見つけた裏技が炸裂!!公開主曰く「市原式」、これが劇的に作業効率を上げてくれる。
タイヤの内側にチューブを収める→少しチューブに空気を入れてシワをとる→耳部分がきっちり重なり合った状態にして養生テープで仮止め→10cmかの等間隔にPPロープ(荷造り用ビニール紐)で固く縛って固定→縛った状態=タイヤとチューブが一体化した状態のままで養生テープ除去→バルブ位置からリムに嵌め込む→タイヤ全周がリムに嵌ったら縛ってた紐を切ってタイヤとリムの間から引き抜く→嵌め込み完了。

このやり方だと、左右の耳の重なり部分が予め固定されている故に嵌め込み最中にズレたりヨレたりしないため、力の要る耳~ビードの嵌め込みが単純かつ最小限の力作業で済む。
事前の縛りの手間が15分かあれど、最難関であるリムへ嵌め込む工程が、時間にして1〜2分もで呆気なく一気に終わる。

本来のオーソドックスな手順では、先ず一方の耳/ビードをリムに嵌める→タイヤ内にチューブを入れる→チューブを程々膨らませる→他方の耳/ビードを嵌める、を順を追ってやらねばならない。ゴム同士の擦れ合いを和らげて滑りを良くするに事前のパウダー塗布など工夫必要、後半は中のチューブをタイヤレバー等で挟まない・傷付けないように気を使いつつ、である。
今回タイヤは使い回しなのでまだ良かったが、これを癖のついてない・コシの強い新品タイヤで且つコツも知らない素人がやろうなんて(たぶん)無茶に近い。
amazonほかのユーザーレビューで「タイヤを買ったはいいが自力で嵌められず、結局プロに頼む羽目になった」なんて挫折報告が複数あるのも無理はない。


あとはチューブに空気を軽く入れ、タイヤのビード部がリムにちゃんと嵌まったのを見届け、
バルブ部のネジ止めと最終的に規定量の空気を詰めて異常ないことを確認、
車輪を車体に取り付けて完了。

自身のBEタイヤの扱いがお初だったため、リムからタイヤを外すに力加減や要領を得ずに1時間ほど掛かったが、その後の嵌め込み〜仕上げは30分程度で済んだ。
次の機会には着手〜完了までアンダー1時間でいけそうな気がする(笑)。

リヤカーの如くBEタイヤの嵌め込みが劇的にラクになる「市原式」のソース&詳細はこちら↓。

●BEタイヤ交換【市原式】: 昭和自転車 Vintage Japanese Bicycles
http://chikutakurinrin.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/be-df7c.html

発案者や公開者には正に感謝の言葉しかない。
Posted at 2021/08/30 19:06:01 | コメント(0) | トラックバック(0) | ホームDIY | 暮らし/家族

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