• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

みーくん5963のブログ一覧

2013年02月26日 イイね!

東日本大震災に絡む所得税還付「確定申告」、今さら提出。

あの東日本大震災から早2年が過ぎようとしている。
分譲マンションの我が家はお役所の判定で「大規模半壊」、昨年の初夏から改修工事が入り、年明けにようやく終了した。

さて、サラリーマン世帯の我が家では税制上の後始末が未だ終わってなかった。
所得税の還付申告即ち「確定申告」だ。

詳細は国税庁HP等を参照されたいが、大雑把な話、
災害で住宅など自身が保有する資産に損害を被った場合、その損害額を年間の所得から差し引くことができる(雑損控除)。
その年の収入から、この雑損控除や更に例年の基礎控除や保険料控除などを適用してもなおプラス即ち「所得」があるなら、その額に見合っただけの所得税を納めれば良いことになるし、
もし差し引きがマイナスならその年の所得はゼロだったことになって、納めるべき所得税もゼロになる。
故に既に納めた所得税のうちの払いすぎに当たる分、ないしは全額が戻ってくる。

更に、もしマイナス分があれば翌年分の申告で翌年の所得との差し引きに充てられる(雑損の繰り越し)。同じようにもし翌年もマイナスなら更にその翌年も同様。
この雑損の繰り越しは通常なら最大3年までだが、東日本大震災における損失に関しては特例で最大5年まで適用され、且つ、震災直前の平成22年分まで遡って手続きすることができる。

で、我が家の場合。

所得税の「還付」の申告には期限がない、というのを生半可な知識で知っていたのと、国税庁の電子申告システムe-taxが基本的に平日限定の日中ないし夜の早い時間までしか使えない、という不便さから(半ば言い訳・・)、
いままで手続きをせずに2年近く放置してきた。
一応住基カードの入手とそれ用のUSBカードリーダーは入手済みだったのだが。

ここに来て「いい加減取り返せるカネは取り返してよ」という我が家の財務省の煽りに負け(笑)、また12月から3月の確定申告の時期に合わせe-taxが平日休日問わず24時間稼働していると知り、遅まきながらこの年末からe-taxで手続きを始めた。

まずは、国税庁のHPに用意されているフォームを使って、
自宅の建物・家財の損害額、それと既に貰っている地震保険などで補填された額を引いた実質の損害額を出してみた。
すると、実は自分のここ数年の年収(所得)の3倍近い損失を被っていることが判明。

これをルール通りに上記「雑損」として計上したら、単純計算で丸3年は所得税がゼロ、即ち納付済みの(ないしはこれから納める)3年分の所得税が丸々、申告さえすれば戻ってくることを意味する。

と言うわけで、e-taxで平成22年~24年分の確定申告書を作成して電子申告を行った。

後は3年分の還付金が振り込まれるのを待つだけ、と思っていたのだが・・・それでは終わらず。

数日後に税務署から電話があり、結局、税務署に行く羽目になった。
目的は、22年分の申告の取り下げと、23年分の更正申告、24年分の修正申告のため。

窓口に行かなくて済むようにとせっかく電子申告したのに何故?って感じなのだが、
実は22年以前と23年以降で、「雑損の繰り越し計上」に関するルールが変わっていて、
繰り越しを伴う雑損の計上を過去に遡ってするのなら、申告のスタート即ち雑損の計上を22年分ではなく23年分でしないとダメなんです、とのこと。

つまり、
22年分で震災での損失を雑損として計上→以後23年分、24年分・・に順次繰り越す、
という計算で作った申告書は今から提出してもダメだが、これを一年ずらし、
23年分で震災での損失を雑損として計上→以後24年分、25年分・・に順次繰り越す、
という計算で作れば、今から提出してもOKということ。

先日e-taxで入力していた間には何もシステムから指摘・警告されるでもなかったし、国税庁HPで震災関連の情報を読み漁ってみても、そんなことはどこにも書いてなかったのだが(多分)。


そんな訳で、
今から確定申告で震災絡みの所得税還付手続きをしようとしている人へ、ピンポイントでアドバイス。

自分のように給与所得のみで22年分の確定申告をしてなかった(する必要が無いと思っていた)ひとが、
東日本大震災での被害額を「雑損」として〈今から〉申告する場合、
「雑損の額が平成22年分の所得を上回るのが明らかなら、平成22年分は申告しないで、23年分から申告すべし」。

補足すると、
22年以前には、雑損を翌年以降に繰越せる要件として「その雑損が生じた年の確定申告が『期限内』にされていること」というのがあったが、23年度の税制改正以降、この要件が無くなっている。ちなみに22年分の『期限』は被災地である当地では特例で23年9月30日まで延長されていたが、それもとっくに過去日になっていた。
冒頭のごとく還付申告は無期限なのは事実で、22年分に遡って手続きを行うのは今からでも可能ではあるのだが、しかし22年分の申告からの雑損の繰り越しには22年当時のルールが適用されてしまう、という足かせがある。つまり、今から22年分で申告する雑損は『期限内』に申告されたものでないゆえ、その繰り越しを翌23年分以降の計算に組み入れることはできないのだ。
その点、23年分に計上する雑損なら現行ルール通り、『期限内』に申告したかどうかは不問なのに加え、繰り越しがあれば翌年分以降へ組み入れることができる。

無論、翌年以降に繰り越しのない範囲の雑損だったら、今から22年分で申告しても差し支えない。


ちなみに国税庁HP↓には、上記『期限内』でなくても良くなったことは書いてあるが、しかしそれが22年分には当てはまらない、とは書いてない。
http://www.nta.go.jp/sonota/sonota/osirase/data/h23/jishin/tokurei/shotoku/tsuika1212.htm
 →3.雑損失の繰越控除等の要件の改正

まぁ震災があったのが23年3月だから、雑損控除の申告をするなら23年分でというのがそもそもの原則であり、22年分まで遡ってもいいと言うのは例外中の例外なんだから、って考えれば妥当な改正なのだろう。
問題があるとすれば、それを網羅していないe-taxのシステムと、この点についての国税庁の周知不足、ってことになろう。


なお、もし22年分まで遡って雑損の繰り越しを伴う申告をe-taxでしてしまったとしても、自分の例の通り税務署から連絡が来るから、窓口で説明・指示されるとおり手続きしてあるべき形に直せばよい。
窓口へ行く時間はとられるが、金銭的に取り戻せるものが取り戻せなくなってしまうなんてことはないから、その点での心配は無用。

あるべき形に直すために税務署で行った手続きは(自分の場合)、
- 22年分の提出済み申告書を取り下げるための「撤回書」1枚に署名捺印して提出。
- 更に翌23年分(以降)の提出済み申告書を正すための、
 23年分「更正申告書」、24年分「修正申告書」に捺印して提出。
で完了。

なお上記手続き書類はそれぞれ、自分が先に電子提出した当初の申告書を元に、その場で税務署の担当者が再計算し作ってくれた。自力で計算して書く必要はなし。
従って自分が税務署ですることはそれほど無くて、
担当者から説明を受ける→担当者が書類を作るあいだ少々待たされる→書類内容に間違いがないことを確認し署名捺印する→各々の控えを貰って帰る、
・・・くらい。

この手続きにより当然のことながら、今回還付されるのは当初目論見の22~24年の3年分から、23~24年の2年分に変わる。更に来年の今頃、25年分の確定申告をすることで、今後の1年分を還付してもらうことになる。
過去の分はともかく、これからの分も一回納めてから後で取り戻す、という手続きが要ることに多少矛盾を感じないでもないが。

ついでに言うと、この還付申告が受理されるとまもなく、申告した年度に納付済みの住民税も再計算され、自動的に過払い分が還付される。また、前年度の年収で決まる現年度の住民税決定額も減額修正され、その後に月々天引きされる住民税も下がることになる。

ともあれ、
せっかくe-taxを使ったにも関わらず、平日昼間にわざわざ税務署に行く小一時間を作る羽目になるのは勿体ないから、注意するに越したことはないだろう。
Posted at 2013/02/26 18:02:29 | コメント(0) | トラックバック(0) | 震災 | 暮らし/家族
2011年05月24日 イイね!

折り畳み式水タンク購入。

折り畳み式水タンク購入。先の震災直後の数日、日々の生活に困ったのが、断水だった。

マンション住まいなのだが、3月の震災で屋上のタンクが壊れ、数日で街には水も電気も戻ったにもかかわらず、それ以降2週間ほど部屋には水が来なかった。
また、4月の大余震ではほぼ1日停電したが、このときも停電発生と同時に断水。

地上にある一次受水槽脇に仮設蛇口が作られ、そこからありあわせのクーラーバッグやらバケツやらで、水を上階の部屋まで汲み上げる日々が続いた。

これまた泥縄ながら、今後は水を汲み上げるのに苦労しないようにと、折り畳める水タンクを購入した。
アイリスオーヤマ製、20リットル入りと10リットル入りの二種類。
15リットル入りは一番売れ筋なのか、通販でも「在庫有り」をなかなか見つけられなかった。

当地でも最近では普通の灯油用とか水用とかのポリタンクは難なく買えるようになったが、この手のちょっとでも便利そうなものになるといまだ品薄、結局通販に頼った。
カウモール楽天市場店で購入。
1800円以上で送料無料というので2個ずつ、計2000円弱。注文から中一日で到着。

値段も1個数百円と、緊急用の備えとして買うのにはさほど抵抗なくて済んだ。

使わないときに畳んでおけて平時に場所をとらないところが、アウトドア生活の趣味のあまりない我が家にはありがたい。
給水口に小出し用のコックが付いていて、水を満たしたタンクを90度寝かせれば蛇口のようにコックから出せるので、それなりに便利そうだ。

ポリエチレン製で柔軟ではあるが、折り畳んだりや膨らましたりするとき、部分的に力を掛けすぎないように注意が必要そうだ。勢いよく曲げ伸ばしすると、力が集中したところに白く濁った折り目が出来てしまう。
まぁ、この手の素材にはありがちなものだし、白く折り目がついたからそこから穴が開きやすくなる、なんてことはないだろうとは思うが。

とはいえ、そもそもそれほど丈夫そうではないので、出番に備え今はあまりいじくらずにしまっておいた。

この手のグッズにあまり頻繁に出番があっては困るのだが(苦笑)。
Posted at 2011/05/24 17:08:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 震災 | 暮らし/家族
2011年05月10日 イイね!

食器棚の地震対策完了。

食器棚の地震対策完了。3月の東日本大震災に1ヵ月後の大余震と、北日本・太平洋側の我が家では二度も震度7~5強に見舞われた。
幸い人身は無事、家屋も外壁のひび割れ程度の軽傷だったが、家財関係は倒れたり落ちたりで結構やられた。

3月の本震の際、台所では食器棚が大きく傾き、食器の多くが滑り落ちて粉々に。
居間では32インチブラウン管テレビがテレビ台から倒れ落ち、寝室ではタンス2棹が転倒。
とはいえ多少の傷つき程度でどれも壊れずに済んだ。

前々から地震対策はいずれしなければ…と思いつつもさぼっていたから、天災とはいえ自業自得な面も有ったのだが(苦笑)。

泥縄ながら3月の本震のあと早々、食器棚の側面と背面には腰折れを防ぐ補強金具をネジ止めし、更に天井に突っ張る転倒防止具を買って取り付けた。
そのおかげか4月の余震では食器棚本体こそ倒れず済んだものの、中身の食器はまたしても飛び出して粉々に。元々マグネットラッチで止まるだけの扉は内側からの衝撃で簡単に開いてしまい、食器を棚の中に止める役には立たなかった。

さすがに2度も割れ物の山を作るはめになったのには懲りて、今度こそはと、食器棚の扉をすべて耐震仕様に改造した。

いまどき、大きな揺れがあるとその揺れを感知して、扉が開かないよう自動的にロックしてくれる「耐震ロック・ラッチ」って代物が色々売られている。

ネットで調べるとさまざまあった中、ムラコシの耐震ラッチPFR-TSSなるものが1組300円少々と比較的安価だった。とはいえ機能的には不足なくて、
・外から見えずに取り付けられ、日々の扉の開閉に特別な注意や操作が不要。
・いざ揺れて扉がロックされても、無事に揺れが収まれば自動解除するためロック解除の操作が不要。
・もしもロックしている間に棚の中身が動いて扉に寄り掛かってしまったら、揺れが収まっても扉をロックしたまま保持する。よって最悪でも、食器棚の周囲に割れ物が散乱する事態は避けられる。
…といった、いい具合に働いてくれるようだ。

更に、扉自体が常にバネの力で確実に閉まるようにと、スライド丁番も従来のキャッチなしからキャッチ付きに交換することにした。
いざというときに扉が半開きでは、耐震ラッチはあっても無意味なので。

上記の耐震ラッチ追加と丁番の交換で食器棚の扉計5枚に対策、資材費は都合約4000円なり。
震災直後間もないこともあって、地元のホームセンターなどではこの手の防災グッズは品薄なため、結局隣県の金物ショップから通販で入手した。
取り付けは夜中の内職DIYで工期2日ほどで完了。

まぁ、これで割れ物の山と決別できるなら安いもの、となればよいのだが、目論み通りいくかどうか(苦笑)。

そもそも、大地震なんてもう懲り懲りなのだが。
いまだ当地付近で大地震が起きる確率予測は高止まりのまま、この先も心配は尽きない。


蛇足。
この手の耐震ラッチを取り付ける、あるいは最初から装備されている食器棚を設置するなら、突っ張り式などの各種転倒防止器具との併用は必須である。

地震の際に扉がしっかりロックされ食器が飛び出さない分、食器棚自体が食器の重さで高重心のまま揺れ続けるので倒れやすい上、
万が一食器棚が扉のある面を下向きにして傾いたり倒れたりしてしまうと、食器がはいったまま故に、地震が収まって復旧させようにも食器棚が重くて起こせない、という事態になる。
そうなると結局、中の食器を壊す覚悟でロックされた扉を下向きのまま強引に開けるか、食器棚の背面を破るかして、傾いた(倒れた)食器棚から中身の食器を取り出す羽目になる。
事実、今回の地震でそうなってしまったという苦労談は、自分の周囲でも数人から聞いている。

せっかくの耐震ラッチが逆に災いして、新たな危険や手間を生じることになっては元も子もない。

Posted at 2011/05/10 20:05:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 震災 | 暮らし/家族

プロフィール

こんにちは。 4年弱乗ったウィッシュからVOXYに乗り換えました。 家族が増えて3列目座席を常用するようになると、やはりトールワゴンタイプでないと不便でやむ...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2025/8 >>

     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      

リンク・クリップ

ASTRO PRODUCTS オイルエキストラクター(1.6L) 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2025/01/19 19:16:40
運転席ドアパワーウインドスイッチが不調→交換修理DIY。 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/11 22:09:55
トヨタ(純正) 84040-33080 F/ドアパワーウインドスイッチRH 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/01/09 11:34:24

愛車一覧

トヨタ ヴォクシー トヨタ ヴォクシー
家族が増え3列目を座席として使う頻度が増したため、ZGE20ウィッシュから乗り換え。 新 ...
マツダ スピアーノ マツダ スピアーノ
かつて通勤用に所有。 2年ほど使ったが、勤務先の移転により不要となり売却。 近所の中古 ...
トヨタ ウィッシュ トヨタ ウィッシュ
いつもは4人、たま~に6人を想定して、前車ビスタアルデオから買い換えました。 ●MOP ...
トヨタ ビスタアルデオ トヨタ ビスタアルデオ
2代目の家族の足として活躍しました。 180S エクセレントエディション。 弄ってたの ...

過去のブログ

2025年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2024年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2023年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2022年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2021年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2012年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2011年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2010年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation