
※2024/11/29修正:故障し修理したのは右耳側じゃなく左耳側だったので文中「右耳」→「左耳」に修正した。
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ここ半年か使っている、
ダイソーのセミワイヤレスBluetoothイヤホン¥550(型番BT008)。
購入2ヶ月だったかでうっかり紛失をやらかして二代目を購入、更に二代目は1ヶ月かくらいして左耳側の音が出なくなったため使用中止し、今は三代目を使用中。
その「左耳側の音が出なくなった」二代目のブツ、いつか直そうと捨てず保存していたのを修理した。
この手のイヤホンの急所は、左右の耳に入れるレシーバー部分と本体部分との間の配線、その付け根の外部か内部か。
日々の使用でコードに繰り返し掛かる曲げ伸ばしや引っ張りのストレスがそこに集中する→耐えきれず芯線が切れる→聞こえなくなる、の流れ。
という事で、暇に任せてバラして調べた。
購入後の使用期間の短さからして、引き出し口のすぐ外側で芯線が切れている可能性は低いよなーきっと中だな、とアタリをつけつつ。
結局、左耳側レシーバーと本体との両方をバラした。
右耳側の内部は異状なし。
本体側の内部基板上にて、左耳側からの線材の半田付けが外れていたのを見つけた。半田付けされていた筈の芯線が基板から浮いてフリーな状態。
何処に繋がるべき/繋いであったのが外れた、は基板上のシルク印字で明白。
本体を開封した様子。外れていたのは白↓の箇所(写真は修復後)。

#余談、内蔵されているリチウムポリマー電池はサイズ350824・出力3.7V 50mAh。それをもっと容量の大きいのに変える改造?でより長時間使えるようにするもアリか(笑)。ちなみに現状の機体に対するバッテリーのサイズはこんな感じ↓、サイズ350926:90mAhあたりならいけるかも。。。
もし仮に線材自体が千切れてるんなら、自身の使い方の問題(コードを強く引っ張った?)だが、この様子だとたぶんそもそも製造ミスだ。
いわゆる イモ半田(=半田の加熱溶解不足か冷却固化時の固定不完全かで、機械強度の著しく劣る接続状態)をやらかしておきながら、それを見過ごして?そうと知っててしれっと?組み上げて、その時点では正常動作してたから出荷しちゃった、ってな。
#所詮百均品質ってところか。
手持ちの半田コテで該当部分を付け直し、元通り組み上げて復旧した。
内蔵リチウムバッテリーの+極-極の配線ランドに間違って触れないようには気を遣った。小容量とはいえ下手すりゃ燃えるリチウムバッテリーである。
本当なら、あれこれする前に本体を長時間作動させ続けるとかで、バッテリーをほぼ空状態にしておくべきところ。割愛するのはお勧めしない。
また、本体の筐体をバラすのは容易だった。
表面と裏面とが単純に向かい合わせの嵌め込み構造で、 超音波溶着とか接着剤とかは使われていない。取説にも書いている通りの非防水構造。
充電用USB Type-Cジャックの細長い開口部に手指の爪先を掛けて広げるようにゆっくり力を加えると、近くの内部の爪が外れて少し隙間が空く。
あとは出来たその隙間にクレカ等の薄いカードを挟むとかして、それで外周を一周すればOK。内部に複数の爪や凸部凹部があるので、なるべく全周を平行・均等にコジ開けるべし。
筐体が開くと、基板とリチウムバッテリーがお目見えする。
開いたら弄る前に、内部の部品配置や配線の取り回しをスマホ等で写真に撮っておく。後で嵌め戻すときの手掛かりにする。
事後の嵌め戻しは、当初撮っておいた写真に従って内部を整え、元通りに筐体を重ねて閉じるだけ。全周で隙間なくぴったり閉じて、各ボタンの操作感が着手前と同じならOK。
あとは電源オフのままUSB充電できることを確認、電源オンし左右の音声出力とマイクの集音も正常なことを、スマホのボイスレコーダーアプリ等を使って確認、終了。
もし自身で挑まれるなら、くれぐれも内蔵バッテリー周りの扱いは慎重に。
ちなみにレシーバー=耳に嵌めるほうの筐体は超音波溶着で貼り合わせてたっぽい。事後にはABS用接着剤を塗布して貼り合わせた。
分割線はこの写真↓の赤矢印を挟むラインの溝。割るには当該溝の中にカッターの刃なりを当てて、刃の上から軽く叩いて「ミシッ」と言わせる程度でイケる。
目下は復活させた二代目と三代目の併用で日々運用中。一方を使っててバッテリーが切れたら他方の出番、のごとく。
なお、
同メーカー同型番で見た目に全く区別がつかないのは不便だし、かと言って如何にもな目印マークを付けるのも抵抗があったので、イヤーピースを色違いにした。一方は購入時標準の黒のまま、他方は百均で売ってた白いそれに付け替えて。
スマホへの登録名は、デフォの DAISO_BT.008 のままだとどっちの個体かの区別がスマホ画面上で全くつかない。そのため、ペアリング登録したスマホ上で、登録名を個々のイヤーピースの色を踏まえたオリジナルなものへ換えている。
こうしておけば、再接続の操作時に間違わない/迷わないで済む。
参考、
同じメーカー&型番のBluetooth機器を複数持ってる自分みたく以外にも、家族間で知ってか知らずか同じ型番機種を使っているとか、学校や職場など外出先で偶然同じ型番機種を使っている人の近くに居合わせる、ってことも可能性として無くはない。
そんな場面で、自身のイヤホンに電源を入れ忘れてた→音源機器(スマホ)に他人のそれが表示されたのを自分のそれと見誤ってペアリングし繋いじゃう、ってな情報漏洩リスク(あーこのひとこんなの聞いてるんだぁ的なことがバレちゃう?)を無くすにも、この「ユニークな命名」は有用だ。
自身のスマホ画面上で、自身のスマホにペアリング登録済み&ユニーク命名済みなものはその自身の命名で表示される。他方で未登録な他人のBluetooth機器はメーカー/機種名で表示される(スマホはMACアドレスが違うことで個体を見分けている)。よってスマホ画面上で「自分の機器はこれだ/近くにあって生きている」が、一目で判る。
だから、偶々居合わせた同姓同名さんにうっかりペアリング登録を掛けちゃう、ってな凡ミスは避けられる。
#他人の新規ペアリング登録待ち状態な機器と居合わせるって事自体が相当に稀なんじゃ?心配し過ぎじゃね?>俺
#Bluetooth周りってこういう作りになっているのを知らずに使っているひとが、果たして多いのか少ないのかは不詳。自分もつい最近まで知らなかったが(苦笑)。
Posted at 2024/10/30 17:37:03 | |
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