
【以下は2014~2015年に収集した情報であり、その後は未更新なのでご容赦を】
※80系ZS/ノアSiについては後半の「11/18追記」参照。
※※80系ハイブリッドへの15インチ適用についてコメント追加した。「2/6追記」参照。
東京モーターショーで新型ノアヴォクがお披露目されたのに前後して、我が家では4年弱乗ったWISHからモデル末期なZRR70W 煌zに乗り換えた。
納車の時期が年末だったので最初から冬タイヤ装着必須だったが、
冬タイヤを標準夏タイヤ同様16"にするのは予算的にきつく、常套手段ながら15"へのインチダウンを商談中から画策していた。
#予算的にきついならクルマ自体をグレード落とせば良かったじゃないか、って突っ込みはご容赦を(笑)。
15″スタッドレスタイヤはディーラーに聞いたらその辺の量販店と変わらない価格を提示され、そのままディーラーで注文。
15″ホイールは後日自力で入手し次第ディーラーに預け、納車までに組み込み装着までしてもらうことにしていた。
煌zでも15"は問題ないですよ、という担当氏の言葉を信じて。
その後入手したホイールは60煌の純正15"、5本スポークのポリッシュタイプ。
中古ながら腐食も皆無で程度のよいのが4本¥2万(送料含め)で手に入り、ディーラーに預けておいた。
実物はこれ。
ところが、納車当日になって「実はホイールがリアのキャリパーに擦れて装着できませんでした」と言ってきた。
厚さ3mmや5mmのスペーサーを挟んでもかわせなかった、8~10mmだったら何とかなるかもしれないが、しかしナットの山数が充分かからないと思うので強度的にあまりお勧めしない、とも。
おいおい、買う前に写真まで送って「大丈夫だよね?」って念押ししておいたホイール、しかも純正品で装着不能ってないでしょ・・・。
しょうがない、諦めて他のホイールにするかとネットで調べ直したら、実はこれって
「70系のディスクなリアには60系用の純正15"アルミホイールは使えない/70系用の純正15"なら対策済みなので使える」
という、ここでも他でも有名な?既出ネタだったようで。
調査不足だったと反省(苦笑)。
同じリアディスク仕様でも下位グレードの4WD車は15″が標準装備なことからして恐らく、
75系4WD車と70系FFのZS/煌zとでリアのディスクキャリパーはたぶん同一、ただしホイール側の内面形状を従来の60系とは違わせたものを標準にする事で、下位グレードでの一律15″装着をクリアしたって話なのだろう。
結局とある業者から4本¥25kの新品・汎用15"ホイールを追加入手、ディーラーにて無料で組み直し・履き替えをしてもらうことにした。
よくよく調べたら近所の量販店でも普通に売っているものだったが、店頭では1本¥10kくらいの値札が貼られていたし、それよりは大分安くあがったので良しとした。
タイヤとホイールの詳細は
愛車プロフィール参照。
購入元には事前に車体の情報を伝えて「適合します」との回答を貰っていたのだが、
念のため届いた現物を実車に嵌めてみると、リアのキャリパーとホイール内面の隙間は最小3mmあるかどうか。
確かに装着可能、でも結構ギリギリだった。
また、ホイール内面とブレーキ回りとの間にサイズ的余裕はほとんどないので、特に車に嵌める際にはハブ穴のセンターやボルト穴位置をよく見て狙っていかないと、ホイールをブレーキ回りに当ててしまう。意外に腕力と神経を使う。
まぁそもそも、標準装備の16"で丁度いいようにブレーキ回りを作ってあるのだろうから、ホイールを無難に着脱したいなら余裕のある16″以上がお勧めなのは言うまでもない。
たかが・されど1インチ、である(苦笑)。
今まで乗った車でインチダウンの経験はなく、これほどシビアなものとは思ってもみなかった。たまたま今回選んだ車がそうだっただけなのかもしれないが。
70系ZS/煌zで15″にインチダウンしたいなら、ショップに実車持ち込みで現物合わせしてもらうのが無難なようだ。
(2014/11/8追記)
ちなみに現行モデル80系VOXYのZS/ノアのSiも同様にリアはディスク仕様だが、80ZS/Siは70ZS/Si以上に15”との干渉問題が厳しいのか、よく判らない状況。
ホイール通販のお馴染み「カーポートマルゼン」のサイトで年式・グレードを指定し検索しても、現時点では16"以上の商品しか表示されない。
ZS/Siにだけ特別大型のブレーキローターなりキャリパーなりを装備しているとは思えず、故に他グレードの4WD車のリアとマッチング条件は同じ筈なのだが(といっても4WD車=85系も、社外品15インチとのマッチング情報を捜すと実は皆無に等しかったりする)。
単にまだ2シーズン目初頭ゆえにマッチング情報が乏しいのか、それとも利幅のとれる大径ホイール&扁平タイヤを売りたいメーカー・販売業者の意図なのか。
いずれにしてもホイールの銘柄次第では15”でも合うモノは有るはずだから、事前に実車合わせさせてくれる業者を捜してみるといいだろう。今の時点で15"に拘れば、数年後にタイヤのみ更新するときの出費も、16"よりは万単位で安く上がる。
余談ながら、
最近ヤフオク等で「80系新車外し」の中古純正15"アルミを4本¥2万?~で見かけるが、個人的にはこういう純正の中古がお勧め。アフター市場で純正アルミって不人気だからか、値段も手頃。おそらく80ZS/Siにも合いそうな気はするのだが(確証なし→合うとの情報あり ※12/5追記参照)。
自らのそう多くない経験上の話ながら、純正アルミって長年使っても表面の塗装が腐食で浮いたり剥がれたりしにくい。それなりにコストを掛けているらしく。
下手にタイヤメーカー供給?店舗オリジナルブランド?の安い新品セットものをその辺で買ってくるよりは、遙かに長持ちする。
融雪剤にまみれる冬用だったら尚更だ。
以前安い汎用アルミとセットもののスタッドレスを有り合わせに使ったが、5年目だったか迄には酷く腐食。すり減ったタイヤだけ新品に付け替えようとしたらショップ曰く「リム内面まで腐食が入ってるので空気漏れるかも」、と。
それでもいいと新品タイヤを付けて貰ったら案の定、数週間も保たず空気漏れ頻発、結局ホイールも買い換える羽目になった(安物買いの何たら・・苦笑)。
中古といっても「新車外し」だったらほぼ「開封済み新品」のレベルだから、さほど現品の程度・状態を気にする必要もなし。
純正じゃ見た目につまらないのだけ、割り切れるなら。
課題はインチダウンで使えるかどうかの確認をどうするか?だが、
クルマとは純正の現行品どうしの組み合わせ故に、適合性はディーラーに聞けば済むはず。
最悪ディーラーで把握してなくても、店内で持っている試乗車あるいは納車準備中なり点検入庫中なりの実車を使って試してくれって頼むことも出来なく無い。ZS/Siと、15"アルミ標準のハイブリッド/ガソリンV/Gとの間で、タイヤをスワップしてみれば容易に判ることなので。
普通に聞いたら「メーカーは適合するって言ってませんから多分ムリでしょう」と軽くあしらわれてしまう可能性もあるので、動いてもらうには熱意と多少の押しが必要かもしれない(笑)。
(2014/11/27追記)
更に余談、
もし15"かつスチールの中古で良いなら、ディーラーに頼んで都合してもらう、という手もある。下取り車や廃車として他の客から引き取ったクルマから外したモノをタダ同然で用意してくれる場合がある。
スチールなら材質強度の性質上、肉厚が薄くできていてホイール内側の空間がアルミ以上に広いためミスマッチングのリスクが低く、80系に限らず70/60系用純正スチールでも80ZS/Siに使える可能性は高い(実際70ZSでは60用純正スチールで問題なしだったことから推測ながら)。
冬道は普通に走れりゃ十分、徹底的にコストに拘りたいならこういう選択もある、という参考までに。
(2014/12/5追記)
※価格.comの書き込みで、80ハイブリッド標準装備15″アルミ・Vグレード標準装備15″アルミが何れも80ZSに装着できたとの情報あり。最小隙間3mm?とのこと。
(2015/2/6追記)
※※価格.comの書き込みで、80系ハイブリッド車には80系ガソリン標準の純正15インチスチールは入らなかった、と言う情報あり。
80ハイブリッド車は同ガソリン車よりもフロントのブレーキキャリパーが大型で、80用純正スチールを履かせるとフロントで干渉してしまうとのこと。80ハイブリッド標準アルミはこの辺を考慮した寸法で作られている模様。
故に80ハイブリッドの15インチ装着は上記80/70のZS/4WD以上にシビア。80ハイブリッド標準アルミ以外は、規格値だけで簡単には選べないと思った方がいい。
リアル店舗での実車合わせを強くお勧めする。
逆に言えばガソリン車オーナーには朗報で、70/80ユーザーが15インチにしたければ、80ハイブリッド標準アルミなら事実上オールマイティ、グレード問わず使用可と言うことになる。
見た目のつまらなさはともかく、導入コスト&燃費重視(=ホイール自体が軽い故に低燃費に繋がる)で割り切る前提なら、「80ハイブリッド標準装備の新車外し中古アルミ」はかなりアリな選択だといえるだろう。