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今回はクルマの取扱書に記載のない便利？な使い方のご紹介。

70系VOXYではZS等、ハンドル前方に「パドルシフト」が装備されたグレードでは、走行中にシフトレバーはDレンジで触れることなくパドルシフトを操作するとマニュアル車ライクにシフトアップ・ダウンができる「『一時的な』スポーツシーケンシャルシフトマチックモード」が備わっている。
クルマの取扱書では154ページに説明がある。

自分の運転スタイルはスポーティ志向でもないし、パドルシフトなんて無縁って人も多いと思うが、
この『一時的な』モードなら操作も単純、積極的に使えば省燃費にもなるので（たぶん）、興味あれば以下お試しあれ。

この『一時的な』モードが、シフトレバーMレンジでレバー／パドルを使う通常の「スポーツシーケンシャルシフトマチック」とはどう違って便利なのか、は以下のとおり。

1）Dレンジ通常時からのシフトダウン操作で、1段ダウン・2段ダウンが選べる。
具体的には、Dレンジで走行していて右パドルを引くとその直前の状態から1段相当のダウン（2回目からは本来の1段ずつアップ）、左パドルを引くと同じく2段ダウンする（2回目からは本来の1段ずつダウン）。
シフトレバーをD→Mに入れた場合には、上記の左パドルを引いたとき同様で問答無用の2段ダウンになるのに対し、
Dのままのパドル操作なら、
- 巡航中に前車との間隔がやや詰まってきて軽くエンブレを効かせたいって時なら右パドルの1段ダウン、
- 前方に赤信号が迫っているなど、エンブレをしっかり効かせたければ左パドルの2段ダウン、
と使い分けができる。
なお取扱書には上記のごとくどっちで何段シフトダウンするとかいう説明は一切ない。

2）下り坂にて 1）でシフトダウン後、坂を下りきってエンブレが不要な平坦路に入ると、自動的に通常のDレンジに戻る。
取扱書では、アクセルを大きく踏み込むor一定時間踏むと通常のDレンジに戻る、とは書いているが、実はそれ以外にも、
下り坂が終わってエンブレを効かさないでも加速しない状況（＝エンジン回転数がアイドル近辺まで低下）になると、アクセル操作に関係なく勝手にDレンジに戻るようにできている模様。
従い、Mレンジでエンブレを効かせた後のように、
坂を降りきって平坦路や上り坂に入ってもシフトレバーをDレンジに戻し忘れ→そのままアクセルを踏み込みエンジンを必要以上に高回転で回し続けて燃費を下げてしまう、
なんてウッカリがない。
無論、アクセルを踏まずにエンブレを効かせて走行している間は勝手にDレンジ復帰もシフトアップもしないから、エンブレが突然弱くなって下り坂を加速し始めるなんてことはない。エンジンが過回転状態にでもならない限りは。
ただし、上り下りや下り→平坦→下りを繰り返す地形状況には向かないので、そんな状況なら素直にMレンジ走行を勧める。路面が平坦になる度Dレンジに戻ってしまっては、却って操作が煩雑になるので。

また、取扱書にあるとおり停車でもDレンジに戻るから、エンブレを効かせて信号待ちで停車→再発進って時も、発進時はなんら意識することはない。

なお、これらの機能は純正クルーズコントロールとの併用も可能。
クルコンで定速走行中に下り坂にさしかかり、クルマが勝手に加速し始めた時には、アクセルOFFでDレンジのままパドルで順次シフトダウンし、エンブレが適当に効いて今以上に加速しない程度にしてやればいい。
後にエンブレ不要な状況になれば、勝手にDレンジに戻って、クルコンで定速制御された状態に復帰する。
なおこの間にフットブレーキを踏んでしまうと、クルコンの定速制御がキャンセルされる点には注意。


余談1、
パドルシフト非装着車でも、パドルシフトだけ後から追加すると、オマケでこの『一時的な』モードが使えるようになるのかもしれない。
70系後期型？でステアリングスイッチが標準装備されているクルマなら、パドルシフトもたぶんスイッチASSYのポン付けができるはず。
追加配線を必要とするかは不詳だが。


余談2、
自分がトヨタのCVT車に乗るのは今の70VOXYが2代目で、以前は現行20WISH（マイナーで顔が変わる前のX：パドル非装備）だった。
なのでシフトレバーをMレンジの＋や－に動かしてのシフトアップ・ダウンはVOXY購入当初から違和感なく使えていたが、パドルシフトに上記のような便利さがあるとは、つい最近？まで知らずに乗っていた（笑）。


手動シフトダウンは下り坂でエンブレがほしいときは勿論、街中でも明らかに赤信号で停車するって手前から判っている場面などでの積極的な減速にも、自分は今でも良く使う。エンジンの燃料カットが効いて燃費向上するはず、と。
勿論後続車が居ればフットブレーキでの合図と併用で。
かつてMT車で当たり前にやってた旧い習慣が、AT車に乗ってウン十年経っても未だ抜けてないのも一理。性別特有の征服欲がそうさせるのか、機械には乗せられたくないらしく（苦笑）。

最近使っている小物のご紹介。

日々の通勤でスマホのradikoにて地元AM放送をサイマルキャストで聞くのが日課なのだが、ここ最近それに使っているインナーイヤー・カナルタイプのステレオイヤホンがこれ。

丸七のXYY-16。
近所の生活良品セリアで購入、￥108。




今までたぶん10や20じゃきかないくらい、いろんな百円イヤホンを試してきたが、これが今までの中では自分なりのベストな逸品。
勿論百円商品としては、だが。

これまでモノによって様々なNGがあって、殆どは買ってまもなくゴミ箱送りにしてきた。
＃だったら最初から高いの買えよって突っ込みは無しで（笑）。

以下今までのNG例：

- エコーが掛かって人が何を言っているか聞き取れない。
- 音が小さくて使いものにならない。
- 高域が出なくて出演者が全員鼻づまり。
- 高域が歪んでサ行・タ行の声が耳障り。
- 低域が出なくて音がスカスカ。
- 中域しか出なくて、まるでAMラジオ。
- お尻側（装着したとき耳の外を向くほう）が長すぎて耳にフィットせず、歩いているだけで耳から勝手に落ちる。
- L/Rの表示がなくて右も左も判らない。


今使っているこのXYY-16だと、これらの殆どが問題ない。
百円イヤホンなんて所詮どれもドングリの背比べ、と思いがちだが、これは突出して出来が良い。
通勤途上の雑踏で情報トーク番組を聞くのがメインだが、たまに音楽を聴くにもこれと言って不満なし。
あぁやっと巡り会えたって感じ。初めて買い溜め／リピートしたいと思っている。


イアピース部分は、コード引き出し部分を下にした装着状態で先端が斜め前方を向くように角度がついていて、Ｌ用とＲ用は形状が対称。
先端に角度がついているのは外耳道の方向を意識した密閉性重視のデザインと思われ、耳へのフィット性もいい（耳の形状は千差万別なので、自分には偶々だろうが）。
左右異形のおかげで小さな刻印を読まなくてもよく、そろそろ老眼？な親父には優しい（笑）。
なお付属ピースがSサイズだったので自分には小さく、別途買ってあったLサイズに交換済み。
小学生？サイズのピースを標準装備って商品思想が謎。せめてMサイズをデフォにすべきと思うが。。

ちなみに自分の音源はスマホ、ドコモN-04E。
最初のうちはプラグとジャックとの接触が安定せず、プラグに触れると音がしばしばカスレたり中抜けになったりしてたが、最近は馴染んだのか調子いい。
プラグの金属部分をティッシュペーパーでつかんでゴシゴシ吹いたら良くなったので、ひょっとしたら製造時に離型剤か何かが付着してたのかもしれない。


同じ百円イヤホンでも少しはマシなモノを、とお考えなら、是非お試しあれ。
ただし性能個体差で当たり・ハズレがあるのも百円商品のお約束、
見つけたら何個かまとめて買って比較選別することをお忘れなく。

（1/25追記）
やはりハズレがあることを確認した。当方5個買って1個がハズレだった。
ハズレの内容は、
- 両耳同時に聞くと表現しがたい違和感がある：発音体への配線の＋－が左右で不統一な組立配線ミス（いわゆる「左右逆相」）。左右ともバラして判明。
- 音質が悪い（高域が出ない・エコーが掛かって聞き辛い）：中の発音体に上記アタリ品とは別物が使われている→同じくバラして判明。アタリ個体は耳に面する側が5つ穴、ハズレは1つ穴。

自分が掴んだ１個はこれら両方を抱えた大ハズレだった。違和感は片側の＋－を入れ替える半田付けし直しで解消したが、音質の悪さには発音体固有ゆえ為す術無し。結局ゴミ箱行き確定。
なお一度バラすと以降簡単にバラケてしまうようになるので、事後は接着剤塗布での固定を推奨。

店頭で見つけたら複数買いを強くお勧めする。幸いアタリだけだったら、スペアとして保存するも良し（笑）。