
(2015/12/26 末尾追記)
70煌zを購入して1年ちょっと過ぎた。
後部座席に座る子供ら向け暇潰しの定番?、フリップダウンモニターの取付を目下検討している。
まずは本体の品定め。
フリップダウンでないモニターも考えたが、
前後席ウォークスルーを頻繁に使う家族構成なので、スタンド型を前席シートから横出しするのは日常的に邪魔だし、万が一の事故で後席乗員に危害が及びそうな(且つ車検も通らない)ヘッドレストモニターもパス。
結局フリップダウンの一択。
自分がモニターに求める機能は、いま積んでいる純正ナビの映像出力を後席で見られることの一点。
うちの純正ナビNHZD-W62Gの外部モニター用出力はアナログだから、HDMI入力は無くていい。
室内灯もプラズマクラスターも標準装備で足りているから不要。オマケ機能を活かすための配線に手間は掛けたくない。
結局、10インチクラスのカロッツェリア(パイオニア)
TVM-FW1000か、アルパイン
TMX-RM3005Sかで、ほぼ固まってきている。
タイトル画像が前者、これが後者。見た目の
地味さシンプルさはほぼ互角(笑)。
10インチクラスのフリップダウンモニターもモノはピンキリ、無名メーカーで¥1万から純正DOPの¥10万まである。
車内でしかも天井直下に吊り下げるという据え付け条件を考えると、目先の安さ優先で選ぶのは長期信頼性・耐久性面で不安。
トヨタ純正の11インチもあるが、壊れてもディーラー任せの安心度は高い分?値段も高い。
前記二つにはない左右首振りができるのは便利そうな反面、構造的に振動には弱そうな感じがしないでもない。
写真↓は現行11インチの純正品。
ここは間をとって、有名どころのアルパインかパイオニア辺りでと考えると冒頭の2機種、本体+車種別キットで概ね¥5万くらい。
画面サイズは、ルームミラーの後方視界を遮らないくらいで控えめに・・と当初思っていた。しかし実はクルマの天井は意外に高く、天井面から17~8センチくらい下まではミラーに映らないため、10インチワイド程度なら吊り下げても全く問題ない。
まぁルームミラーの視界に被るようなサイズだったら、有名メーカーが堂々と勧める訳がない、と考えればその通りなのだが(笑)。
アルの方が発売から半年足らずで新しいが、実勢価格は下がってきており両者に殆ど差はない。
車種別取り付けキットを含めて見ると、アルの方が若干安い(ヨドバシ価格では)。本体はほぼ同価だが、70VOXY用キットはカロの方が2000円くらい高い。
それぞれカタログ記載の本体仕様を見ると、大きな違いは液晶画面パネルの解像度。
アルの方は新しいだけあってWSVGA(1024×600)、カロはWVGA(800×480)、見た目は同じサイズでもワンランク違う。ちなみにトヨタ純正も後者のWVGA。
数値上はアルの方が上だが、しかしそもそもアナログ接続の映像をWSVGAで映す価値はあるかと言われるとやや疑問。
ソースがDVD-Videoなら、最高画質でも規格上720×480までの再生出力だから数値上はWVGAで十分足りている。
それ以上に高解像度のパネルを使ってても、結局元々ソースに無い情報をモニター内部で水増し加工して隙間なく表示するだけだから、WVGAで見えない細部はWSVGAで見ても変わらない。無論、表示パネルがWVGAでも相応の実力をちゃんと出せるように周辺回路を作り込んであれば、の話だが。
勿論、映像ソースがBDや地デジの如くフルHD相当で且つHDMI接続で映すなら話は別で、それだったらパネルにWSVGAやそれ以上の高解像度なモノを使う意味はある。
また、カタログ上で本体特徴の謳い文句を見ると、カロの方が画質面でいろいろ拘って作っているようにも思える。といっても実はアルからしたら当たり前過ぎて、書くまでもないことなのかもしれないが。
出来ることなら、店頭で同じアナログソースの映像をそれぞれの機種で映して比較してみればいいのだろうが、現実にはなかなかそうもいかない。
近所のカー用品量販店を何件か見て回ったが、アルの動態展示ブースはほとんどが「アナ雪」のデモ版DVD?をアナログ接続で複数機種に分配し流しているのみ。他方カロはHDMI接続で、同社ナビのオプションとして売っている小型HDDレコーダーに録ったかライブ放送かのフルセグTV映像を映していた。
この展示だったら、アルかカロかで見た目を比較しに来た客は誰しも、ぱっと見にカロがいいって思ってしまっても仕方がない(笑)。だってカロはHDMIで細部までカッチリした映像、他方アルはアナログで細部がウルウルした映像を客に見せているのだから。
根本的にモニターの性能比較以前の、接続方式による画質差を見せているに過ぎない。
ナビ本体の画面で見るフルセグTVと寸分違わないカロのデモ表示を見て、こんなに綺麗ならこれにしようとカロに決め、いざ自車のナビ本体が出すアナログ出力を映してみて落胆・ナンダコリャって客が少なからず居そうだ。
実際店頭で、HDMIとアナログとの方式上生じる映りの違いをちゃんと説明して売っているならいいのだが。
まぁ結局、店頭比較ではアルもカロもどっちもどっち、知りたい情報はなんら入手できず(苦笑)。
アルとカロで画質比較してるネット記事も皆無、買った人のレビューコメントはどっちも「安価品よりはきれいで満足」。まぁ画質ってかなり主観が入るし、仮に比較記事があったところで他人の環境や感覚がアテになるかも怪しいところなのだが。
職業柄、技術面で頑張ってますアピール色の濃い、カロを担いでみたい気もする。
事実上アル1社の寡占状態を打破して欲しいという期待も込めて。
取り付け方法はどちらも同様。
天井裏のフレームに元々ある純正フリップダウンの取り付け穴を使い、車種専用ブラケットをネジ止めしてその下に本体をぶら下げる。配線は付属コードをナビ裏から天井裏まで引っ張る。
取り付け難易度や取り付け後の強度面では互角。
なおブラケットにそれぞれのメーカー純正品を使わない選択もあるにはある。フルDIY自作って方法も含めて。
でも取り付け後の見てくれや強度を考えると、純正品使用が無難そうだ。
ここのフリップダウン関連記事でお馴染みのショップM社のオリジナルも、気にはなった。「モニターが純正より前方で見やすい」を前面に押し出しているソレ。
確かに、座高の低い子供らが画面を見上げる姿勢を長く続けるのは辛いはずで、画面をなるべく前方に据える利点はわかる。
しかし、技術屋視点で見るとちょっと疑問。我が70VOXYのM社キットを使った事例を見ると、ブラケットを天井フレームにネジ止めするのに穴明け加工必要なのは仕方ないとしても、問題はその明ける穴の配置。
既存の横方向の梁に横一列で4箇所穴を明け、それでブラケットをネジ固定、更にモニター本体を固定して吊り下げる、という構造をとっている。
しかし据え付け後のモニターは常時前後方向に振られることを考えれば、やはりトヨタ純正やアル/カロ純正の如く前後方向に2点支持するのが理に適っている。
そこを横一列のネジ止めのみで固定、前後の揺れへの支えは梁やブラケットの捻れ・撓み強度に期待する作りって、長い目で見て本当に大丈夫なの?って疑問が拭えない。
また、クルマには既に純正オーバーヘッドコンソールも付けているから、モニターを前に据えたらモニター画面と同コンソールとが干渉してしまいそうなのも心配材料。
いずれもあくまで個人的見解ながら(笑)、取り付けキットも各社純正の方が良さげだ。
次にどこから購入するか?だが、目下はヨドバシを本命に考えている。
価格.com等比較サイトで見る安値順ではヨドバシは2番手以下なのだが、ポイントで常時10%還元なのが魅力。
楽天とかyahooとか傘下の他店ではポイントはせいぜい1%、トータル5万の買い物で500円分かそこらしか付かないが、ヨドバシならポイント10%=5000円戻ってくると考えて売値から差し引くと、ヨドバシが最安値になる。
ポイント還元を値引きと捉えることの是非はさておき。
なおヨドバシではナビ等カー用品ジャンルは店内展示こそ無いが、ドットコムでは取り扱っている。ネットで注文しての店舗受け取りでも、宅配受け取りでも購入可能。
店舗受け取りなら支払いも店頭レジだから、ポイント・現金・クレカ・電子マネーの単独でも併用でも可。支払い手段の自由度はオンライン決済よりも高い。
で、ヨドバシから購入する場合の課題は、長期保証。
環境条件が比較的悪いクルマの中に年中置かれ、可動式画面がぶら下がるものだけに、長期保証は外せないと考えているが、ヨドバシ自身のそれは案外曲者。
購入価格の5%で5年保証といっても、実際使えるのはメーカー保証が切れたあとの一回きりで、一度使った時点で以後の期間が何年残っていようと保証はそこでおしまい。
しかも、使わずにいても年ごとに保証の限度額が下がっていくから心細い。
ここは同等の出費で万端の備えが見込める、クロネコの「延長保証ダイレクト」を代打に立てればいい。
http://www.kuroneko-kadendr.jp/hosho/direct.html
※新規加入は打ち切られた模様。2015/08現在。
掛け金は購入価格の5%+手数料¥216。保証期間は購入から5年。一度の保証額上限は購入価格まで、何年目でも何度使っても上限は変わらないから、期間内の故障で自腹の心配はない。対象となる商品ジャンルの範囲も広い。
1年以上のメーカー保証付き新品を宅配で受け取るのがマストだったりなど、満たすべき条件はいくつかあるが、
ヨドバシみたいに通販で買うと延長保証が付けられないとか、対象品目に入ってない、付けても保証条件が先細りで不安、なんて場合にこれを活用しない手はない。
もちろん、同じような長期保証をオプションで付けてくれる通販業者から買うなら無用だ。
買ってから手続きする手間は掛かるが、条件次第では使う価値はあるだろう。
ついでにもう一手間掛けて、後席からナビ本体へのリモコン操作もできるようにしておきたい。
それには、ステアリングスイッチの配線に割り込ませる「トヨタ純正ナビ用リモコン化装置」を追加すれば可能だ。
http://www.p-c-p-jp.com/shopdetail/002000000001/
これにアルorカロの付属リモコンを学習させて、純正ナビの操作ができるようにしてやればいい。
所詮はステアリングスイッチ機能の無線化だから、純正リアモニターのリモコンほど勝手は良くないが、無いよりはマシで充分使えそうだ。
微妙な選択だが、今回は本体+キットをカロにしようと思う。
さて、近々手配にかかるとするか。。。
(2/21追記)
モニターをカロにする場合のフィッティングキットだが、
80ノアヴォクでカロ製フリップダウンを取り付けるのに、トヨタ純正のフィッティングキットが流用ながらそのまま使えるという情報が出ている。しかもカロ純正キットより安いらしい(80用で¥7.5kとか)。
トヨタ純正は11インチだから、モニターのサイズ違い故に天井ライニングの切断寸法は加減必要だが。
ひょっとして70ノアヴォクでも、70用のトヨタ純正キットの流用ができちゃうって話かもしれない。
80用キットよりは70用は板金モノは少なくシンプルだから(カロ/アル純正から想像)、ひょっとしてトヨタ純正70用キットだったら¥5kかそこらで買えるか?と期待。
トヨタのオプションカタログではモニター本体+車種別キットで車種の別なく一律価格の如く示されていることからして、車種別キットは車種によらない一律価格かもしれない。
でももし、80用と同じく¥7.5kで済むならカロ純正70用の実勢¥10kよりは十分安く、魅力的だ。
早速いつものDに行って、値段を聞いてみるとしよう(笑)。
(2015/12/26追記)
結局未だ購入に至らず。。
その後もいろいろ調べてみると、上記のごとく純正か国内有力2社かのほかもう一つ、興味深いブランドが見つかった。
「
EXQAUTO」の、型番AV-10W400。
10.2インチWVGA、HDMI/MHL対応(最近家族がMHL対応スマホを買ったので風向きが変わり、MHL対応もいいかな、と)、メーカー保証3年付き、車種別キットとセットで¥6.5万(税別)だったら、考えてもいいかなって気になる。
ただ、ネットで調べてもこのEXQAUTO製フリップダウンモニターについては販売元HP以外にあまり情報がないのが難点。「みんカラ」で出てくる実ユーザーもごく少数。
しかしトヨタ系ディーラー(の一部?)での扱いもあるらしく、ってことはそれなりに信じてもいい品質レベルの商品のようだ。
対応車種も上記国内大手2社と同等かそれ以上、勿論我が70VOXYにもサンルーフ車含めて対応済み。新型車・新年式車への対応も積極的で、最近だと新型シエンタにもいち早く対応したキットを出している。
またトヨタ純正ナビとの組み合わせで、付属の赤外線リモコンによるナビ本体の操作にも、¥5000位の追加オプションで対応しているという(ソース選択・音量等、純正ステアリングスイッチ互換の機能:上記「トヨタ純正ナビ用リモコン化装置」を取り付けるのと同等だが、モニタ付属のリモコンを「学習」させる手間が省ける)。
まぁ何処の機種にせよ、何時になったら買えるのか全く不透明な我が家の台所事情なのだが。。。(苦笑)