みーくん5963のブログ一覧

我が家の70VOXYに購入当初から付けている、DOPな純正リモコンエンジンスターター。車齢と共にで10年目。

最近になり家族に「アンテナの先が無くて引き出せない」と言われて見てみると、伸縮ロッド式の途中の節が壊れ、そこから先が抜けてしまっている。
あーこれはちょっと強めに引っ張ったな、と見た目に判る壊れ方。
既に10年も使ってるから傷んでもくるし、いずれ誰かがやらかす事象。当人を責めても仕方がないので、出来る対処を考える。

幸い壊れて散ったアンテナの先端側とそれの部材は現場に残っていたので回収し（冒頭写真）、元の形に組んでみた。組み上がりはするも、一旦広がってしまった問題箇所の口径を再びすぼめる手段がないから、容易にまたすっぽ抜ける状態。どうすれば？は想像つくがその為の道具なるものは手持ちにはない。

Dに行けばたぶん解決は容易。新品送信機を単品で買わされーの紐付け設定作業を経て使えるようにしてもらいーので、ざっと￥2万ってところか。
しかし今さら10年落ちに万単位の出費はしたくないから、それは却下。

んじゃ壊れたロッドアンテナ部分だけを新品・完品で何処ぞから手に入らないか、と調べてみる。
ロッドアンテナ部分は 全7段・最大伸長時25cm・縮小時5cmくらい・最下段の外形5.0mm。その辺の電子部品通販では見掛けないサイズ感。
案の定ネットで探しても、それ相当？らしき？はなかなかヒットしない。。。まぁ想定内。

見切って先人の知恵を拝借する。
リモコン送信部だけで売りに出ている中古を買って、いま使っているそれとニコイチしている事例あり。それがモノのマッチングとして確実で且つ安上がり。あーなるほどね（笑）。
クルマは手離したがリモコンだけ残った・不要なので要る人に譲ります的なリモコンの中古単品は、二束三文で手に入る。

手に入れて以降は先人の教えに従って。
この辺↓が参考になったというか全くの踏襲。ほんと投稿主には感謝しかない（笑）。

●トヨタリモートスタート リモコンアンテナ交換（トヨタ ヴォクシー ハイブリッド・80系）by masa2gu_surf - みんカラ
https://minkara.carview.co.jp/smart/userid/771426/car/2167815/5095483/note.aspx


早速、中古の同型なリモコン本体のみをネットフリマで見つけて手配した。￥1000也。下手に市販の汎用なロッドアンテナを見繕うより安いかも。

程なくモノが届いた。事前の商品説明通りで使用感はそれなりだが肝心のアンテナには異常無し。目論見通り早速ニコイチ作業に着手（こういうのは出費云々よりも弄るのが目的・・・笑）。
＃手を掛けないでもその中古送信機をまんまDへ持ち込んで、いままでのモノと入れ換えに使えるようセットアップしてもらうもアリだろう。それで済めば￥3000か程度の工賃で済む筈。おそらく。



ニコイチに使った工具は、かつてタブレット端末の交換用内蔵バッテリーを買ったとき付いてきた、筐体抉じ開け用ツール一式とドライバーセットくらい。


先ずは小手調べでドナー側からアンテナを摘出。要領と力加減の把握を兼ねて。

電池交換の要領で電池蓋を外す。ネジ1箇所、プラスドライバー。
電池蓋の下のネジ2本を特殊ドライバーで外す（ドライバーに関して後述）。
ネジ穴に近い側＝機体下部の隙間からドライバーでコジる→空いた隙間を広げて隠し爪を順次外す、で殻を割る。操作ボタンのある側がフタで電池ホルダーのある側が底。外れると防水用のシリコンシートを被った内部基板が現れる。
シリコンシートを捲り（アンテナがそのシートに貫通してるので完全には外せない）、その下でネジ4箇所あるうち、基板を筐体に止めている3隅のネジ（プラス）を外す。基板＋アンテナが丸ごと筐体底部から外れる。
アンテナの根っこ部分を固定しているネジ1箇所（プラス）を外す→アンテナ＋シリコンシートが基板から分離。
シリコンシートの穴からアンテナを抜いて外す。
これで交換用の良品アンテナを確保できた。壊さずにバラす力加減？スキル？も得られた。

上記と同じ要領で残る本命機を分解し、壊れたアンテナを分離。
あとは逆順で良品アンテナを本命機に組み込み、筐体を組み戻す。

※メッキされた始動「E」ボタンの嵌まる向き、キーホルダー用の金具部分の組み込み忘れに注意。筐体の嵌め合わせは結構キツめなので、慎重に位置合わせ＆思い切りが必要。

組み終えた機体に電池を再装填して電池蓋を閉じたら試運転。
いつもの操作でピロロ♪の電子音と共にクルマのエンジンが掛かる・止まる、アンサーバックが受かった音を確認。

同様にドナー側も確実に組み戻す。
今後もしリモコンの基板が故障したときに出番が来るので（たぶん：Dでセットアップしてもらえばいい）、電池を外した状態でとっておく。


なお、
筐体をバラすのに特殊ドライバーの Y型1.8mm が必要だったが、自身の手持ちにはない代わり、偶々タブレット端末バラし工具に入ってた トルクスのT2（穴なし）用ドライバーがジャストフィットで使えた。星形のトルクス用と謳いつつ実は先端がY型形状なものだったらしく。
強引にマイナスドライバーの細いので代用するのと違い、穴の3方に平均な力が掛かる・回すときのセンターが出てるから安心して回せる。
無論、ちゃんとY型な専用品を用意するにこしたことはないので、参考程度に。

筐体の特殊ねじの頭と、使った特殊ドライバー（トルクスT2穴無し用）の表示。




出費￥1000で済んだのはラッキーだった。
一応家族にも言っとこう。。。「出し入れは優しくね」と。

新品時よりは性能が落ちているような気もするが（今回のアンテナ云々とは別だが）、まぁ不便ってほどでもないので当分は現役かな。
ちょうどこの寒い時期こそ、例年通り役に立ってもらわねば（笑）。


分解途中の写真。参考まで。