
フルワイヤレス(TWS)なBluetoothイヤホンを最近買って使い始めた。
かつてはスマホに使うイヤホンったら百均¥110で実用十分でしょ論者(?)だった自分だが、その後有線¥330、ネックバンド型ワイヤレス¥550と食指が伸び、最近ついに完全ワイヤレス(TWS)にまで手を出してしまった。
#ってか世の中の流れにどんだけ遅れてるんだか(笑)
1年半か前に買った百均¥550のネックバンド型が案外使えたので、これがTWSだったらどうな変わるかなぁ・まぁ失敗しても¥1100ならいっか、と近所の百均で買ってきた。
買ってきたのはダイソーのDG036-01、¥1100税込。
なんでこれにした?の決め手は、単体でのバッテリー持続時間が自称7h(ケースでの充電併用時24h)で偶々そこの売場にあった中では最長だった、遅延時間が短くなる「ゲームモード」が備わっていること、の2点。
まぁ一応その場でネット上の評判も確かめて、音質面や操作面はそこそこ良さそうな感触があったので、それに決めた。
●音質
詳しいネット記事が方々にあるので割愛するが。。。
・人の会話でも音楽でもそう不満なく聴ける(齢50台半ばな我が耳の性能に自信はないが)。イヤピースが大中小3サイズが付いてくるので、良く聴くジャズ・フュージョン系の音楽にて低音域が最も強く聞こえることを目安に選択すると、自分に最適なのは中間のサイズだった。
・低遅延モード(ゲームモード)だと確かに遅延が減ってる気がする。トークショーやニュース番組など人が話す顔が映っている場面にて、話す人の口の動きと聞こえる声とのズレ感が多少減るかな、くらい。ワイヤレスイヤホンを使うようになって時々気になったそれが、使うもの次第では軽減されるのね、と判っただけで個人的には十分かと。
●操作面
・操作ボタンはタッチ式ではなく押し込みボタン式。左右の耳穴をを横から押す感じ。押すとスイッチが凹んで戻る「ボコッボコッ」という音が鼓膜を直撃?するも、我には許容範囲。指が触れただけで作動しちゃうタッチ式の煩わしさを嫌っての積極的選択なので不満なし。
・再生の停止・再開や電話着信を受ける・切る操作は左右どちらかの1回押し。まぁ普通。
・音量アップ・ダウンはそれぞれ右・左の長押し、1秒以上押し続けると以降段階的に変化する。ただ、1ステップだけ上げたい・下げたいってときが微妙にやりづらい。押した指を離すタイミングがつかみにくくて、しばしば長く押しすぎて2ステップ分変化してしまう。耳と指だけでやるなら、音量が変わった瞬間に指を離さないといけない。スマホなど送り手側機器の画面表示を目視してのボタン操作なら、音量のバー表示が現れた瞬間に指を離せばいいのだが、そんなするくらいならそれら機器の音量ボタンを直接押したほうがシンプル・確実。
・選曲/局は左右ボタンのいずれか2回押し。右が順送り・左が逆戻し。カチカチと続けて押さないと1回押し×複数回と解釈されて、再生停止/再開の動作になるのはこの手の機器「あるある」。
・充電ホルダに入れずに電源を切るには、左右どちらかの「4秒長押し」。但し音声再生中の場合は、先ず「短押し1回」で停止させてから、改めて「長押し」する。さもないと「音量アップ/ダウン」の操作ととられる。特に右側のボタン長押しは要注意:音量が大幅アップして爆音を聞かされる羽目になる。電源オンは左右どちらかの「3秒長押し」。
・左右いずれか片側だけで使うことも可能。使わない一方は充電ケースから出さない=電源オフ状態にしておけばいい。但し操作ボタンは一方しかない状態だから、音量上げ下げや選曲(局)は一方向にしかできないと割り切るしかない。左右ボタンを問わない操作=電話着信を受ける・切る操作や再生開始・停止の操作は一方でもできるから問題ないが。
なお両方ともケースから出して電源オンなままで左右の距離を中途半端に離すと、再生音が途切れて使い物にならない状態になるので要注意。
・片側だけで使った直後に両側の使用に切り替えるなら、一旦充電ケースに両方とも入れる→両方とも取り出して使い始める、がいいっぽい。一方を使い続けつつ使ってなかった一方を充電ケースから取り出すでも動き始めはするのだが、その後の動作が左右ともに高確率?で不安定になる。左右で位相ズレ(遅延差)が生じたり戻ったり、一方の接続が切れたり回復したりを繰り返し落ち着かない。個体不具合なのかそもそもそういう仕様の製品なのかは不詳。
#当初この不安定さを「もしや個体不良?」と疑って店に持っていき一式取り替えてもらったが、状況は好転しなかった。
##なんか不調かな?で店に持っていけば速攻で交換してもらえるって辺り、低価格な百均商品の利点かもしれない(笑)。購入時のレシートは暫く捨てないのが利口。
●機能面
・「マルチポイント機能」がないのが残念。あると良かった。スマホ+スマホとかスマホ+タブレットとかの2台を同時に接続してて、一方で音楽なり動画なりを再生しつつ、他方の通知音なりが割り込んで聞こえる→着信なら通話にも移れる、という機能。
以前買って使っている¥550ネックバンド型にはそれが付いている。平日の在宅仕事のときにはスマホ2台(仕事用と私用)の両面待ち、休日にはタブレットで動画・音楽鑑賞しつつもスマホの着信を逃さない、ってな使い方が出来るのが助かる。このTWSにもあったらいいのに、と。
#だったら取説を発売元が晒してくれてるものから探せよ、百均商品じゃなくてさ >俺
●バッテリー絡み
・耳側のもちは悪くない感じ。公称値どおりかは未検証だが。
・充電ケースは耳側のフル充電2回分の容量があるように取説に書いているが、そんなに多くはないような印象。耳側を少し使っては充電ケースに戻すってな運用をしてるからかもながら。
・片側使用ができるから、一方はケースに入れたままでもう一方だけ使う→バッテリーが切れたら他方と入れ換え、ってやれば半エンドレス的運用もできる。
・バッテリー切れ寸前の「Battery Low」の音声アナウンスが残念仕様。1回言い始めると以降10秒かそこらおきに繰り返す。1回言ったらあとはバッテリーが切れ次第で無音になりゃ十分なのに、余計なお節介。
・使い始めの「Power On」のアナウンスの音量がデカ過ぎる。まぁ耳に嵌めたままの電源オン操作をしなきゃいいだけながら。
●動作の安定性
・特に問題なさそう。上記の片耳使用→両耳使用へ切り替える場面を除けば。
●充電ケース絡みの使い勝手
・ケースからの取り出しが若干やりにくい。指先への掛かりがいまいちで、取り出すのにもたつく感あり。どうやればいいのか試行錯誤中。
・ケースに入れるのは問題ない。マグネットでの吸着具合も良好。
・ケースの蓋の明け閉め時のマグネットの吸着具合は悪くない。強くもなく弱くもなく。閉めるときの当たり音「パチッ」がもっと柔らかいといいかな。まー値段相応といえなくもないが。
・ケースの開け口が目視なしのポケット内手探りでは当てにくい。明確な凸凹をつけるか、某他社みたくに蓋側を角張った四角い形・底側を丸っこい形ってな非対称にしてくれたほうが扱いやすい。
・ケースの残量表示/充電中表示の青LEDが眩しい。就寝時に枕元で充電するには気になる。もう少し暗くてもいい。
・充電口はType-C、取説には「出力5V・最大1Aの充電器を使え」「PD規格や高速タイプの充電器は使うな」とある。外箱には特に記載ないが。
充電器は従来型の出力5V固定・最大2.4AなタイプやPD規格のものやQC規格のものをそれぞれ試したが、USB充電チェッカーを挟んで見た限りはどれでも5V・0.5A以下で充電されていた。よって充電器の選定は特に気にしなくてもよさげ。但し、試すなら自己責任で。
●総じて
¥1100でこれならアリかな。
耳元からコードが垂れないのってこんなに軽快なんだ、と感じる。今更ながら。
風のある屋外で使っても風切り音は皆無、耳に入れたままでも背負ったリュックの上げ下ろしや上着の着脱も支障なし、歯磨きや洗顔も出来なくない(不意に耳から外れての水没リスクはあるので非推奨)。歩行程度で落下したこともない(フィット具合は耳介の形により人それぞれながら)。
使用中に耳から落ちて見失うとか片側だけをどこかに置き忘れるとかいうTWSあるあるなリスクはあるが、そこは「危うい場面では外す」「充電ケースを常に手元に持つ→外したら必ず同ケースに入れる」を励行する・それに慣れるしか無いかも。
また新たな気付きがあれば書き足すつもり。