
花が好きな妻です。売られている花を買ってきては、自己流であちこちに飾っている妻です。この季節だから、そんな花卉類の中に、麦がありました。麦の穂も、よ〜く見ると黄色い小さな花弁を出している。麦だって、花なんですね。で、妻がそれを活けて机の横に置いたら、殿がシャクシャクシャクと食べるようになりました。そうだ、殿は麦の葉っぱが大好きだったんだ。机じゃ、なにかを掻き回されたり、倒されたら困ります。しょうがなく妻が、テーブルの横に置いてやった。よくも食べ続ける殿。好きなんだな。
玄関にも活けてあります。棚の上に飾ってある。ここでも殿は駆け上って食べようとしている。これも床に下ろしました。で、数日後、ふと気がつくと、麦の葉っぱは、ほぼ食べ尽くされてしまいました。殿にとって旬の味ですかね。麦はこの季節しかありませんから。そういえば、子どもの頃、田んぼって、冬を越してから、畝を作って、麦を植えていたような。5月頃に、麦畑で畝に隠れたりしてかくれんぼをしたような。この近辺では、麦を作っているところは、もうないんですね。田んぼも畑も少なくなって、時代と共に消えるものが多すぎるような。小学校の給食で、牛乳のストローだって麦の茎だった。今から考えれば、エコですよね。また土に返せますから。そんな麦のこと、ちょっと思い出した。もういちど、そんな自然素材、活用すればいいと思うんだけど、もう無理か。大分では、宇佐あたりで麦が青々と育っているだろうな。
Posted at 2011/04/29 01:57:41 |
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