
DS4に続き、DS5にも乗ることが出来ました。
5、というとこれってC5のシャシー??と思うと、そうじゃなくてベースはC4です。なので、バネサスです。1.6リッターターボにアイシンの6ATでFF、というここ最近のPSAグループによくみられる内容編成です。
ちょっと内容が平凡すぎない?と思いつつ、まぁ中身がこれですからねぇ・・・
シートも特徴的ですが、写真忘れました。しかしねぇ、最近アナログ時計がクルマにくっ付いているのは慣れたけど、それにしてもこの形。やっつけなんだか、考えてやったんだか、どっちにも取れそうな雰囲気です。内装自体、人間工学が無視されたようなスイッチ配置で、何がどこでどうまとまっている、なんて概念はどこにも存在しません。サンルーフ開閉スイッチの横にヘッドアップディスプレイの操作スイッチが何故あるんだ・・・
そんな理屈は通用しない、超独特な世界です。
あ、ヘッドアップディスプレイも凄い。
ガラス状の板がありまして、ここに映ります。これがねぇ・・・映像は見えやすいけど、板が厚いから、なんか違和感あるんです。遠近両用メガネになれないような、何とも言えない感覚・・・平ったく言えば邪魔です、笑。
しかし!この板は電動で引っ込みます!ようはシトロエンの開発者も「あ、邪魔ならしまえばいいか」と思ったんでしょう。で、カッコいい!笑。出したりしまったり、なんか戦闘機のサイトみたいでカッコいいんです。ターゲットインサイト!!!とか言いたくなりそうです。かっこよけりゃいいだろ?DS5の内装はその一言に尽きます。
でも、撃墜できるほど攻撃力はありません。
なんせお馴染み156馬力のテンロクターボですから、普通に走るけどそれ以上はないので。まぁそれでいいんでしょう、なんせそこにシトロエンの本質は無いし撃墜が目的で生まれた車じゃないはずなので(本国のディーゼルハイブリットヨンクはもっといけるかな?)。あ、車格以上に静かですよ、念のため。
コーナーはなかなか冴えていて、フランス車の特徴である正確なハンドリングはDS5でも健在です。狭いアルザス地方のワインディング(?)でもすれ違いに苦労しないように、きちっとライン取りが出来るようにシャシーが完成されています。これはどのフランス車にも通じる美徳でしょうね。ロードインフォメーションが豊富なのもGoodです。中速コーナーのキレイな曲がりっぷりが個人的には良かったです。
というわけで、これいくらだか忘れましたが(笑)、いい車だと思います。DS4よりも操作系に癖がなく、普通に乗られるし、二段階は乗り心地が上です。まぁXMとかエグザンティアのSXしか知らない人が乗ったらまるで堅いと思うはずですが、低反発枕みたいな感触は健在です。
とはいえ、個人的な選択はやはりシトロエンならC5ですかね。C5を足にするのが個人的なシトロエンチョイスです。DS5はシトロエンの間口を広げるにはもってこい、だとは思いますよ。
さながら、シトロエンでいう「アウディTT」ですかね。
Posted at 2012/08/03 23:39:06 | |
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試乗記 | 日記