2011年05月31日
日本の話じゃないです、ヨーロッパです。
日本の場合は、ずっとノスタルジックヒーローとか、ハチマルヒーローとか、そういう雑誌のおかげで結構なポジションを維持してきた「ネオクラシック」といいますか「プレクラシック」車ですが、なんとヨーロッパでもそのキザシがあるようです。通称「中途半端世代」。
http://www.jameslist.com/cars
これは割合クラシックカーの登録台数が多いサイトですが、チラホラ、妙にキレイな964型ポルシェ911とかが出てきました。4速ATで「ティプトロニック」。今からしたら笑い者です。
うーん・・・でもですよ、実は、自分もこのエリアの車が結構ツボで・・・・・。そりゃアストンマーチンのDB4GTとか、The名車も大好きなわけですが、何となくそのレベルは「雲の上の存在」であり憧れでしかないので、身近には全然思えません。本当は、今の超高性能車なんかより、ずっと欲しいと思える存在ですけどね。同じ数千万円なら、DB4やマゼラーティのギブリ4.9SSにしたいです。まぁギブリはそこまでしないけど。
となると、やはり心躍るのは「89年型BMW M5」とかなわけです。日本車だとやっぱり「ユーノス コスモ20BのCCS付き」とか「ホンダ・レジェンドクーペ」なんかに興味が行きます。もちっと古いと、セリカXXのコノリーレザー仕様とかも良いですね、あとクラウンのターボとか。
もちろん、いわゆるDB4世代と違い、この世代は中途半端にコンピューターがはびこり、中途半端に自然素材と化学素材が混ざり、安全性やら走行性能やら、とにかくすべてが今から見ると中途半端です。でもですよ、ターボランプとか、もう意味不明で楽しいじゃないですか。ターボ発動!!!みたいなランプが平気な顔して付いちゃうんだから。
内装だって、これどんなセンス?って車たくさんです。たとえば、イタリア車ですがランチア・トレビって車は酷いです。絶壁And丸い穴だらけ・・・。まぁひどいと言いつつ、俺大好きですけどね。日産が絶壁デザインだったころも良いですね。解放感まるでなし・・・。急にR32スカイラインとか、あの辺りで角が全然ない内装に変わるところが「え?そんな車ありました?」と過去を全否定するが如くモデルチェンジする日本車らしくて好きです(R31とR32、もはや子孫でもなきゃ何でもないです)。
哀愁を最大限発揮するのは、間違いなく当時の「ハイテク装備」でしょう。
日産のスーパーソニックサスペンション。ちっとも意味なかったもん・・・。知り合いの乗っていた「ブルーバード・マキシマV6」に付いてましたが、何の意味も感じませんでした。でも、名前が凄い!乗り心地が変えられる??と思っただけで発情しそうでした。そういやDR30辺りにも、可変サスは付いてましたね。
エンジンとかだと、なんかプラズマエンジンとか、シリウスダッシュとか、レーザーとか、まぁとにかく名前が付いたハイテクエンジンが多かったですね。ツーウェイシーケンシャルツインターボとか、とにかく長い名前が付けば「マジで凄そう」でした。たまらんですな。
なんせタイヤだって60タイヤ履いた日には「ブッチギリのショーが始まる」ってS130Zが言ってました。凄いです、60タイヤでブッチギリのショーですからね。今じゃ60タイヤ、お前はドーナッツか何かか?とムーブ・カスタム辺りに言われてしまいます。
あとオーディオ関係も結構アレでした。なんせ車用のDATプレーヤーまでありました。スイッチ多発式イコライザーもこの頃がベストですね。ボルボも例にもれず、調整スイッチだらけのオーディオが960とかでありました。いじっても音悪いマンマですけどね。すげぇカッコいい。妙に液晶がぎらつく社外オーディオもこの頃が主力ですかね。あれは消えたけど、普通な見た目のナカミチとかはまだ重宝されてるあたりか、哀愁です。まぁそれを「光通信ステアリング」で操作した日には、その日の「戸塚ゴルフクラブ」でのプレーもソーグッとな予感するわけなんですよ。80s的には。
車の世界のカンブリア紀だったんでしょうね。方向性がバラバラな中、進化させる道具はたくさん出てきたので、差別化をメーカー同士計ったらこんなになっちゃいました的感じですか。
S60Rもそうなれるかな。ああ、これね、哀愁だよねって。大事にしよう。・・・別にS60Rは哀愁マシーンじゃないし目指してないです、笑。
Posted at 2011/05/31 03:39:43 | |
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