2012年09月08日
びゅーんと、直6を回して楽しんで移動しておりました。車が楽しいと、仕事の移動時間も楽しいです。
それにしても、E46の3シリーズ、来たばかりのくせして本当に運転しやすいです。着慣れたスーツのごとく、違和感なく動ける感じが良いですね。
前々から、自分の評価軸はBMW(ランフラット化前の)のセダンが基本でしたが、代車3号で1000km以上を供にしても、その考えは変わりません。変わるどころか、確信を得た感じです。
思ったように曲がり、思ったように止まり、思ったように加速する。その過程において一切癖がないというのは素晴らしいことです。E46の3シリーズは、そこのところが非常によく出来ています。眠い運転をしようとすれば出来るし、乱暴に扱えば乱暴に動くし、運転手のやり方次第でどうとでも動きを変えるのも、本質的に車の許容範囲が広いように思えて、奥深いいい車だなぁ・・・と感じます。
で、3シリーズを基準に考えると850は意図的にゆったりしていて必要以上に鋭い挙動が絶対に出ないようになっています。S5は相当に鋭さを重視していてS5が目指したと思われる走りっぷりを実現させるには操作方法が非常に限られている感じがします。どっちも癖と言えば、癖のようなものがあります。
ただ、その癖が悪いかといえば、そんなことは無いし、逆にたまらなく楽しく感じる場合もあると思います。自分は三菱ランエボの、AYCがくっ付き始めた時の個体に乗って「これって走り方に対するアプローチが一種類しかないくてつまんない」と言ったら、知り合いは「こんな車は初めてだ!楽しすぎる!!!」と絶賛していました。
こういう意味での「癖」であれば大歓迎です。ようは「個性」にもつながるわけですから良いのです。
問題は癖も無いし何もない、無個性な上で3シリーズのような基本的素質の欠片も無いような車です。
最近、そんな車がどんどん増えているように感じます。3シリーズみたいな車に乗ると、激しくその現象を肌で感じられますね。
評価軸にも上ってこない車なんか、金貰っても乗りたくないですね。
Posted at 2012/09/08 17:50:53 | |
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