2012年10月07日
どうせポルシェに乗るなら、ここまでとは言わないけど、911スタンダードモデルで多少はクルマに乗せられるのではなく、乗ってみたいものです。
この前、F10型BMW/M5に乗りましたが、あれなんかはどう考えてもこっちが乗せられている感じで、何をしようがクルマの手の内に自分が置かれるような、ある種のむなしさのようなモノを感じました。もはや600馬力とかゼロヒャク4秒前半になってくると、操る実感の錯覚さえも覚えさせてくれないレベルになってしまいます。
とはいえ、こんなモンスターM5が、生々しく、リアリティに富んだ特性を持ち合わせているとしたら、ドライバーに全て裁量を渡すような車であれば、それはとんでもなく凶悪なマシーンになってしまうと思います。この古い画像のRUFのCTRは確か400馬力そこそこだったと思います。いくら軽いとはいえ、とにかくドエライ差です。電子的なフィルターで色々と制御をして、カットしないとF10M5は間違いなく超危険な車になるでしょう。
リアリティに富んだうえ、ソリッドであることは、ようは映像のような昔のRUFのように、ドライバーに対して非常に高いハードルを課すわけですから、今の車の「乗せられる感覚」というのは、間違いなく素晴らしい事です。安全快適且つ超高速を実現できるわけですから、凄い技術です。
しかし、人間は不思議なもんで、200馬力くらいの踏みっ倒せる車に乗ると、これで十分!と満足するのですが、580馬力のRS6なんかに乗ると「これならどこでも負けないな・・・」とほくそ笑んだりします。で、暫くすると、結局自分の車が一番いいな、という結論になります。多分、バランスが良いんでしょう、マイカーは。
そういえば、E65の750iに乗っけてもらったのですが、まぁいい車ですね。よく考えてみると、この車が最後の非ランフラットBMWです。ようは、ラジアルタイヤを使っていた頃のBMWセダン集大成がE65なんですね。
360馬力は2tを転がすにはちょうどいいです。
容赦なく踏んでいける範囲であってこそ、自分の楽しめる車になり得ることを考えると、自分に適正な馬力は350から400馬力の2t以下の車になりそうです。
ついでに、こんなくらいに気持ち悪い形の車であれば、なおさらいい、笑。
Posted at 2012/10/07 15:48:13 | |
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