2012年12月11日
以下はアウディHPの認定中古車のページより抜粋。
アウディ認定中古車とは
アウディだけの、変わることのない”確かな安心”を。
アウディ認定中古車では、アウディが厳選した中古車に、アウディならではの安心のサポートや保証を付けてご提供いたします。
アウディ認定中古車の車両は以下の条件を全て満たしています。
1. アウディ正規輸入車であること。
2. 新車登録時からの正規メンテナンスノート(整備記録)があること。
3. 初年度登録日から8年以内であること。
4. 走行距離9万キロ以内であること。
5. 修復歴車、改造車でないこと。
簡単に、ですがこれら5つの条件をクリアさえしていれば認定中古車になれるわけです。これら項目については他のBMWやメルセデスも同じようなものです。なので、販売する資本によって、品質にばらつきが出るのは当然です。これさえクリアしていれば、何でもOKなわけです。
で、過去に自分のクルマも色々ありました。色々あったから、改善したかな?と思ってHPを覗いて在庫をチェックしてみれば、該当店の認定中古車は中を掃除してなかったり変なホイール履いて居たりするので「ああ、相変わらずか」と感じました。ここずっと入庫もしていないし、コンタクトも取っていませんが、まぁ正解でしょう。
ちなみに、良い資本のアウディディーラーでは完全な履歴把握(どんな人が乗っていて、小さな板金修理の記録もきっちり出てくる、使われ方も大体解っている)をした個体しかありません。最低の資本のアウディ―ディーラーでは全く履歴が解らない個体「しか」ありません。それくらい、激しい品質差があるのが「アウディ認定中古車」です。
ま、大なり小なり、どのメーカーも同じようなもんでしょう。あとは買う人の審美眼しかないのです。え?私?無かったからもめたのです、笑。まぁうちの色の組み合わせが二度と出て来てないので、どうしてもこの組み合わせが欲しかったのも言い訳だし、認定中古なら大丈夫だろうという過大な油断があったのも事実です。
さて、現状を見る限り、別段アウディ認定中古車の品質は上がってません。タマもない(良いものが無い)のも事実でしょうが、もう少し何とかならんのかな、とは思います。そこで本来は有効であろうものが「認定中古車保障制度」の活用です。
アウディの認定中古には一年の保証がくっ付いて居ます。お金を払うとさらに一年伸ばせませ(自分は伸ばした)。MMIなどの一部分野を除き、基本的には修理が無料です。既に自分の個体は三桁いくかどうか、やっています。どう計算しても保証を代行している東京海上日動は損しているはずです。ちなみに、一年延長は自分の車だと10万円弱ですが、既に保障修理額は遥かにそれをオーバーしています。
ユーザーとしては安心できる制度ですが、アウディ自体もこれを有効に使うべきだと私は思います。
だって、間違いなく店舗ごとで「成績」が違うはずです。良い資本のアウディDのAAAは、大きな修理も無く保障修理金額も少ない筈です、ダメDのAAAはボクの個体のような赤字個体ばかりでしょう。整備コンテストも有効かもしれないけど、この保障制度の裏側を査定するのも非常にディーラーの質を見るのに有効な手段だと思います。
果たしてアウディジャパンはそれやっているんですかね?
きちっと精査して、状況を把握すればAAAの品質はおのずから上がるでしょう。そうすると、AAAの価格は安定して、駄目な中古アウディとの格差も広がり、一般ユーザーの中にも「大事に乗ってなるべくAAAに引き取ってもらう」という考えが広がるかもしれません。そうなると、中古市場におけるアウディの立場も明確になり、下取り相場の安定化が図られるかもしれません。
そんな風にして初めてブランド価値は上がると私は考えます。何も台数売れれば人気があって一番だ!なんてことは有り得ない話です。
停滞する経済状況の中、どうしても日本の多くの企業が目の前の利益しか考えられない厳しい状況にあります。もちろん、自転車操業で明日の食費も解らないような場合では仕方がありません。しかし、現在アウディジャパンはそうでもないはず。
だとすれば、目先の利益をよりも本来は本質的なレベルアップを目指すべきですが、まぁそんな姿勢は基本的には見られません。日本法人が駄目なのかアウディが駄目なのか・・・。
こういう場合、苦労するのは中間管理職以下の現場なんですよね。この人達は直接アウディ車に密接に関係している場合が多く、アウディが好きな場合が多いので可哀そうなシーンを何度か見た事があります。
本質的ないい車になるには、地道に努力するべきでしょう。頑張ってほしいなぁ。アウディジャパンよ、ボクの個体がどこで買われて、どれだけ保障修理をしているか、見て欲しい。そこのDがいかにダメかよく解るだろうから。
Posted at 2012/12/11 03:47:44 | |
トラックバック(0) | 日記