2016年11月05日
3リッターのV6ツインターボと聞けば、それこそ昔のZ32フェアレディみたいです。あの頃の、その類のエンジンは当然のようにリッター10kmなど走る事も無く、街中5km切って来るぜ、みたいな感じでした。
どっこい、それが変わったのはBMWがE90で335iを出した頃からでしょうか、直噴にターボをくっつける新しい世代のターボエンジンは実に燃費が良く、しかしながらパワーもあって「これが新世代なんだろうなぁ」と感じました。
なので、てっきりC43ワゴンもそこそこ良いのかな、と思いました。GLEクーペ43はあんまり燃費伸びなかったけど、400kg近く軽いしこれは大丈夫だろう、と思ったのです。
が、あんまり良くないです。平均速度44kmで現在の総合燃費は7.6kmリッター。思ったほど伸びません。高速でも10kmちょい、よほどゆっくり巡航して12kmリッターくらいです。
これ、それこそW202のリアルに4.3リッターだったC43ワゴンと大差ないんじゃないですかね。まぁ、4.3リッターC43よりもパワーもトルクも現行C43はパワフルなんですけどね。
そこで感じるのは、何もかもがダウンサイジングしているけど、それが正義なのかどうか、ということです。そして、古い車はエコじゃない燃費悪いとばかりに捨て去られていいのか、という事です。環境負荷としては、それこそ古い方のC43ワゴンをずっと丁寧に乗ったほうが軽いんじゃないですかね。無論、街中だけ徘徊したら絶対だめですが、それは現行C43ワゴンにも言えることです。
結局のところ、新しいものを買ってもらわないと経済活動が停滞するから、エコをお題目にしてでもなんか理由つけなきゃいかんわけです。
あんまり関係ない話ですが、経済的な話だって、セールスマンが「まだ下取りが付くうちに」なんていいますが、本質的には新車で買ったら乗りつぶすのが一番安上がりなんです。売り手は嘘ばかり言うわけです。自分が知る限り、トップのセールスマンはうわべのウソをつかずに正直な商売をしているセールスマンだけです。持続性を持たせるにはウソは厳禁なのです。
なので、今メーカーが行っている事も持続性があるのか解りません。少なくとも、クラシックカーの修理等を考えているメーカーなどは上手だなぁとは思います。
そこいくと、日本の政府がやっている、というか役人が考えている古いクルマへの課税方法などは愚の骨頂で、それこそ先がない政策に思えます。
なんでそんな方向に話が変わったか解りませんが、要するにC43と名乗ればV6だろうがV8だろうが、玉虫色な車じゃないよって事です。
買うならC63sですよ、4MATIC化されたらなおさらです。
Posted at 2016/11/05 15:06:41 | |
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