2017年01月23日
トランプ大統領の賛否が面白いです。
グローバル化、グローカル化が進んだ現在と、過去では随分と世界のあり方が変わりました。ある評論家が「新しい米国大統領は常に世界を見据えた発言を演説したが、トランプ氏はそれがなかったから残念だ」と言ってました。
残念かもしれませんが、それも現実です。大国が他の国の面倒を無償で見れるか、という本音なんです。無論、それが正論とも思いませんし、かといって後初発展途上国の面倒や紛争地を本質的に誰が見るべきなのかは解りません。
とにかく、アメリカの新しい大統領は「もう世界を支えるとかじゃないから、アメリカの中身が大事だから」と言ったのは確かです。
ただ、アメリカを含め日本みたいな先進国(といわれる国)から見ればアフリカの人々が大変な部分もありますが、先進文明の流入で大変にさせてしまっただけかもしれないし、彼らも他を知らずに平穏に暮らしていたら自分たちが辛いなんて思わなかったかも知れません。
ネット持っていかなきゃ知らなくていいことを知らないですんだし、武器が来なきゃ大量殺戮もなかったし、変な鉱物のせいで儲かったかもしれないけど儲け分でもめることもなかったわけで。変な病気だってこっちから持ち込んだもものもあるはずです。
何が辛いかなんて本当は勝手な尺度で決めちゃいかんのです。先進文明からしたら素っ裸であっちぃ所に居るのは辛いけど、そうじゃない場合もあり得るのです。
というわけで、トランプ氏の話は実に素直で単純明快。
モンロー主義に戻るのか、というよりも人間の地が出たな、という感じに近いと思います。アメリカ国民の大半がもう理想や夢で語れない時代が来たと言えるんじゃないでしょうか。
さて、車はどうでしょう?
例えばアメリカなんかは超特殊でした。それがグローバル化で淘汰されたわけです。50年代なんかのパッカードなんかがまさにアメリカでしたが、日本製や欧州製の優れた工業製品的車が圧倒して、まさかこんなシェア率になるとは思わなかったレベルにアメリカ車の立場がなくなりました。
本当は別にあれで不自由無かったのに・・・。
ストップアンドゴーが無ければ6リッターだろうが1000rpmで走り続けられるOHVエンジンは信頼性も高いし、無駄にでかくたって別にどってことないし、そもそもデザインの好みがあんなだから、あれで良かったんです。
どっこい他が来たので大変になり、なんか中途半端なアメリカ車が増えてしまったのは事実。
今後どうなるのか・・・国内投資と雇用を重要視すると結果的に内向きなことになって輸出もしないアメリカ専用車だらけにまたなるのかな?無論、コスト高になるでしょうから、これまででさえ苦戦していた輸出に関してはさらに不得手になる事は間違いないでしょう。
逆にアメリカンクラフトスピリットに火がついて・・・なんてこともあり得るのか?
意外と全然変わらないまま、ああトランプがなっても別に政治って動かないんだね、で終わるのか。
ちなみに欧州も変わって来てるのは間違いないです。
なんせ高級車を自国資本で造り続けて居られているのはほぼドイツだけ。
日本も大丈夫か?三菱もOEMとはいえ作っていたプラウディアとディグニティは無くなったし、大変そう。
そんな自分はちょっと最近アヴァランチとかユーコンに興味がありますけどね。一回乗ってみたい、いわゆるアメ車って感じでしょうか?
言ってみれば、トランプ氏が残したいアメリカに一度は乗ってみたいかな、とも感じます。
Posted at 2017/01/23 16:04:46 | |
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