2020年05月12日
最近思うのは、新しく出るクルマは機能性は素晴らしいし、能動的安全性能は目を見張るものがありますが、ちょいと剥いだら安普請でガッカリ・・・・こればかりだなぁと。
暇なのもあり、過去には見向きもせずに通り過ぎていたけど、今になって乗ってみたい、と思う車がつい頭に浮かんできてしまいます。
まず、一代目は初代アリスト。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%A8%E3%82%BF%E3%83%BB%E3%82%A2%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88#/media/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:1st_generation_Toyota_Aristo.jpg
巨匠、ジョルジエット・ジウジアーロ率いるイタルデザインが関与したボディデザインを纏い、バブル景気最後期に出てきたアリスト。当時のマジェスタと共通のモノコックを使用し、海外では初代レクサスGSとして発売されました。
ジャガーケンジントンというコンセプトカーをデザインの元にしたみたいですが、リアライトが左右連続で繋がっているなど、ケンジントンとの差異があるので結構トヨタの意見も入っているのでは?とボクは思っています。トランクでかくしないと、売れないよ!って当時なら真顔でトヨタサイドは言いそうですし。
当時としては異例ずくめの車で、兄弟車のマジェスタが真っ当にV8を積んだのに対してアリストは3リッター直6ツインカムツインターボを搭載。馬力は280馬力を公称、トルクは44kgfだったかと思います。実測馬力は優に300馬力を超えていたようですし、ちょっとセッティングを変えるだけでマージンを残しつつ350馬力くらいは発揮出来たエンジンだそうで、この数値だけ見れば当時世界最強の4ドアサルーン達(M5やB10ビターボ、AMGのE420ステージなんたら、またはロータスオメガとか)に並ぶ存在なわけです。
リアにはOPで245幅のホイール、トラクションコントロールとABS、電子制御4速ATは実はこの時代だと割と最先端です。CD値もコンマ3という当時最高レベルを実現。地味にリフト値も低かったはずです。ゼロヨンは15秒を切って14秒台だった気がします。当時のセルシオだと17秒を切るくらいのはずなので、明らかにアリストは抜きんでた存在でした。
初めて乗った時の印象は、とにかく直線が速い。
そして、曲がらない。
いや、曲がったのかも知れませんが、なんか曲がらん印象が・・・その個体、先輩のもので、さらにそのまた先輩が借りて、挙句アンダーステア出して中央分離帯に突撃して終了していました。
スペックで追いつき、しかし8分以上のところでまだ欧州車に絶対性能で負ける、そんな時代がこの辺りなんでしょう。
といいつつ、今見るとなんかカッコよく思えたり・・・。
可能であれば、今の技術と良い部品を使って、フルノーマルでブラッシュアップしたら今でも通用するパフォーマンスと、もにゅっとしたデザインしか作らなくなったイタルデザインのトヨタ味を味わえる、、、なんかアリストに乗りたくなってきませんか?
いずれにせよ、つまらんとか、やっぱりガイシャだね、なんて言われながらも真面目に車を作っていた時代のトヨタの高級車、今になって乗ってみてもいいのかなと思わせてくれるようになりました。
Posted at 2020/05/13 00:12:42 | |
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2020年05月12日
テイクアウトを色々なところでやっていますが、これまでアフター会議などで潤っていたお店は別に味を要求されてなかった事が露呈するかの如く、テイクアウトしても誰も買っていません。
確かに会議や打ち合わせは無駄だし、それは解っていましたが、いざバスっと切ったら、それに紐づけされていたところは息も絶え絶えです。
確かに、努力がたらん、そもそも商売をなめていたから自業自得、という合理的発想もありますが、そうはいってもそれらを必要としてた会議族がいたわけで、何とも判断しがたいものがあります。
ボクのアシも無駄の境地みたいな車です。別にEセグメントなんて2リッターで十分動くし、むしろ530iなんか普通に考えたら速い方です。それにどうした事か7シリーズでさえ不要になりつつある4.4リッターツインターボエンジンですからM5でもないのに謎です。
車の場合、無駄は贅沢に直結していて、効率は退屈に直結している、そう考えているので、結局のところ550iは贅沢もいいところな車なんでしょう。組成に無理があるのか、これまでの走り方で無理をさせたのか、どうやら超重症みたいで一か月を超えて入庫していますが、進展はゼロみたいです。何してんだか、、、
その間、218グランクーペを使っていますが、これある意味無駄がない。ただこれがねぇ、、、凄い退屈。確かにちゃんとしているんですが、450万円もするのか!と思うと、これより豪華でそっくりな形の6シリーズGTの認定中古車で良くないか?と思ってしまいます。
え?そんな車あったの?そうなんですよ、僕も最近思い出しました。6シリーズGTこそ、ラインナップ自体が無駄で贅沢な素晴らしい車じゃないですか。
ただ、そういうものが今回の騒動で一気に切られてしまう気がします。
これまで、ラインナップ自体はむしろ非効率且つ無駄な車種が拡販だけを狙い増殖しましたが、もしかするとそれも一挙に効率化される気がします。
割を食うのは今売れてない車種でしょうから、多分セダンAndワゴンかと思います。
メルセデスなんかは次のSクラスが登場間近ですが、間違いなくS560が早期でドロップするはずです。当初はいつものようにモデル最後期とモデル最前期のパワートレーンがオーバーラップするはずですが、ここまでデカい騒ぎになったので作ったばかりのホットV8は早々に放棄される気がします。
でもねぇ、そもそも効率の身を考えたら個人的にはプリウスαやVクラスディーゼルみたいな車以上の効率的動体が思い浮かばないわけでして、そいつらに比べたら5も7もEもSも存在自体が無駄といえば無駄と言われてしまいそうですが、その無駄こそがプレステージ性であったりストレスからの解放であるわけで、ただの動体としての評価軸以外のものも併存している車に対する価値観を考えると、今後車創りがどうなるのか、ミモノです。
ただ、無駄をどんどん省く方向である予想が当たるとすれば、それこそW126やW140に比べたらはるかに効率的な動体であるS560なんかも、即座に無くされてしまうのでしょう。
ささくれ立つ空気をシャットアウトする為にも、今こそ無駄と贅沢を味わっても罪にならない気はします。
んー、それにしても次どうしよう、プリウスかな。
Posted at 2020/05/12 15:06:14 | |
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