2020年07月14日
最近、代車ばっかり乗っている生活、ついつい過去にどんな代車乗ったかなぁ・・・あ、本当は乗りたかったけど断った車があったっけ・・・
真っ赤なアルファロメオ156GTAの「左マニュアル」でした。
新車で出たばっかりの頃、殆ど左のマニュアルの経験が無かったので、当時住んでいた場所が坂だらけで、坂道発進が不安で断りました。でも、勿体ないから平地ならダイジョブだろうと、少しだけ試乗したのです。
坂道発進が心配だったのもありますが、これ凄い乗り心地悪そうだし、運転しずらそうだし・・・そんな先入観を持って乗ってみたら、左マニュアルに不慣れな自分でも運転が楽なうえに乗り心地が意外に良かったのは驚きました。
外観から察するとハードな車に思えたのですが、サスは意外にストロークするし、低速トルク皆無という噂だったアルファ自製のV6エンジンは下から結構トルクがあってとても運転しやすかったのです。クラッチミートも神経質さはないし、なぁーんだこれ借りればよかったと帰ったらクソツマランボルボV40ワゴンの2.0NAが用意されていてガッカリしました、笑。
しかし、驚いたのはエンジンの発生する熱です。確か4月のちょい暖かい日だったのですが、ボンネットからは陽炎が立ち、延々冷却ファンが回りまくってました。クーラーもさほど効いてなかったのに気が付きました。
あとで聞いたらエンジンオイルは10W-60が推奨とか言っていた記憶があるので、あの3.2リッターV6エンジンは熱量が半端なかったのでしょう。
試乗した当時のレベルでも、別に速い車じゃなかったのですが、それでもマニュアルでロロロンと謳うように回るアルファロメオのV6エンジンを操れるのは気持ち良かったです。
本気で走ったらどうなるのか想像できませんが、多分かなりフロントヘビーなので基本的には直線で3速4速で中速域を行ったり来たりするのが一番気持ちが良い車なのではないかと思います。
今となってはあのV6エンジンは跡形もなく消え去り、現在販売しているアルファロメオのV6エンジンはジュリアとステルビオの強烈なアレですが、旧アルファV6と違い今のは味よりパフォーマンスという感想を持っています。
そういえば、その間に159の3.2V6がありましたが、これは印象が無い・・・。異常に燃費が悪かったのだけ覚えていますが、あの頃のアルファロメオは車としての出来が156の10倍良くなり個性が5割減て感じでした。
今は・・・んー・・・
何だかんだ、今更156GTAを思い出すなんてのはおセンチ以外のナニでもないのですが、でも大して速度ださずに動かすだけで気持ちが良い車をアルファロメオは作っていたのは確かで、そういう車を工夫して今の時代にも作ってほしいと思います。
今のボクなら156SWのGTAを買って、セレスピードをマニュアル化して乗りたいですw
Posted at 2020/07/14 21:30:28 | |
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