2020年09月26日
6個しかシリンダーが存在しないのに、何故4つもターボが必要なのか理解不明でしたが、実現したのは凄いなぁと思いました。
通常のBMWにはM50dというグレード名で搭載されいている場合が多く、他にはアルピナのXD4に搭載されているエンジンですが、とりあえずイギリスでは近いうちにM50dグレードが消滅するようです。
理由は排ガス規制が新しくなりパス出来ない(させない)のと、BMW社の基準を上回るメカニカルトラブルが発生しているから、だそうです。
まぁ、複雑な機構でしょうし、重いだろうし、制御も複雑でしょうから絶大なパワーと上質なトルクデリバリーが実現出来たとしても量産製品としては厳しいものなのでしょう。
BMWは、個人的にはE60系M5などに積んだV10エンジンにさっさと見切りをつけてMエンジンと通常エンジンの境目が曖昧になってきたあたりから、エンジン屋の癖に怪しいなぁ・・・と思っていたのですが、ここにきて一気にエンジンへの投資を絞る事にしたそうです。
コロナのせいで緊縮体制になったわけですが、全メーカーが同様の対策にかじを切った(エンジン自体の研究を止めたメーカーもあるそうです)ので、BMWも同様にエンジンの研究を捨てても大丈夫だと判断したのかも知れません。
ただ、今後20~30年は新車のうち、相応の割合で内燃機関を残すそうなので、何とも言えないところです。
BMWでいうと、クアッドターボディーゼルの他にV12ビターボ、V8ビターボ、意外にも4ないし3発の何かも止めるつもりだそうです。正直、何処のメーカーも昔の技術陣役員よりファイナンス系の役員の方が発言権を持っている可能性があるので、いくらエンジン屋とはいえ厳しいのかもしれません。
まぁ・・・元を正せばBMWだって10年や20年前から一部エンジンの開発は外に投げてましたし・・・(初代BMWミニなんぞは社外エンジンでしたもんね)。
ちなみに、メルセデスベンツはNewSクラスにはどうやらマイバッハ仕様にV12エンジンを載せる予定もあるようです。エキゾチックカーにおいてはフェラーリ、ランボルギーニは何が何でもV12ノンターボを作るようです。まぁ、罰金払おうがその分高くしても問題なく売れるから、エキゾチックカー達には関係のない話なんでしょう。
エンジン音を楽しみ、回すことに楽しさを覚えていて、それから抜け出せない私のような人間は、今のうちに死ぬまで持てる(かもしれない)エンジンマシーンを買わないと、数年後には干からびて死ぬかもしれません、笑。
Posted at 2020/09/26 22:17:42 | |
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