2020年12月14日
実は最近出たアウディで、何とか我慢できるデザインなのはQ8くらいです。あとは、初代TTやダブルフレーム時代のアウディに謝罪しろ、と思えるデザインの酷さです。
ただ、積極的に欲しいとは思えないですし、室内のデザインは細かなチリのツメを含めても好みでないので、まぁ微妙なんですがQ8は何故か許せるのは自分でも理由不明です。
で、友人の好意によりQ8に乗ったのですが、思った通りの良い車でした。
ボクの乗った現行A6はリアステア機構付のせいか妙な過度特性に最後までなれなかったのですが、Q8にはそういう不安な部分もなく、広くて快適な良い車でした。
乗ったのは20インチホイール仕様だったので、タイヤの扁平も確保されているのでゴツゴツ感も少なく、SUVというのを考えればユサユサ感も僅少。
本気で攻め込むとBMWのX5などより先にアゴが出ますが、それでもSUVらしからぬ動的性能は高水準。珍しいなぁと思ったのは、この車はドアがサッシュレスなんですね。それに起因する音環境の悪化は看取できなかったので、色々な意味でこの車は優秀だなぁと感じました。
まぁ、この車、兄弟のQ7どころかトゥアレグ、ベンティガ、ウルス、カイエンなどが同系統に存在するわけで、どれも最大600馬力級の高級SUVですからちゃんとした土台を作らなきゃ沽券にかかわるわけで、納得です。
どうもQ8にはTDIがそろそろ日本に来るようで、今回乗った3リッターターボV6エンジンより個人的にはそっちがいいなぁと思います。1200万円は高いんですが、でもこのクラスの値段は軒並みアップしていますし、例えばBMWの5シリーズやメルセデスのEクラスで6気筒を選ぶと同じ値段になるので、相対的には高いと言えないわけで、十分検討に値するのか・・・
目下ライバルは直6ディーゼル投入間近のランドローバーグループの各車です。E350ブルーテックを最低でも3年乗った後継にはこれらは良いかもなぁと思います。
本当はEセグメントワゴンに6気筒以上のディーゼルがあればいいんですけどね。EVはまだ次では視野に入りませんし。ただ、最高にスムースで最高の加速レスポンスはEVか燃料電池車で実現されるので、足をそっち方面にせざるを得ないタイミングはどうやら10年以内には迫っている感じがします。
否が応でもそっち方面に乗らなきゃならないなら、今のうちに乗れる車に乗った方がいいなぁという思いは変わりません。その思いが間違った方向に行くとRSQ8とかになりそうですが、さすがに歳取ってかったるさ満載な車が厳しくなってきたので無さそうですね。
Posted at 2020/12/14 00:30:11 | |
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