2022年03月05日
昔々、圧倒的にベンツよりBMWが好きだった頃、ボクの立ち位置は完全にBMWサイドでした。E230のしょぼい加速を尻目に525iが良い音して加速していく様は「同じ値段のセダンと思えないね!」と悪口をベンツに吐くのに十分なものでした(え?フェアに査定するならE34とW124ならE230対520iだろ?いや、そんなもん知らなかったんですよ、そんなアンダーグレードは・・・)。
完全にBMW側の人間なので、ベンツなんかどれ持ってこられても魅力に感じませんでした。近所のおじさんが好意でC140のCL500に乗せてくれたのですが、こんなもん850SCIの足元にも及ばない芋っぽいクーペだな・・・と思ったもんです。ちなみに、冷静に考えると当時のCL500は他と比べて圧倒的に凄く良い車でしたよ・・・。
話変わって時事問題。
ここ最近、車の事で困っているのはガソリン価格ですが、要因の一つはウクライナ情勢です。
ウクライナ、元々はソ連の構成国の一つで、崩壊後はCISだかの一つだった気がしますが、2010年前後に色々ごたすたあって、当時の大統領が親ロシアだったかで、亡命してからクリミア問題などが発生、イケメン大統領が毒を盛られて痘痕だらけにされたり、女性大統領に暗殺計画が何度も噂されたり、ここ10年くらいずっとロシアとは険悪な状況でした。
とはいえ、パイプラインが欧州へ延びていたり、出稼ぎ人員のデモトであったり、方やロシアにとっては重要な航空部品を担っていたり、穀倉地帯を持っているので頼っていたり・・・美人の産地だ!とアホの一つ覚えのようにボクはウクライナの事を言っていましたが、そんなもんじゃないよ、ここは重要な国なんだよ・・・というのが大体のとこだと思っています(人口も4400万人くらいいます)。
ちなみに南部オデッサは、あの有名な小説であり映画でもある「オデッサファイル」のオデッサですね。←訂正。詳しい事忘れたけど、何かの頭文字を合わせたのが、オデッサ、でした。訂正いたします・・・。
こっち側にいると「なんて狂ってるロシア!」ですが、ロシア側からするとまぁ色々な思いはあるのでしょう。
というか、率直にEUにいってしまったり、NATOに加盟されたら凄く困るんです、ロシアは。
今はそんな事ないですけど、ロシア自慢の爆撃機であるTu-160ブラックジャックの部品の一部はウクライナ製だったとか、国防関連に関しても微妙に関わっているし、食料も燃料もバリバリに関わっています。横のベラルーシより、実際問題ウクライナはロシアにとって重要な隣国なのです。
というわけで、プーチン露大統領とすると自分自身のドクトリンに則った対応をし続けてきたのが、どうもうまく行かないし、新しいゼレンスキー氏はさらにうまく行かない、、、、
そこで彼が思ったのは、1995年に5%くらいしか稼働率がなかったロシア軍が、今では結構まともになったので、こいつらグルジアでもクリミアでもまぁまぁやってくれたし、それなら外貨もまぁまぁ貯めといたわけだから電撃戦でいくぞ!!!
結果、これまた予想とズレてしまい、今に至っているのでしょう。
ロシアににしても本気はまだ出してないと思います。奴ら、本気になったらさすがに物量もあるし、巡航ミサイルの無作為攻撃やらなんやらで超絶な力業をやるはずです。そうなると、もう世論もくそもないので、ギリギリのラインのややダメだ側で対応をしているんだと思います。本来であれば市民の犠牲など出さずに、ウクライナが自己崩壊して新政権が出来上がるはずだったので、基本線市民は殺したくないはずなんですが、残念ながらもはや緻密なコントロールが出来ることが出来ないのでしょう。
それくらい、当初の目論見と外れた状況を、どう収めるのか・・・
ロシアからしたら、ウクライナの完全な西側「併合」は許容できない。となると、ウクライナとしては残念だがロシア系が多い東側の事実上の割譲をしつつ、ある程度のお互いの融和政策で引き続き中立地域であってほしい・・・これくらいが落としどころだとボクは思います。
NATOにしても20年続いた軍縮でショボイですし、EUにしても実際問題大した事ないです。加盟したってウクライナにいい事ばかりじゃないです。
多角的視野で考えると、今回のウクライナのこと、決してロシアが異常判断を続けているわけでもない、という見方が出来ても良い気がします。
というわけで、さっさと抑えめて原油価格を下げて欲しいです・・・。
Posted at 2022/03/05 23:28:29 | |
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