2022年03月12日
日本の道路事情を考えると、今度のCクラスは使い易いと言えるギリギリの大きさまでデカくなりました。
とはいえ、スバルにしてもレヴォーグはかなりデカくなっていますし、他を見ても小さくて小回りが利く(例えばW204までのCクラスみたいな言い回しが出来るクルマ)なんて言えるクルマはDセグメント以上で存在しません。
だとすれば、今度のCクラスは良いな、と思うのです。3シリーズは、旧来のBMWらしさである運転する面白みを体感できるとすれば、個人的には6気筒を選びたい=新車定価1000万円クラスを覚悟必須ですし、アウディに関してはもはやAWDサルーンAndワゴンはそこかしこのブランドで氾濫していて、クアトロの優位性が感じにくい(And今のクアトロってパートタイム?)。
ベンツCかレクサスISか、個人的にはそんな感じなのですが、Cのオールテレインはもはや無敵と思えるレベルの絶対性を感じます。そりゃ本国に300dとかあるなら、そっちが良いですが。
いや、そうじゃなかった・・・困ったのは半導体だかウクライナのおかげでスピーカー5個だとか、あっていいはずの装備が全然くっ付いてない現状のCを買って良いものか、という事でした。
どっちが良いのか解りませんが、メルセデスは「とりあえず作る」であって、レクサスは「部品が無いなら止める」という感じを受けます。んー・・・どっちが良いのか・・・
ARナビとか別にイラナイ(というか新しいセンターパネル方式のナビは前にもましてダメだ)のですが、ブルメスターが無いとか、当初考えられていたベンチレーションシートは結局付かないとか、なんだそれ・・・みたいなハッカケ状態なのが残念です。
本国では違う対応をしているようで、どうやら日本市場に舐めた態度を取っているっぽい事も聞きますが、まぁそれもこれも日本の立ち位置の低下なんでしょうか、悲しいもんです。
話変わって、時代の変化を感じると言えばBMWアルピナの事実上の廃業(譲渡)です。
アルピナというと年産2000台の小規模メーカー(まぁ根っこからやっちゃうチューナーですけどね、厳密に言えば)ですが、時代の変化においつけない、というところがあるのでしょう、2025年で生産をやめるそうで・・・。
普通のBMWやMとも違う、明らかな違いを見せつけるわけでもないのに、根本的に違う車を作ってきたアルピナにとって、これからの時代をメーカーの矜持を維持し続けてやっていくことは不可能になった、という事なのでしょう。
自分が体感して驚いたのはB12とかB10の3.5やV8Sでしたが、あれこそアルピナの真骨頂で、場合によってはベースがBMWのくせにBMWの考えを全否定しているようなキャラクター品質であったり、BMWのダメなとこはここだろ!と明確に主張しているようであったり、そこに矜持を感じたものですが、確かにベースのBMWが「ああなって」くると、こりゃーもう無理、となっても仕方ない気がします。
Cクラスオールテレインは短期的な今を感じさせ、アルピナには長期的な今を感じさせられました。
さてさて、色々まとめて最後のチャンスを手に入れるためにアルピナを買うべきかも知れません・・・・
・・・オールテレインは?
Posted at 2022/03/12 22:22:02 | |
トラックバック(0) | 日記