2022年07月02日
政治は国民のもの、というウルトラ偽善サブタイトルを表題にした自民党の失笑広告に苦笑いしながら、暑い暑いと移動をしておりました。
仕事の移動はほぼほぼクルマですが、これは電車が嫌いという以前に運転が好きだから、という理由も大きいです。
逆にクルマの運転なんか好きじゃないけど仕方なく仕事で移動している人も多く見受けられます。その場合、傍から見ても解るくらい凄いつまらなそうな顔をしています。
そういう人とは相いれないのは解っていますが、その上で「クルマの運転をしたいから、車に乗る」事がある人の割合が気になります。
別にどこか用事もない、行きたいところもないんだけど、クルマを動かすと楽しいから車に乗る、というある意味でいう移動手段としての車の意義を全否定する、そういう行動です。
まず、移動する手段だけど楽しい、というと歩くから始まり最高峰は戦闘機とか宇宙船だと思いますが、後者の方はほぼほぼ無理And人類の能力の極限状況に近く且つコストも膨大で楽しいかどうか判断しかねるものに思えます。ある種の快感はありそうですが。
その中でも乗馬のような、元々は移動手段だったけど今は完全に趣味、というものがあります。
もしかしたら、、、クルマも乗馬と同じ部類になったりするのかな、と思ったりします。
というもの、例えば戦闘機などと比較した場合・・・戦闘機はまず凄く高いし、そもそも普通に人は乗れないし、仮に所有出来たとしても操作は煩雑で且つ準備も大変、挙句得られる感覚は下手すると即座に失神するレベル。クルマとは大違いです。
その点乗馬との共通点は、乗っていて心地よい場合があり、操作も煩雑すぎない、準備にしても生き物である部分を抜けばそこまで大変ではないです。コストは高いですが、戦闘機ほどではない。
クルマも似ている部分があると思います。特にこの先新車として製造が不可能そうな分野の車種に関しては、例えば乗馬クラブ=サーキット及び私有路で乗る事しか出来ない、という感じに限られた場所で且つ相応のコストや新しい社会適合を迫られる可能性があります。
そうなってくると、移動手段として適合てきたクルマ以外のクルマを所有し乗る人って、ただ乗りたいから乗る、という現在でもどうやらマイノリティそうな人々でしか残らない分野な気もします。
ただ、乗馬と違い、馬がモビリティとして活躍していた頃と比べても車の普及率は非常に高いので、分母を考えるとそれなりの数は残る気もします。
結局のところ、クルマのある種の特殊性・・・ただ移動するだけの物体であれば求められない部分が求められているのは移動手段としての便利さと、楽しさの融合があってこそ実現できるものであって、今後公道を移動する事にイノベーションが起これば、まるで携帯や電子レンジと同列の考え方を以て作られる、普通の工業製品になる気もします。
果たしてその時、クルマを動かす事が楽しくて仕方ない人達はどれくらい残っていて、そしてその人達はどうするのか、メーカーはどうするのか、あっちのクルマとこっちのクルマに分離されるのか、どちらかが見事に消え去るのか、、、、
あと10年もすると見えてくるかもしれませんね。
Posted at 2022/07/02 23:04:42 | |
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