2022年07月24日
昔はそれこそテレビCMがちょこっと、基本的には新聞広告やパンフレットなどの紙での広告が主だったクルマの宣伝ですが、時代の変化で随分変わった気がします。
しかしまぁいつの時代もこういう粗悪品は混ざりますね。どっから金貰ってんだか、、、苦笑。露骨なチョウチンが行われ始めたのはバブル期前後から今に至るまで30年くらいの話でしょうか。
90年代から00年代に掛けては、ビデオなどが段々と活躍し、カタログの写真も段々CGが増えてきました。ネットの普及でホームページなどでの宣伝も一気に増えたのはこの頃です。
ただ、依然としてリアルな宣伝が多く、例えばモーターショーなどに行くと、半分回った頃にはプレスキットのあまりの重さに辟易したものです。紙ベースにDVDやCDRが付属されていたのはこの頃でしょうか。
急にプレスキットが軽くなったのは2010年代を過ぎてからで、そもそもモーターショーの意義や考え方もIT技術の進歩や価値観の変化で大きく変わりました。
一般的な顧客に対するアプローチもホームページの強化やYoutubeなどの利用が増え、テレビCMは相対的には減った気がします。車雑誌の減少なども顕著になるのはこの頃でしょうか。
この頃になるとチョウチンの仕方も変わり始め、露骨なものから解りずらいものへ変化をしました。いわゆるステレスマーケティング的な物でしょうか。
ここ最近目立つのは、一般雑誌やファッション誌、旧来でいうオシャレ系ポータルサイト、有名人のSNSアカウントで「こんな車買いましたー」みたいな奴です。特に目立つのは女性を使ったものです。
あれはとても安上がりで効果的な宣伝なので、現在とても重宝されています。いわゆるカージャーナリスト何て言われている連中の眉唾っぽさには車のファンは気が付き始めているし、そもそも車に興味がない人はカージャーナリストが大声て叫んでも届かない位置にいるので、費用対効果が無いとメーカーも気が付いているんでしょう。
気の利いた見た目の微妙に素人っぽいけどなんか通なコメントをしてくれる(もちろん台本はある)女性や、何かと炎上してくれる男性タレント・・・まぁ何でも良いんですが絶妙な素人加減を出してくれる人物で、且つその各々のキャラクターと上手く作用してくれそうな車種(敢えて似合わないようなものもあり得る)を当て込むとこれが実に良いらしいのです。
結局、正規のルートから流れてきた雰囲気のモノを信用しない人が増えたのでしょうか。第三者目線に見えやすいというか、、、、
しかしですよ、ふと思ったのは、今更宣伝って意味あるのかなぁという事です。
サブスクになろうがなんだろうが、ただ何となくクルマを買うって人が少なくなる今、自分自身が見て触らないと判断しなくなってる気がするんですよね。誰それが良いから、、、
あ、、、日本人はそういう傾向が強い気もするし、案外理に適ったものなのかもしれませんね。
定食、プリフィックス、セット・・・ご飯屋でお勧めばかり聞く・・・
そういう意味では日本人の今を映しこんでいる宣伝方法なのかもしれません。
Posted at 2022/07/25 00:01:45 | |
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