2022年10月17日
https://octane.jp/articles/detail/6559
プロサングエが出た時、ふと思い出したのは「フェラーリ・ピニン」のことでした。
コンセプトカーのピニンは、フェラーリがもしかしたらセダンを作るのか???と思わせた車で、内容は400i系をベースにして作られた4ドアカーでした。
スポーツカーメーカーに対して4シーターないし4ドアを作ってほしいという要望はとても多く、それを実現して販売した実例も多くありました。マセラティ・クアトロポルテやジャガー・XJなどが有名なところですが、それに踏み切ろうとして踏み切れなかったのはフェラーリやポルシェでした(ポルシェは928ベースのコンセプト4ドアを作っていたはず)。
綿密なリサーチをした結果として、作って採算性に合うのか、メーカーブランド力を棄損しないか、サルーンを作った場合に要求される信頼性や整備網は確保されているのか、そんなことを考えているうちに止めたのでしょう。
例外はブルネイの王様みたいに、ワンオフを何億円も積んで作らせる場合でしょうか。
時が変わって21世紀、ポルシェは初めての4ドアをSUVに託します。そして、その後パナメーラが出てきます。フェラーリは最初からSUVに託しました。アストンマーティンはラピードの後継を設けず、DBXにその役目を託しました。
今はメーカーが4ドア、という要目に対して回答する場合、SUVがほぼすべてになっている気がします。ランボルギーニなどは4シータークーペ自体がエスパーダなどを除いて今を持ってもなくて、ウルスがその回答になっています。
クラウンの変化もそうですが、時代のニーズがどこをとってもSUVになっているのは間違いない事のようです。
それにしても、フェラーリがSUVねぇ、、、なんだかんだ、違和感があるのは少数派なのでしょうか?
Posted at 2022/10/18 00:16:03 | |
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